テーマ : ウクライナ侵攻

首都キーウの空港再開に自信 ウクライナ、時期は不明

 【キーウ共同】ウクライナ大統領府は1日、イエルマーク長官が首都キーウ(キエフ)郊外のボリスピリ国際空港を近く再開することに自信を示したと発表した。再開時期は明らかにしなかった。ロシアの侵攻で、ウクライナでは民間機が離着陸できない状況が続いている。

ウクライナ・キーウ郊外にあるボリスピリ国際空港=2020年3月(ロイター=共同)
ウクライナ・キーウ郊外にあるボリスピリ国際空港=2020年3月(ロイター=共同)

 大統領府によると、ウクライナ政府は同空港でゼレンスキー大統領が提唱する和平案「平和の公式」を巡る会合を開き、三つの国際機関や83カ国の外交官らが参加した。イエルマーク氏は「われわれは(空港の)安全を確保できる」と述べ、早期再開に自信を示した。
 空港からはロシア侵攻直前の昨年2月24日午前3時、最後の民間機が離陸した。シビハ大統領府副長官はウクライナで最も早く再開されるのは同空港になるとの見通しを示した。
 平和の公式を巡っては、安全保障・外交担当の高官級会合が既に3回開かれた。イエルマーク氏は次回は来年初めに開かれるとの見通しを示した。ゼレンスキー氏は11月28日の共同通信などとの会見で、会合場所はスイスになると述べた。
 ウクライナは4回目の会合後、首脳級会合の開催を目指している。

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