テーマ : ウクライナ侵攻

「米国の支援が頼り」 ゼレンスキー氏 国防長官と会談 ウクライナ侵攻

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、首都キーウ(キエフ)でオースティン米国防長官と会談した。「米国の支持は極めて重要だ。われわれは米国を頼りにしている」として支援継続を求めた。米政府は同日、対戦車兵器や300万発以上の小火器用弾薬の供与を含む最大1億ドル(約150億円)の追加軍事支援を発表した。

20日、キーウでオースティン米国防長官(右)を歓迎するウクライナのゼレンスキー大統領(ウクライナ大統領府提供、ロイター=共同)
20日、キーウでオースティン米国防長官(右)を歓迎するウクライナのゼレンスキー大統領(ウクライナ大統領府提供、ロイター=共同)

 ゼレンスキー氏は「必要な兵器と弾薬が途切れずに供給されることが死活的に重要だ」と訴えた。オースティン氏は会談後、記者団に対し「戦場で成功を収めるため必要な物を得られるようにする」と述べた。
 米国では野党共和党を中心にウクライナ支援への否定的な意見が広がりつつあり、現在の水準の支援が続くかどうかは不透明。ブリンケン国務長官は声明で「議会がウクライナを支援するために行動することは、極めて重要だ」とした。
 オースティン氏は記者団に、ロシアに勝利するための「特効薬はない」とも述べ、航空戦力やミサイルなどを一体的に運用して効率よく戦う必要があると指摘。ウクライナ軍が冬季の戦闘への準備を進めているとして「ゼレンスキー氏とは、冬季も戦い続けることが正しいという考えで一致した」と述べた。

いい茶0

ウクライナ侵攻の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞