テーマ : ウクライナ侵攻

ウクライナ支援継続と伝達 米国防長官、大統領と会談

 【キーウ共同】米国のオースティン国防長官が20日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問した。ゼレンスキー大統領と会談し、X(旧ツイッター)に「米国の揺るぎない支援を確認するため会談した」と投稿した。ゼレンスキー氏に支援継続方針を伝達したとみられる。AP通信によると、オースティン氏のキーウ訪問は昨年4月以来、2回目。
 中東パレスチナ自治区ガザ情勢の影響で、ウクライナ侵攻への関心が低下し、各国で支援疲れが顕在化。米国でも支援継続を疑問視する声が広がりつつある。ゼレンスキー政権としては最大の後ろ盾である米国に兵器供与の拡大を働きかける考えとみられる。
 オースティン氏はポーランドから列車でキーウ入りした。X(旧ツイッター)への投稿で「重要なメッセージを届けるため、キーウにいる。ウクライナは自由のためにロシアの侵略と戦っており、米国はウクライナと共にあり続ける。現在も未来もだ」と述べた。
 APによると、米国は昨年2月に始まった侵攻以降、ウクライナへの軍事支援として442億ドル(約6兆5千億円)以上を拠出してきた。だが、議会では現在のレベルでの支援継続に否定的な意見が出ており、ウクライナへの兵器供与が滞る可能性が指摘されている。
 米国防総省によると、オースティン氏は今週、ウクライナの防衛支援を巡る17回目の関係国会合にオンラインで参加する。50カ国近くが出席し、今後の支援の在り方を協議する。

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