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⚽サッカーは障害の垣根なし J3沼津、子ども対象に大会 放課後デイサービス勤務の浜選手企画

 サッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津はこのほど、障害のある子どもたちを対象にしたサッカー大会を沼津市内で開いた。企画したのはトップチームで活躍するDF浜託巳選手(26)。障害児向けの放課後デイサービスでの勤務をきっかけに「子どもたちに体を動かす楽しさを知ってもらいたい」と、垣根なくサッカーを楽しめる環境づくりを思い描く。

参加した子どもたちとサッカーで交流する浜選手(中央)=沼津市内
参加した子どもたちとサッカーで交流する浜選手(中央)=沼津市内


 浜選手が富士市の放課後デイサービスで働き始めたのは2022年2月。週に2回ほど通う中で、子どもたちが外で遊ばず、ゲームをしたりユーチューブを見たりする姿を度々目にしたという。身体能力の維持だけでなく体を動かす楽しさを感じる機会を提供したいと考え、自閉症の子ども向けのサッカー教室「みんななかま」を開いていて指導スキルのあるクラブに相談した。
 4月下旬に開いた大会には、施設の子どもや「みんななかま」のメンバーら約30人が参加し、ボールを使ったトレーニングを経て試合を行った。浜選手も一緒に体操したり対戦メンバーに加わったりした。子どもたちは必死にボールを追いかけながらサッカーの楽しさを味わった。三島市立北小5年の溝口逞真君(10)は「ドリブルが楽しかった」と話した。
 浜選手は障害のある子どもについて「一つのことに没頭したり、初対面の子とも仲良くしやすかったりと、それぞれに能力を持っている」と語る。将来、放課後デイサービスや障害児に関する活動をしたいと考え、「(障害のある子どもも)普通にサッカーができる環境が当たり前になってほしい」と力を込める。

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