テーマ : シニア・介護・終活・相続

お年寄り 地域で見守り 西伊豆・大浜地区住民がチーム 認知症支援体制拡充へ

 西伊豆町仁科の高齢者サロン「大浜サロンまつぼっくり会」が、認知症のお年寄りの見守り体制拡充に取り組んでいる。認知症サポーターのステップアップ講座が1日、同町仁科の大浜公民館で開かれ、50~80代の同会会員ら約10人が「チームオレンジ」を結成して地域ぐるみで見守り支援を進めることを確認した。

認知症の支援に必要な事項を確認する住民ら=西伊豆町仁科
認知症の支援に必要な事項を確認する住民ら=西伊豆町仁科


 認知症サポーターの普及に努める町キャラバン・メイト連絡会が主催した。参加者はグループに分かれ、認知症の人のニーズや問題解消方法を考えた。「地域で開催するラジオ体操への参加を呼びかける」「住民同士で認知症の人や疑いのある人の情報を共有する」などの意見が出た。
 同町は高齢化率が52・6%(4月時点)と県内最高で、高齢者支援の担い手不足が起こっている。地域包括支援センターにしいずの保健師・大野綾子さん(52)は「地域全体で認知症への理解を深めることが大事。予防に大切な社会参画を促す活動の後押しをしていきたい」と話した。
 チームオレンジは、地域で連携して認知症の人やその家族を支援する取り組み。同センターは大浜地区を皮切りに、町内でチームオレンジの活動推進を支援する方針。
 (松崎支局・太田達也)

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