テーマ : シニア・介護・終活・相続

台風15号被災者をおもてなし 日帰りサロンで「旅行気分」 静岡・清水区

 昨年9月の台風15号で被災し、今も以前の生活を取り戻せていない人たちを対象に、静岡市地域支え合いセンターは30日、同市清水区のはーとぴあ清水で「日帰りサロン」を初めて実施した。60代以上の10人がお昼をまたいで日帰り旅行気分を味わった。

歌謡ショーを楽しむ昨年9月の台風15号の被災者ら=静岡市清水区のはーとぴあ清水
歌謡ショーを楽しむ昨年9月の台風15号の被災者ら=静岡市清水区のはーとぴあ清水

 巴川の氾濫により大規模な浸水被害が発生した同区では、今も自宅に戻れず公営住宅に居住していたり、自宅のリフォームが完了していなかったりする人たちがいる。サロンでは健康体操や歌謡ショーを楽しんだほか、ボランティア団体「おやじサロンぎゃるそん」による中華丼の手料理を味わった。午後、入浴した後は広い和室でくつろいだ。
 台風15号の被災を受けて今年1月に市から市社会福祉協議会が運営委託を受けた同センターでは、被災者の自宅を訪問したり、支援情報を提供したりしている。ぎゃるそん会長の成毛直紀さん(78)は「被災者と同時にボランティアに関わった人たちも激励したいと思った」などと話した。

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