テーマ : シニア・介護・終活・相続

高齢者支援アプリ三ケ日版が完成 福祉施設やバス停など検索 静大

 静岡大情報学部杉山岳弘研究室の学生がこのほど、浜松市北区の地域包括支援センター細江などと協働し、同区三ケ日地区の福祉施設やバス停などの資源情報を閲覧できるウェブアプリを完成させた。引佐、細江、三ケ日の3地区の情報をまとめた冊子も同時制作。高齢者の生活をサポートする家族やケアマネジャーの介護活動を支援する。

地域包括支援センター細江と協力して制作したアプリや冊子を紹介する静岡大の学生=浜松市北区細江町
地域包括支援センター細江と協力して制作したアプリや冊子を紹介する静岡大の学生=浜松市北区細江町


 取り組みは「細江プロジェクト」と題して2020年度に始まり、これまでに引佐地区版、細江地区版のアプリを開発した。従来は大きな地図を同センターに掲示していたが、携帯できないために有効活用されない課題があったという。
 三ケ日地区版では、商店や医療機関、サロンなど8項目263件を紹介し、地図検索やカテゴリー別の一覧表示を可能にした。プロジェクトの集大成として3地区をまとめたA4判の冊子は9千部用意し、地域の高齢者サロンや同区内の公共施設で配布するという。
 本年度にリーダーを務めた同学部3年の大野葵さん(21)は「学生の知識や技術で、奥浜名湖地域の高齢者やケアマネジャーが暮らしやすくなればうれしい」と話した。

 

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