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「証人尋問求めず」 弁護側が書面提出 元天竜市長再審請求

 旧天竜林高(浜松市天竜区)で起きた調査書改ざん・贈収賄事件で、贈賄罪で罰金70万円の略式命令を受けた元天竜市長(90)の再審請求について、弁護側が17日、元天竜市長の証人尋問を請求しない旨の書面を浜松簡裁に提出した。弁護側はこれまで、捜査員の厳しい取り調べで「虚偽の自白に追い込まれた」という元天竜市長の主張を立証するため、証人尋問の実施を裁判所に求める方針を示していた。
 代理人の杉尾健太郎弁護士が明らかにした。杉尾弁護士によると、認知症の進行など元天竜市長の体調面を考慮し、尋問に耐えられないと判断したという。杉尾弁護士は「虚偽の自白をしたというこれまでの主張の信用性に影響するものではない」と述べた。
 同簡裁に提出した書面では、現金の授受があったとされる日の元天竜市長の行動履歴を裏付ける証拠の開示も改めて求めた。

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