テーマ : シニア・介護・終活・相続

独居高齢者の災害対策考える 浜松・天竜でセミナー

 浜松市天竜区佐久間町の医療関係者や地元住民らでつくる「佐久間ネットワークあんじゃないネ」はこのほど、介護支援セミナー「ほっと安心 さくまde介護」を同町の佐久間協働センターで開いた。参加者は、家族と離れて過ごす独居の高齢者ができる災害対策について考えた。

マイ・タイムラインを作成し、意見交換する参加者=浜松市天竜区佐久間町
マイ・タイムラインを作成し、意見交換する参加者=浜松市天竜区佐久間町

 川が街中を通り、山に囲まれた佐久間地区は、洪水や土砂崩れのリスクが高い。家族と離れて地元に住む高齢者は、家族の連絡先の確認や食料の調達など避難計画を事前に決める必要がある。参加者は、避難の準備を時系列で整理する「マイ・タイムライン」の作成に取り組み、台風が来る3日前の想定で考えた。
 マイ・タイムラインの作成後、参加者に災害発生時のイメージを描いてもらうため、自治医科大に通う本県出身の学生が寸劇を披露。独居の高齢者が災害に巻き込まれ、避難で苦労する状況を実演した。
 国民健康保険佐久間病院の三枝智宏院長は「災害時に連絡が取れなくなったり、道路が寸断されて移動ができなくなったりするかもしれない。災害に備えた計画を立てておくことは大事」と話した。

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