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介護保険料算定 市民147人分誤り 掛川市

 掛川市は2日、2023年度の介護保険料と介護保険負担割合の算定で、市民147人分に誤りがあったと発表した。1月2日以降に転入した市民らが対象。算定に必要な所得情報について、前年度のデータを使っていたことが要因としている。
 市長寿推進課によると、算定を誤った147人のうち11人が増額になり、12人が減額になる。残りは合計所得金額と年金収入額が変更になり、納付額には影響しない。市民からの所得金額に関する問い合わせで発覚した。
 市は今後、対象者に対する経緯説明や誤送付文書の回収などに着手する。9月以降の徴収で金額を修正して調整する方針。減額対象者のうち、年金天引きで過払いになっている1人には差額を還付する。
 久保田崇市長は「公務への信頼を損なうばかりでなく、大きな不信の念を与える結果になり、心からおわび申し上げる」とのコメントを出した。同市では5月、生活保護費の過大支給と支給漏れの事務処理ミス計62件が判明している。

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