テーマ : シニア・介護・終活・相続

医療介護の製品企画検討 現場の声共有し議論 袋井で産学官金

 袋井市の産学官金連携組織ふくろい産業イノベーションセンターが主催する「医療介護現場アイデア実現ものづくりプロジェクト」が9日、同市で始まった。市内の製造業や医療福祉施設、金融機関などから25人が参加し、医療、介護の現場が求める製品の企画検討に取り組んでいる。

製品の開発に向けてアイデアを出し合う参加者=袋井市総合健康センター
製品の開発に向けてアイデアを出し合う参加者=袋井市総合健康センター


 初回は市総合健康センターでワークショップを行い、医療、介護の従事者が抱える困り事などを共有。課題解決に向けた製品開発の話し合いでは、参加者から高さ調整が可能な移動式食卓用カート、設置が簡単なスロープなどの提案があった。
 新たなビジネス機会の創出を目的に始まった試み。今後はアイデアを基にプロジェクトチームを立ち上げ、2023年度中に試作品の製造、実証まで行うという。ふくろい産業イノベーションセンターの小笠原敦センター長は「高齢化社会の中で医療・介護はますます重要になっていく。課題を解決することはもちろん、ビジネス化できる企画を期待している」と話した。
 

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