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【はりきり人生】マンドリンサークル主宰 野沢講一さん(浜松市天竜区) 理想の演奏の形を追求

 浜松市天竜区を拠点とするマンドリン奏者のサークル「ビバ・マンドリーノ天竜」を主宰する。20年以上活動する中で本格的なアンサンブル編成を組むようになり、「理想とする演奏の形に近づいている」と手応えを語る。73歳。

マンドリンの楽譜を眺める野沢講一さん。地域の活動にも参加する=浜松市天竜区
マンドリンの楽譜を眺める野沢講一さん。地域の活動にも参加する=浜松市天竜区

 大学進学後、マンドリンのサークル活動に熱中し、1970年の大阪万博で演奏する機会に恵まれた。卒業後は県西部の中学校で国語教諭を務め、30代だった二俣中(現在の清竜中)時代にはマンドリン部顧問を担当。指導に励み全国大会出場に導いた。
 サークルでは歌謡曲を含めた幅広い楽曲を奏で、各地の同窓会や企業のOB会で出演を頼まれることもある。「哀愁を帯びた独特の響きや、ハーモニーが評価されている」と感じる。天竜文化協会の会長など多様な地域活動も担う。「人との交流が活力になる。教員退職後も教えてもらうこと、学ぶことはたくさんある」と話す。
 (天竜支局・平野慧)

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