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静岡人インタビュー「この人」 高校生有志団体「US(アス)」の代表 川畠慎之介さん(静岡市駿河区)

 静岡県内の地元企業や団体がSDGsにちなんだ活動を発表する静岡SDGs万博を企画し、25日に静岡市葵区の中心部で開く。同じ高校の生徒6人と開催準備を進めている。若者の事業を支援する「若者チャレンジファンド」の選考会で、高校生の団体として初めて採択された。駿河総合高3年。18歳。

川畠慎之介さん
川畠慎之介さん

 -団体の具体的な活動は。
 「ワークショップとして廃棄野菜を使ったスタンプでのエコバッグ作りを親子向けに展開するなどSDGsがテーマの活動を続けている。認知症カフェを開催したり、2022年の台風15号では発生数日後に地元企業に協力を得て支援物資をスーパーで配布したりもしてきた」
 -大事にしていることは。
 「『とにかく動いてみよう』という思い。高校生の自分たちが動くことで多くの人を巻き込み、地域活性化につなげたい。団体名は『私たちが暮らしやすい明日を地球規模で考える』とのスローガンから、『私たち』『明日』『地球』の三つの“アス”をかけ合わせた。SDGsは間口が広いので興味関心のあることから取り組んでほしい」
 -ファンドの審査の感触は。
 「イベントの目的を再確認できた。厳しい意見もあったが、今までの活動を通じて自分たちが積み重ねてきた思いを変えずに、高校生としてイベントを成功させることが一番の目的。SDGsを学びながら楽しめる企画をつくりたい」
 -万博で伝えたい思いは。
 「高校生でもこういう大きなイベントを企画できるということをいろんな人たちに知ってもらいたい。未来を支える子どもたちに地球規模の課題解決に向け一歩行動に移すきっかけを届け、SDGsが誰にでもできる目標だと伝えていきたい」
 (社会部・吉田史弥)

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