テーマ : シニア・介護・終活・相続

認知症について学びたい 各地で講座開催、啓発イベント【高齢者の相談室】

  学校で認知症サポーター養成講座を受けたと小学生の娘から聞きました。私自身は認知症についての理解が浅く、両親も高齢になり、とても人ごととは思えません。認知症への理解を深めたいので良い機会があれば教えてください。
 (40代、女性)

  団塊の世代が75歳を迎える2025年には、高齢者の5人に1人が認知症になると推計され、誰もが認知症になったり、介護者になったりする可能性があります。しかし、認知症になっても、周囲の理解と心遣いがあればご本人もそのご家族も、穏やかに暮らしていくことができます。
 認知症への理解を深めるための機会としては、市町を中心に「認知症サポーター養成講座」や「企業向け認知症サポーター養成講座」が開催されており、県内では23年3月末までに約40万人のサポーターが養成されています。講座では認知症の症状や認知症の方への接し方などを学ぶことができ、寸劇を交えた子ども向けの講座も開催されています。興味がありましたら、お住まいの市町の高齢者福祉担当課へお問い合わせください。
 また、毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。80以上の国や地域で認知症の方や家族を支援する活動が行われ、県内でも認知症の啓発イベントが各地で開かれます。今年も全国の施設を認知症支援のイメージカラーであるオレンジでライトアップする様子が動画投稿サイトのユーチューブでライブ配信されます。県内の施設も参加予定ですので、ぜひご覧ください。認知症について理解を深める良い機会ですので、ご家族と一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
 (県福祉長寿政策課)

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