テーマ : シニア・介護・終活・相続

保険会社の介護保険 給付要件や内容を確認【ライフセミナー】

 保険会社が多様な商品を販売する民間介護保険。ファイナンシャルプランナーでオフィス・カノン代表の馬養[まがい]雅子さんに概要や注意点を聞いた。

イラスト やすだゆみ
イラスト やすだゆみ


 Q 保険会社の介護保険はどのようなものですか。
 A 公的介護保険とは別に、保険会社が介護保険商品を販売しています。医療保険などに特約として介護の保障をつけられるケースもあります。
 保険会社と契約して保険料を支払うと、所定の要介護状態になったときに給付金が受け取れます。給付金の受け取り方法には、一時金、年金、一時金と年金の3パターンがあります。
 給付が受けられる要件は、「要介護3以上」など公的介護保険に連動した商品が多くなっていますが、日常生活に介護が必要な状態が3カ月以上続いた場合、あるいは認知症と診断された場合に給付が受け取れるものや、軽度認知障害(MCI)で一時金が受け取れるものもあります。
 年金の受け取りは10回までと決まっていたり、受取期間を5年・10年・終身から選べたりします。商品によっては、所定の要介護状態になると、それ以降の保険料の払い込みが免除されます。
 保険会社の介護保険・介護特約は商品ごとに給付の要件や保障の内容が異なるので、加入する際には保障内容をよく確認することが大切です。
 介護が気になり始める50代以降に契約すると、保険料が高くなります。終身払いの場合、年金生活に入ってからも保険料を払い続けられるかどうかを十分に検討しましょう。

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