テーマ : シニア・介護・終活・相続

子ども食堂に最大5万円 静岡県、物価高騰受け支援金給付

 物価高騰が静岡県内の子ども食堂の運営に影響しているとして、県は5万円を上限に食材費などを補助するための支援金を給付する。2023年度一般会計6月補正予算案に関連事業費として350万円を計上した。
 子ども食堂は子どもたちに無償や低額で食事を提供したり、孤立解消に向けた居場所づくりに取り組んだりしている。食料品の値上がりに伴い、食材の調達コストが上昇していることなどを踏まえ、活動実績に応じて負担軽減を図る。支援金の給付は昨年度に続き2回目。
 2カ月に1回以上の活動実績がある施設が対象。月4回以上活動する団体に5万円、月2~3回の団体には3万円、月2回未満の団体には1万5千円をそれぞれ支給する。
 子ども食堂は全国的に増加傾向にある。県こども家庭課によると、県内でも昨年9月1日時点で147カ所が確認された。
 県が昨年度に実施した実態調査では、3割の施設が「物価高騰の影響がある」と回答し、食材変更などメニューの見直しを余儀なくされたケースもあった。運営面の課題では「活動に必要な資金の確保」を挙げる施設が最も多かった。

いい茶0

シニア・介護・終活・相続の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞