テーマ : シニア・介護・終活・相続

焼津の農園 「農福連携」作業ねぎらい 施設利用者招きイチゴ狩り

 焼津市飯淵のイチゴ農場シックスベリーファーマーズ松田農園が7日、今シーズンにイチゴ出荷箱の組み立て作業をした障害者就労支援施設「焼津の空と大地と」(同市高新田)の利用者をイチゴ狩りに招待した。

イチゴ刈りを楽しむ利用者=焼津市飯淵のシックスベリーファーマーズ松田農園
イチゴ刈りを楽しむ利用者=焼津市飯淵のシックスベリーファーマーズ松田農園

 同農園では障害者の社会参画と農業の働き手確保を進める「農福連携」の一環で、1月から5月まで同施設から受け入れた。2021年から始まり、今年で3年目の取り組み。延べ10人の利用者が主に出荷箱の組み立て作業を担った。
 この日は作業に携わった利用者がビニールハウスで赤く育った「桃薫」と呼ばれる品種の実を丁寧に摘み取ったり、その場で味わったりしてイチゴ狩りを楽しんだ。
 同支援施設の杉山浩子施設長は「利用者が作業を通じて、社会に関わることができる喜びを感じている」と利用者の変化を感じ取る。同農園の松田義人さんは「責任感を持って、作業に取り組んでいる。作業のスピードも最初に比べて格段に向上している」と話す。同農園は受け入れを続ける予定で、箱の組み立てとは違う新たな作業も検討している。

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