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浜松市社協と静岡大情報学部 地域共生へ連携協定 ICT助言、人材育成も

 浜松市社会福祉協議会と静岡大情報学部(同市中区)は27日、地域の社会福祉推進と人材育成のための包括的連携協定を締結した。地域共生社会実現を目指し、互いの人材や知識、情報を有効活用し、教育や研究、社会貢献活動で連携を強化する。

包括的連携協定を結んだ浜松市社会福祉協議会の寺田会長(右)と静岡大情報学部の笹原学部長=浜松市中区
包括的連携協定を結んだ浜松市社会福祉協議会の寺田会長(右)と静岡大情報学部の笹原学部長=浜松市中区

 情報通信技術(ICT)の導入や活用が遅れる福祉分野への専門的な助言を同学部の教授や学生が担い、高齢者に対する情報発信や災害ボランティア本部の機能向上を図る。市社協は学生らに対し、研究のためのフィールドワークやインターンシップなどの学びの場を提供し、人材育成に協力する。生活に役立つ情報をまとめた高齢者向けアプリの共同開発も検討する。
 同大浜松キャンパス(同市中区)で開かれた締結式では、寺田賢次会長と笹原恵学部長が協定書を取り交わした。寺田会長は「ICT分野に専門的な知識を持つ情報学部の協力は心強い。情報弱者とされるお年寄りへの支援など地域課題解決に向けて長期的に連携したい」と期待した。笹原学部長は「地域課題や福祉分野への関心が高い学生は多い。地域の世代間交流促進の面でも貢献したい」と意気込みを語った。
 協定は1年ごとに自動更新される予定。

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