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行政はカードの暗証番号聞きません! 劇で特殊詐欺「ご用心」 浜松の介護施設

 高齢者の特殊詐欺被害を防ごうと遠州鉄道(浜松市中区)はこのほど、特殊詐欺の手口を再現した演劇を同社の介護施設「ラクラス葵西デイサービス」=同区=で行った。同施設に通う70~80代の約40人が施設職員の演技から詐欺の恐ろしさを学んだ。

劇を行う介護施設の職員=浜松市中区
劇を行う介護施設の職員=浜松市中区
劇を行う介護施設の職員=浜松市中区
劇を行う介護施設の職員=浜松市中区
劇を行う介護施設の職員=浜松市中区
劇を行う介護施設の職員=浜松市中区

 劇は1人暮らしをする高齢女性宅に行政関係者を名乗る男らから還付金の返金を偽った電話があった設定。「必要書類に記入してほしい」「あと20分後に自宅に行く」などと指示があり、女性は自宅を訪れた男2人にキャッシュカードの暗証番号を教えてしまい、詐欺被害を受けた。司会役の職員は「行政が住所や暗証番号を確認することはない。聞かれたら怪しいと思って」などと解説を入れ、職員のユーモアあふれる迫真の演技には、利用者の笑いも起こった。
 同社介護事業部介護事業管理課の高田将克副課長は「利用者のみなさんは被害に遭わないよう留守番電話機能を活用するなど対策をとってほしい」と話した。
 浜松中央署生活安全課の署員も観劇し、詐欺の傾向やかかってきた電話番号を表示するナンバーディスプレー機能の説明を行った。

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