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有償の高齢者外出支援始める 藤枝・西益津の住民団体 無償から移行

 藤枝市西益津地区の住民ボランティア団体「西益津通院サポート隊」(梅原雅身代表)がこのほど、事業者でなくても住民の送迎を有料で担うことが可能な道路運送法の自家用有償旅客運送者に登録され、運行を開始した。地区内の移動困難な要支援者らを対象に、市内の病院や金融機関などに移送する。

北村市長(左)から自家用有償旅客運送登録証を受け取る梅原代表=藤枝市の西益津地区交流センター
北村市長(左)から自家用有償旅客運送登録証を受け取る梅原代表=藤枝市の西益津地区交流センター

 同団体はこれまで、無償で高齢者の外出を後押ししてきた。4月に国土交通省が自家用有償旅客運送の事務と権限を市に移譲したことで、今回の登録につながった。市によると、無償から有償運送に移行した住民団体は県内で初めてという。
 自宅から3・5キロ以内の銀行や郵便局、市役所などの施設までは片道300円、3・5キロ超の市立総合病院と藤枝平成記念病院、保健センターは片道500円で利用できる。一度に乗車可能な利用者は1人。
 このほど、同市の西益津地区交流センターで登録証交付式が行われた。北村正平市長から登録証を受け取った梅原代表は「より多くの外出に困っている方に利用していただき、喜んでもらえたらうれしい。安全運転と乗降時の安全にも目を配るような運行を心がける」と述べた。

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