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特殊詐欺被害防げ 実際の音声で学ぶ 静岡南署が防犯講話

 静岡南署と静岡南防犯協会はこのほど、特殊詐欺被害防止に向けた高齢者対象の防犯講話を静岡市駿河区の南八幡公民館で行った。特殊詐欺犯からかかってきた実際の電話音声を使い、サギ電話の手口を紹介した。

特殊詐欺被害防止に向け、被害の現状や対策を説明する静岡南署の杉山課長(左)=静岡市駿河区の南八幡公民館
特殊詐欺被害防止に向け、被害の現状や対策を説明する静岡南署の杉山課長(左)=静岡市駿河区の南八幡公民館

 同署生活安全課の杉山慎一課長が講師を務め、同所でS型デイサービスを利用する70~80代の約20人に被害の現状や被害者の特徴などを説明した。杉山課長は、今年6月に同区に住む80代女性の自宅にかかってきた実際のサギ電話の音声を流し、犯人の巧みな語り口や聞き慣れない難しい言葉によって被害者は冷静な判断ができなくなることを指摘。サギ電話は65歳以上の女性や独居家庭の固定電話にかかってくることが多いため、ナンバーディスプレー(電話番号表示)導入による迷惑電話防止や常時留守番電話に設定するなどの対策を勧めた。
 杉山課長は「とにかく犯人と会話を始めないことが大切。被害を人ごとではなく自分事と捉えて防犯対策を進めて」と呼びかけた。

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