テーマ : シニア・介護・終活・相続

「フレイル」予防へ講演 シニア世代100人参加 静岡市駿河区

 静岡市は1月31日、加齢に伴い心身機能が低下する「フレイル」の予防と健康長寿をテーマにした講演会を同市駿河区のグランシップで開いた。参加したシニア世代の約100人は、専門家の解説や早期発見のための簡易的な健康チェックを通して健康長寿に必要な行動を学んだ。

フレイル予防について講演する飯島機構長=静岡市駿河区のグランシップ
フレイル予防について講演する飯島機構長=静岡市駿河区のグランシップ
「指輪っかテスト」の実演=静岡市駿河区のグランシップ
「指輪っかテスト」の実演=静岡市駿河区のグランシップ
フレイル予防について講演する飯島機構長=静岡市駿河区のグランシップ
「指輪っかテスト」の実演=静岡市駿河区のグランシップ

 フレイル研究の第一人者の飯島勝矢東京大高齢社会総合研究機構長が講師を務めた。フレイルは体力や気力が低下して要介護状態になる危険が高い状態とし、「適切な対策によって回復も可能」と強調。「変化のサインに自ら気付き、食生活や運動習慣の改善など根拠に基づいたフレイル予防を継続することが重要」と呼びかけた。
 参加者は両手の人さし指と親指でふくらはぎを囲んだときの隙間によって体の筋肉量を簡易的に測定する「指輪っかテスト」や、11項目の心身健康チェックリストを行った。
 市は2017年度から、市民の健康意識を高めるためフレイル予防に取り組み、測定器具を使って健康度をチェックするイベントを葵、駿河、清水区の計3会場で年2回開催している。

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