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「認知症ケアにプラモ講座」 静岡市長 関係者と可能性探る

 静岡市の田辺信宏市長が地域住民や市民団体と意見交換する「市長ミーティング室」が13日、市役所静岡庁舎で開かれた。市の重点施策である「認知症ケア」と「プラモデルを生かしたまちづくり」の一体的な推進に向けて、関係者が連携の可能性を探った。

認知症ケアとプラモデルをテーマに意見交換する参加者=静岡市役所静岡庁舎
認知症ケアとプラモデルをテーマに意見交換する参加者=静岡市役所静岡庁舎

 担当部局の職員のほか、市認知症ケア推進センター「かけこまち七間町」(葵区)の相談員高橋和江さんと青島文化教材社(同区)の青嶋大輔社長が参加した。連携できそうな取り組みとして、かけこまちでのプラモデルを使った体験講座や、プラモデルの外枠「ランナー」の廃材を使った施設の看板づくりなどのアイデアが出た。
 高橋さんは「子どもの知育に効果的なことは高齢者の脳の活性化にも役立つ」として、子ども向け玩具だったプラモデル製作が高齢者の認知症予防につながることに期待した。かけこまちの利用者の多くが女性だと説明を受けた青嶋社長は「プラモデル好きは男性が多い。魅力を伝え合えれば」と話した。
 田辺市長は「良い化学反応が起きそう。連携して具体的な形にしてほしい」と述べた。

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