西伊豆町の記事一覧
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忘年会シーズン 食中毒 ご注意 衛生意識に緩み?/ノロウイルス感染多発の時期 「冬場もリスク」 県警戒
忘年会シーズンを迎え、静岡県が食中毒の発生に警戒を強めている。新型コロナウイルス禍で患者数は抑えられていたが、今冬は宴会や外食の機会が増えるとみられ、衛生意識の緩みも懸念されるためだ。ノロウイルスによる食中毒が多発する時期にも重なり、県は「冬場もリスクは高い」として手洗いなどの対策を呼びかける。 県のまとめでは、2023年に県内で発生した食中毒はこれまでに6件、患者は113人に上る。21年(6件111人)や22年(8件167人)とほぼ同水準で推移する一方、コロナ感染拡大前の19年(14件785人)を大幅に下回る。コロナ禍で手洗いやアルコール消毒など衛生意識が高まり、飲食店の利用が控えられた
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認定こども園建設 「可能な限り早く」 西伊豆町長答弁
西伊豆町の星野浄晋町長は5日開会した町議会12月定例会の一般質問で、再編議論が続く認定こども園の建設について「可能な限り早く進める。(開設は)建設地が決定してから早くても2年かかると思っている」との認識を示した。浅賀元希氏への答弁。 同町では認定こども園と小中一貫校の建設計画が1月に白紙化し、町教委主催の住民ワークショップで検討を進めている。防災上の懸念があるこども園2園の統合案について、10月に建設候補地を6カ所に絞った。今後、教育関係者や住民らでつくる文教施設等整備委員会で候補地を審議し、町に答申する。 出産祝い金の拡充について、星野町長は前向きに検討し、子育て支援を進める考えを示した。
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西伊豆舞台 映画「お屋敷の神様」PR 俳優三戸なつめさんら
西伊豆町が舞台の短編映画「お屋敷の神様」(仮題)に出演する俳優の三戸なつめさんやお笑い芸人の石井ブレンドさん、間寛平さんが4日、同町を訪れ、作品をPRした。3、4の両日に町内で行われたロケの様子を振り返り、同町での思い出を語った。 映画は、学校教師と付喪神(つくもがみ)の不思議で心温まるファンタジー。ロケは賀茂小や大田子海岸など約10カ所で行われ、地元の小学生らもエキストラで出演する。星野浄晋町長は「映画を通じて西伊豆の景色を知ってもらい、地元に愛着を持ってほしい」とあいさつした。 三戸さんは大田子海岸の夕焼けのシーンについて「まるで神様がいるのではないかと思うほど素晴らしい景色だった」
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西伊豆町 星野町長が急きょ出場 完走に安堵【市町対抗駅伝】
西伊豆町は40歳以上の6区に星野浄晋町長(45)が登場した。自治体の首長としては「異例」の出走で、懸命にたすきをつないだ。 けがの影響で出られなくなった選手に代わり、当日の朝、急きょ出場が決まった。たすきを受けた7位から三つ順位を落としたが、「子どもたちの“貯金”のおかげでたすきをつなげた。選手の顔が思い浮かんで完走できた」と安堵(あんど)した。 人口の少ない同町は選手層の薄さが課題。「次はぜひ、われこそはという町民に出てほしい」と呼びかけた。
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西伊豆町 町初の区間賞、宇都宮心選手(田子小6年) 練習の成果結実【市町対抗駅伝】
西伊豆町は、3区の宇都宮心愛選手(12)=田子小6年=が念願の区間賞に輝いた。同町選手の受賞は初めて。 前回も3区を走り、区間3位。区間賞にあと一歩届かなかった。ラストスパートに磨きをかけるなど、自主練習の成果が結実。宇都宮選手は「うれしい。応援してくれた家族や地域の人に感謝したい」と喜んだ。 7区を走った兄の陸斗選手(14)=西伊豆中2年=が「すごい、よく頑張った。負けず嫌いの性格が結果につながったと思う」とたたえると、心愛選手はうれしそうな笑顔を見せた。
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西伊豆町、星野町長がエントリー「チーム盛り上げる」 公務の合間に練習する姿も【市町対抗駅伝】
第24回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する西伊豆町チームの選手に、星野浄晋町長(45)が初エントリーした。補欠の見通しだが、自治体の首長としては異例の選出となる。高齢化率52・6%(4月時点)で少子高齢化が進む同町では、10年以上慢性的な選手不足に陥っており「出場するのがやっとの状態」(町教委担当者)。星野町長は「選手の一人として関わることで、チームを少しでも勢いづけたい」と思いを語る。 星野町長は初当選した2017年から練習の見学に訪れるようになり、「見ているだけでなく、どうせなら走ろう」と次第にメニューをこなすようになった。チームスタッフ
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「成果発揮する」 西伊豆町壮行会【市町対抗駅伝】
西伊豆町チームの壮行会が1日、町役場前で行われた。町職員や保護者、地元の仁科認定こども園の園児が集まり、選手たちの活躍を願って送り出した。 自身もチームに参加する星野浄晋町長は渥美貴弘監督に団旗を手渡し、「選手は半年間自分を高めて努力してきた。一丸となって応援してほしい」と集まった町民らに呼びかけた。選手は「たすきを1秒でも早くつなぐ」「練習の成果を発揮する」と意気込んだ。
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静岡人インタビュー「この人」 空き店舗を活用して住民の交流拠点づくりを進める 藤井天汰郎さん(西伊豆町)
松崎町の空き店舗を活用し、地域の住民が集まる交流拠点づくりを行っている。取り組みを進める松崎高の生徒と静岡大の学生のまとめ役を務め、住民主体で運営できる仕組みの整備を目指している。松崎高3年。西伊豆町出身。18歳。 -活動のきっかけは。 「松崎町の住民や静大生がまちづくりに取り組む『2030松崎プロジェクト』への参加がきっかけで、自ら活動して地域の役に立ちたいと思うようになった。地域にはさまざまな課題がある。解決するには意見を述べるだけでなく、行動に移し、実現する力が必要だと感じた」 -取り組みについて。 「人口減少で増えている空き家を資源ととらえ、地域の活性化につなげる狙いがある。
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西伊豆・宇久須 夕日、夜空 幻想的な光景【キャンプ場だより】
伊豆半島の西海岸にあり、全長約500メートルの砂浜「クリスタルビーチ」が目の前に広がっています。夏場の海水浴シーズンが終わると、砂浜での釣りやカヤックフィッシングとキャンプの両方を目的に訪れる人も多くいます。キャンプ場内では、釣ったばかりの魚を使ってキャンプ飯を楽しむ様子も見られます。 テント泊用のキャンプサイトは11月末までの営業になりますが、駐車場内の区画にキャンピングカーなどを止めて車中泊ができる「RVパーク」は通年で営業します。クリスタルビーチは「夕陽[ゆうひ]のまち西伊豆町」の代表的な夕日スポット。美しさは一年中変わりません。海岸の潮の香りを感じながら、日が沈んだ直後の幻想的な景
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記者コラム「清流」 カツオの価値 再認識
自分たちが過ごす町には名物名産がある。食べ物、風景、伝統技能…。ただ日常的に接しているといつしか当たり前になってしまう。その価値が判然としなくなり、いつしか発信することを忘れてしまう。「宝の持ち腐れ」になることを防ぐには、名物名産を客観視する機会を設けることだと思う。 焼津で全国カツオまつりサミットが開かれた。初日の講演では、鹿児島県、宮崎県、宮城県、西伊豆町といった全国のカツオどころが現状への危機感を訴えた。少子高齢化に伴う担い手不足、魚食離れによる需要減。直面する課題の打開に向けて、どこの町もカツオの価値を見直し、外へ発信する取り組みをしていた。他県の事例を知る機会は貴重
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12月5日から定例会 西伊豆町議会
西伊豆町議会は27日、議会運営委員会を開き、12月定例会の会期を決めた。決定した主な日程と事項は次の通り。 会期 5~7日◇一般質問 5、6日 7人◇当局提出議案 一般会計補正予算案など13件
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空き家の再利用 町長に提案 西伊豆で「子ども議会」
西伊豆町教育委員会はこのほど、児童が町議会を疑似体験する「町子ども議会」を町役場議場で開いた。町内3小学校の5、6年生7人が“町議”となって、議会の進行役を担ったり、星野浄晋町長に町政に関する質問をしたりした。 空き家の再利用や子どもたちの遊び場などをテーマに、提案や要望を行った。仁科小6年の堤建さん(11)は地域通貨「サンセットコイン」について、「別の自治体でも使えるようにしてほしい」と提案。星野町長はサンセットコインの特徴を紹介し、町内でのみ使える利点を説いた。 子どもたちに町政に興味を持ってもらおうと昨年始めた企画で、今回で2回目の開催。
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支援者に「感謝の走り」 西伊豆チーム出場選手発表【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に行われる第24回静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、西伊豆町チームは22日、出場選手の発表を同町の賀茂小で行った。 渥美貴弘監督(賀茂小教諭)が一人ずつ出場する選手の名前を読み上げ、実行委員長の星野浄晋町長がユニホームを手渡した。 松崎高3年の鈴木勝さん(18)は「将来目指している鍼灸(しんきゅう)師になろうと思ったのは、市町対抗駅伝に参加したのがきっかけ。サポートしてくれた人たちに感謝の走りを見せたい」と抱負を語った。 星野町長は「チームが年々強くなっているのを感じる。チーム記録の更新を期待している。本番までにけがをしないよう気
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営業禁止命令を解除 西伊豆の特養 集団食中毒
西伊豆町の特別養護老人ホーム「ヒューマンヴィラ伊豆」で利用者2人が死亡した集団食中毒で、静岡県賀茂保健所は22日までに、給食サービスを提供している日本ゼネラルフード(名古屋市)に対し、同施設における営業禁止命令を解除したと明らかにした。同日の県賀茂地域局の定例会見で説明した。23日の朝食から提供を再開する。 保健所によると、3日の昼食で提供された給食が原因とみられる。献立は、炊き込みご飯やサバの竜田揚げ、そばサラダなど。日本ゼネラルフードが保健所に対して「生野菜の消毒を徹底する」などの再発防止策を示し、衛生管理体制が改善されたと判断した。 保健所は食中毒と断定した15日から、営業禁止を命
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農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
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冬を告げる「潮かつお」ずらり 西伊豆で生産最盛期
西伊豆町田子地区の伝統保存食「潮かつお」の生産が最盛期を迎えている。1882(明治15)年創業の老舗「カネサ鰹節商店」では20日、塩漬けにしたカツオを軒下の竹ざおにつるす作業が行われた。カツオが連なって干される様子が、冬の訪れを告げる風物詩となっている。 昔ながらの製法を続ける同店では、カツオをおよそ10日間塩漬けし、伊豆西海岸の強い西風にさらして2~3週間乾燥させる。 かつては全国で生産されていたが、現在は同地区の3軒が製造するのみとなった。「正月魚(しょうがつよ)」とも呼ばれる新年の縁起物で、乾燥させてからわらで飾り付け、豊漁や豊作を願って玄関や神棚につるした後に味わう。 同店は1
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少量でも発症O157に注意を 西伊豆・特養食中毒2人死亡 一般家庭もリスク
西伊豆町の特別養護老人ホーム「ヒューマンヴィラ伊豆」で利用者2人が死亡した集団食中毒は、患者33人のうち10人の便から腸管出血性大腸菌O157が検出された。O157は十分に加熱されていない肉類だけでなく、生野菜や果物などが原因で感染する事例があり、県内では過去に露店の冷やしキュウリで集団食中毒が発生した。一般家庭でも感染のリスクがあり、抵抗力が弱い乳幼児や高齢者は特に注意が必要だ。 O157は感染すると数日間の潜伏期間を経て、激しい腹痛を伴う下痢や血便を引き起こす。極めて少ない量でも発症するのが特徴で、合併症を併発すると重症化し、死亡する場合もある。 ヒューマンヴィラ伊豆では、死亡した2
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33人集団食中毒、2人死亡 西伊豆町の特養老人ホーム O157検出
静岡県は15日、西伊豆町の特別養護老人ホーム「ヒューマンヴィラ伊豆」で調理した給食を食べた利用者と職員計33人が腹痛や下痢、血便などの症状を訴え、うち利用者2人が死亡したと発表した。死者を含む患者10人の便から腸管出血性大腸菌O157が検出され、県は食中毒と断定した。県内でO157感染者の死亡が確認されたのは初めて。 死亡したのはいずれも西伊豆町の女性(76)と男性(81)。このほか45~103歳の利用者27人と施設職員4人が症状を訴えた。8人が入院中。賀茂保健所は15日、給食を提供した日本ゼネラルフード(名古屋市)に対し、同施設の調理部門の営業禁止を命じた。 感染経路は不明だが、県は3
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33人食中毒、2人死亡 西伊豆町の福祉施設 患者からO157検出
静岡県は15日、西伊豆町の社会福祉施設で給食を食べた入所者と職員の計33人が腹痛や下痢などの症状を訴え、うち2人が死亡したと発表した。患者らの便からは腸管出血性大腸菌O157が検出され、県は食中毒と断定した。 県によると、3日に昼食として出された炊き込みご飯やサバの竜田揚げなどの給食が原因とみられる。6日以降、症状が出ていることが判明した。
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船員法違反で罰金20万円命令 下田簡裁、豊幸漁業に
下田簡裁は10日までに、船員法違反の罪で下田区検が略式起訴した西伊豆町の豊幸漁業と役員の男性に、それぞれ罰金20万円の略式命令を出した。罰金は同日までに納付された。略式命令は10月23日付。 区検によると、2020年10月に船員が3日以上休業したにもかかわらず内容や原因を所轄する地方運輸局長に報告せず、21年にはこの船員への給料支払いにおいて給料から計35万円の前借り金全額を相殺。さらに同年、就業規則での報酬の変更を国土交通大臣に届けなかったとされる。
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静岡人インタビュー「この人」 獣害対策や耕作放棄地解消に取り組む 内田秀明さん(西伊豆町)
西伊豆町宇久須地区の住民ボランティア団体「宇久須美農里(みのり)プロジェクト」の代表を務める。過疎地の農村部で獣害対策や耕作放棄地の解消を目指し、2019年に設立。堤防の草刈りや耕作放棄地を活用して花畑を整備し、景観保全や地域の人が過ごしやすい環境づくりを行う。元教員。67歳。 -活動の狙いは。 「県が進める『ふじのくに美農里プロジェクト』の一環で、農村環境の保全を行う。活動は主に堤防のり面の整備と耕作放棄地を活用した花畑づくり、水路や農道の清掃。昔は地域の人が共同で手入れをしていたが、高齢化や人口減少でやぶが増え、イノシシなどが畑を荒らしてしまうようになった。これらを何とかしようと活動
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静岡・フェルケール博物館で「キャンドルナイト」 12月2日開催 ワークショップも
静岡市清水区のフェルケール博物館は12月2日午後5~9時、特別企画「キャンドルナイト」を同博物館で行う。西伊豆町在住のガラス作家のキャンドルホルダーで博物館の庭を彩る。当日午後2時からはジェルキャンドルを作るワークショップも開催する。見学料(入館料)は大人400円、高校生300円。問い合わせは同博物館<電054(352)8060>へ。
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レトロな宿泊施設誕生 西伊豆、17日オープン 役目を終えたバス/築73年木造案内所
東海自動車(伊東市)は17日から、24年間運行してきた中型バスと築73年の木造の案内所を一体にした宿泊施設の営業を西伊豆町宇久須で始める。本来の役目を終えたバスと案内所をレトロな雰囲気が漂う施設に刷新し、伊豆半島西海岸への誘客につなげる拠点としての定着を目指す。 施設名は「バスと過ごす(ステイ)」にちなみ「ばすてい」とした。木造平屋建て、延べ床面積約70平方メートル。2022年3月に閉業した「宇久須案内所」と、23年4月に引退したバスを活用し、かつて使われていた路線状況表やベンチも設けた。バスは1980年代のデザインを復刻し、降車ボタンを押すと車内放送が流れる仕掛けも用意した。 同社によ
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生ごみ堆肥化へ実験 西伊豆町
西伊豆町が可燃ごみの減量や再資源化を目指し、生ごみ堆肥化の実証実験に取り組んでいる。海に面する同町で多く発生する魚のアラなどの生ごみを草木と混ぜ合わせ、微生物の力で分解する仕組みを活用する。2024年1月までに完成予定の堆肥について、2月に成分調査を行った上で事業化を検討する。 実験は、同町宇久須の山林に設置した小屋で9月に開始した。町内の飲食店やスーパーから回収した魚のアラや野菜くずなどの生ごみと、町内で発生した草木や倒木のチップを混ぜ合わせる。町職員らが週2回ほど、発酵に必要な水分を足して生ごみや草木をかき混ぜる作業を行っている。 同町と協定を結ぶフィッシャーマン・ジャパン(宮城県)と生
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障害者就労支援 11月8日から相談会 賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は8日から、障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。参加無料。 毎月の恒例行事で、就労相談とともに障害者手帳の取得や医療費助成などの相談も受け付けている。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 8日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽16日午後1時半~ 南伊豆町役場▽21日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
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全国のカツオ逸品 集合 焼津で「魚フェス」 わら焼きのたたき人気
焼津市は5日、漁業や水産文化を発信する「魚(とと)フェス」を焼津漁港新港地区で開いた。全国カツオまつりサミット(同実行委主催)に合わせた行事で、マグロ丼やかつお節、なまり節といった地元水産加工品販売やカツオ一本釣りの模擬体験などを通じて、「さかなのまち」の魅力を発信した。 会場内には、焼津市内の水産加工会社がブースを設け、マグロやカツオ、サバ、シラスといった焼津ならではの加工品を販売した。なかでも焼津市と高知県中土佐町それぞれの製法によるわら焼きのカツオたたきが振る舞われたコーナーには、長蛇の列ができた。商品提供ブースの近くでは、わら焼きの実演が行われ、来場者はその様子を写真に収めていた
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詐欺被害未然防止 銀行、行員に感謝状 下田署
下田署はこのほど、特殊詐欺被害の防止に貢献したとして、静岡中央銀行松崎支店(松崎町松崎)と、行員の入江宝美さん(54)=西伊豆町田子=に署長感謝状を贈った。同署の田中俊行生活安全課長が藤井幸子支店長(49)と入江さんに感謝状を手渡した。 入江さんは、9月14日に来店した70代の男性が投資目的で高額な振り込みをしようと申し出たことを不審に感じた。LINE(ライン)のやりとりを見せてもらい、100万円を個人名義の口座に送ろうとしているなどの点から詐欺を疑い、説得したという。 入江さんは「素直に説明に応じてくれて良かった。支店内での連携もうまくとれた」と振り返った。藤井支店長は「今後もこまめに来店
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カツオ消費拡大策 考える 焼津で全国サミット 関係者一堂に 講演やパネル討論
全国のカツオ産業関係者が一堂に会す「全国カツオまつりサミット」(同実行委主催)が4日、焼津市内で始まった。初日は市役所で焼津をはじめ各地のカツオ産業に携わる関係者らによる講演やパネル討論が行われ、カツオの魅力や消費拡大策について発信した。5日まで。 水産加工「山福水産」(同市)の見崎真代表、焼津鰹節水産加工業協同組合の大石智之組合長は焼津とカツオ産業の歴史について紹介。ともに、鉄道の発展や動力船の導入、加工業者の技術革新といった明治時代の出来事を中心に、地元水産業の歴史について解説した。 宮城県気仙沼市や鹿児島県枕崎市、宮崎県日南市、西伊豆町、焼津市でカツオ産業を営む関係者が登壇し、それぞれ
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休止前 最後の人形三番叟 西伊豆 牛越神社 迫力の舞に観客拍手
西伊豆町宇久須の牛越神社で3日、「人形三番叟(さんばそう)」が行われた。秋祭りで披露される伝統芸能だが、地域の少子高齢化などを理由に今回で休止する。地元住民が長年にわたり継承してきた1時間以上ある舞の一部を披露した。 同神社の人形三番叟は諸説あるが、最も古い記録で江戸時代中期に奉納されたと伝わる。全長約1メートルの人形「三番」「翁(おきな)」「千歳(せんざい)」をそれぞれ3人一組で、笛や鼓などのゆっくりとしたリズムに合わせて操る。 この日は境内で、3体の人形が本堂から出てきて戻るまでの場面を上演した。人形を操る人も同じように動き、繊細ながら迫力のある舞に集まった住民からは大きな拍手が送ら
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躍動の人形三番叟、観客魅了 西伊豆で五穀豊穣願い祭事
西伊豆、松崎両町の各地で2日、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈願する秋祭りが始まった。三番叟(さんばそう)や獅子舞など地区ごとに特色ある祭事が行われ、熱気に包まれる。3日まで。 西伊豆町中の海名野神明神社では、県指定無形民俗文化財の人形三番叟が4年ぶりに奉納された。地元の住民が太鼓や笛の音に合わせて、人形を巧みに操った。躍動感のある舞に、集まった観客から大きな拍手が送られた。三番叟が数多く伝わる伊豆半島でも人形三番叟は少なく、1人遣いとしては海名野神明神社が唯一。全国的にも類例がほとんどないという。 松崎町では、獅子舞や三番叟が行われた。3日には、太鼓台たたき合いが予定されている。
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五穀豊穣願い各地で祭事 鮮やか衣装で練り歩き 西伊豆・田子で稚児行列
西伊豆町田子の伊豆海認定こども園の園児らが2日、七五三にちなんだ同地区の伝統行事「稚児行列」を行い、五穀豊穣(ほうじょう)などを願った。 女児は冠、男児は烏帽子(えぼし)をかぶり、鮮やかな稚児衣装を身にまとった。同町や松崎町の5歳児11人が保護者と手をつなぎ、1列になって地区内を練り歩いた。地域住民は、沿道から手を振って子どもたちを見守った。
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狩猟解禁日に合わせ 賀茂地域でパトロール クマへの注意喚起も
静岡県内で1日、イノシシとニホンジカのわな猟と銃猟が解禁され、賀茂地域6市町で一斉パトロールが行われた。下田署や県、各市町の職員らが狩猟における違反行為の確認や誤射などによる事故防止を呼びかけたほか、県内で目撃が相次いでいるクマへの注意を促すチラシも配布した。 松崎町では県、町、地元猟友会の4人が車で山地付近を巡回した。狩猟の許可証の携帯や銃の正しい使い方を確認し、「撃つ先に人がいないかの確認を最優先に」などとを呼びかけた。適切なわなのサイズや設置場所も説明した。 賀茂地域では今年10月に河津町の山中でクマが捕獲され、西伊豆町の山林で目撃された。県は「パトロールはわなや銃の適正利用の確認
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地域おこし協力隊に飯野さん 西伊豆町が委嘱 「水産業や農業の魅力発信」
西伊豆町は1日、都市地域から移住して過疎地の活性化に取り組む地域おこし協力隊に、飯野友美瑛さん(24)=茨城県阿見町出身=を委嘱した。同町の産地直売所「はんばた市場」で業務を行い、水産業や農業の振興に努める。 任期は2026年10月31日までの3年間。飯野さんは塾講師をする傍ら旅行で西伊豆町を訪れる中で、海や山などの自然や町民の人柄に引かれたという。任命式が町役場で行われ、星野浄晋町長が飯野さんに委嘱状を手渡した。飯野さんは「西伊豆の資源や産業を生かしてまちの魅力を発信したい」と意気込んだ。 今回の委嘱で、同町で活動する地域おこし協力隊は11人となった。
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日展彫刻部門 2度目の特選 松崎の高橋さん
松崎町の彫刻家高橋忠さん(81)の作品「彩雲」が第10回日本美術展覧会(日展)の彫刻部門で2020年以来2度目となる特選に輝いた。3~26日に東京都の国立新美術館で展示される。 受賞作は、子どもの頃に浜辺で見た夕日を思い浮かべて制作した高さ約2メートルの裸婦像。繊維強化プラスチック(FRP)製で、両腕を頭上に挙げるポーズを取り、美しい景色に感動する様子を表した。 高橋さんは中学時代から彫刻の制作を始め、松崎高では「清水次郎長像」などの代表作がある西伊豆町の彫刻家、故堤達男氏から学んだ。卒業後も創作活動を続け、日展で何度も入選している。 「2度目の受賞はとても名誉なこと。やってきたかいがあった
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こども園候補地6カ所を選出 西伊豆町の住民
西伊豆町の認定こども園と小中学校の在り方を考えるワークショップ(町教委主催)の5回目が28日、同町安良里の中央公民館で開かれた。参加する保護者や住民は6月から毎月、防災上の懸念がある認定こども園の候補地を先行して検討してきた。今回は参加者がこれまでに提案した10カ所を6カ所に絞った。 中田避難地付近(安良里)、田子小(田子)、洋ランセンター跡地(堂ケ島)、らん里駐車場跡地(同)、西伊豆中跡地(仁科)、先川地区(同)が選出された。現在ある2園を1園に統合して園舎を1カ所に新設する案で、田子小については2024年度から賀茂小に統合されるため、校舎を改修して活用する案と同校付近に園舎を新設する案が
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住みます芸人・さこリッチさん 脳トレ指導、対話のこつ伝授 西伊豆
西伊豆町社会福祉協議会は、同町安良里の中央公民館で福祉文化講演会を開いた。レクリエーション介護士の資格を持つ吉本興業の静岡県住みます芸人・さこリッチさんが講師を務め、町民約100人が脳トレの方法やコミュニケーションのこつを学んだ。 さこリッチさんは、リズムに合わせて行う手遊びやレクリエーションを教える際の笑顔の重要性を紹介した。「自身が楽しんでいることを伝えるのが大事。自分が思っている以上に口角を上げる意識をしている」と説明した。 町社会福祉大会も行われ、長年にわたって地域福祉の推進に貢献した保護司や社協役員、ボランティア9人を表彰した。
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補正予算案を可決 西伊豆町議会
西伊豆町議会は26日、臨時会を開き、300万円を追加する2023年度一般会計補正予算案1議案を原案通り可決した。 補正予算は、24年度の田子小と賀茂小の統合に伴い、賀茂小に設置する遊具の工事費などを盛り込んだ。また、両校の統合に伴い同年度から運行するスクールバス業務委託料の債務負担行為も盛った。 このほか、同町を含む4市町による広域ごみ処理事業からの脱退と、ごみ減量・資源化事業推進を求める請願は不採択とした。
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西伊豆発信の短編映画制作 エキストラ募集
西伊豆町や町観光協会などでつくる「ロケさぽ西伊豆」は24日、吉本興業(東京都)と共同で、地域の魅力を発信する短編映画「お屋敷の神様」(仮題)の制作に乗り出した。町民のエキストラを募り、町内でロケを行う。2024年4月に沖縄県で開かれる沖縄国際映画祭で上映される。 主演は俳優の三戸なつめさんとお笑い芸人の石井ブレンドさんで、学校教師と付喪神(つくもがみ)の共同生活を描く。町内の小中学生らから意見を募り、脚本やロケ地に反映する。同町での完成披露会も予定する。現在、クラウドファンディングサイト「ファニークラウドファンディング」で制作資金を募っている。12月17日まで。
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生活影響の調査書案にミス 南伊豆地域ごみ処理計画 住民に再縦覧へ
下田と南伊豆、松崎、西伊豆の4市町で組織する南伊豆地域清掃施設組合は25日、整備を計画する広域ごみ処理施設について市民町民向けに縦覧を実施した生活環境影響の調査書案に複数の誤りがあったと明らかにした。縦覧期間は既に終了しているため、再度縦覧を実施する見込みという。 組合によると、調査書案では1日に各市町からごみを収集してくる廃棄物運搬車両の平均台数を225台としていたが、正しくは270台だった。粗大ごみの破砕機の稼働時間帯は「夜間も稼働」としていたが、日中の稼働が正しかった。車両台数の誤りは、ある自治体が組合への報告段階で誤った。この自治体から間違いの報告を受けて調査書案を再確認した結果、
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静岡県内の隠れた魅力紹介 フリーアナ小沼さん、静岡で講演
静岡県防水工事業協会はこのほど、フリーアナウンサーの小沼みのりさん=静岡市清水区出身=を講師に招き、県民が知らない静岡の魅力や歴史をテーマにした講演会を同市葵区で開催した。 県内の全市町、約5千以上の場所や人を取材してきたという小沼さん。取材の中で知った東伊豆町の温泉や富士市の公園の特色を、参加した防水工事業に関わる県内企業などの社員約50人に伝えた。 県内の市町名などの由来や、西伊豆町の「潮カツオ」や浜松市を中心とした遠州地方の「おひらぱん」などあまり知られていないという県内の食文化も紹介。小沼さんは「県内には隠れた素晴らしいスポットがたくさんある。魅力や自慢を県民みんなが胸を張って言
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船員法違反の罪 西伊豆の豊幸漁業を略式起訴 下田区検
下田区検は16日、漁船内での食事で発症した疾病による船員の休業を報告しなかったなどとして船員法違反の罪で西伊豆町の豊幸漁業と役員の男性(73)を下田簡裁に略式起訴した。2020年10月に船員が3日以上休業したにもかかわらず内容や原因を所轄する地方運輸局長に報告しなかったほか、21年にはこの船員への給料支払いにおいて給料から計35万円の前借り金全額を相殺。同年には就業規則での報酬の変更を国土交通大臣に届けなかったとされる。
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津波等避難施設 工事の安全祈願 西伊豆・仁科の浜地区
西伊豆町が同町仁科の浜地区に建設する津波等避難施設の工事安全祈願祭がこのほど、同地区で行われた。施設には、津波や風水害時に活用する避難スペースに日常使いできる会議室の機能を持たせる。町や建設関係者約20人が出席し、工事の無事を祈った。 場所は町役場近くの消防署跡地。町によると、施設本体は鉄筋コンクリート造りで、階段部分は鉄骨造り。延べ床面積約370平方メートル。高さ約11メートルの避難スペースと約14メートルの屋上に計454人収容できる。2024年10月までの完成を見込む。
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赤ちゃん、手形「ぺったん」 西伊豆、誕生記念品製作に
西伊豆町で2023年に生まれた新生児に贈るガラス製の記念品に付ける手形取りのイベント(町主催)が13日、町福祉センターで開かれた。母親と子供7組が参加し、初めての体験に戸惑うわが子をなだめながら手形を取った。 ガラス原料のケイ石の産地で、同町と合併した旧賀茂村時代から20年以上続いている恒例行事。親たちは町内のガラス工芸家の生島賢さん(53)と五木田淳子さん(53)から説明を受けた後、赤ちゃんたちを抱きかかえながら粘土や紙に手を押し付けて型を取った。 中には初めての感触に元気よく泣き声を上げたり、驚いたりする赤ちゃんもいて、足形で代用するケースもあった。長女(第2子)の糸ちゃんと参加した
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こども園候補地視察 再編計画白紙の西伊豆住民
西伊豆町教委は12日、町民を対象に、将来的な認定こども園の候補地の視察会を町内で開いた。同町では長年議論されてきた認定こども園と小中一貫校の教育施設再編計画が、一部住民の反対を受けて1月に白紙化。視察会は候補地の利点や欠点を明確にする狙いがある。 参加者10人が視察したのは、賀茂小・西伊豆中や田子小、町民運動場など。参加者は町教委の職員から町有地か否かである点や、海からの距離に関して説明を受けた。「広さより子供の命を第一に考えるべき」などの声が参加者から上がった。 現在の認定こども園は仁科、田子両地区にそれぞれ1園ずつある。町教委によると、10月中にも候補地を数カ所に絞り込む。朝倉通彰事務局
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ゴルフ大会の浄財 西伊豆町に寄付 実行委
西伊豆町ゴルフ大会実行委員会(高木和宏会長)はこのほど、伊豆市で開催したチャリティーゴルフ大会で募った4万1千円を町に寄付した。子どもたちのスポーツ振興に活用する。 高木会長(76)らが町役場を訪れ、星野浄晋町長に浄財を手渡した。1日に開いた大会の参加者82人から500円ずつ集めた。高木会長は「充実したスポーツ環境の整備に使ってほしい」と話した。
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西伊豆沖・ジギング 歓喜 本命ホウキハタ 初のサカタザメに驚き【魚影を追って】
9月中旬、西伊豆町安良里漁港で民宿と釣り船を営んでいる「ふじなみ丸」に乗船し、西伊豆沖でスーパーライトジギング(SLJ)。ホウキハタなど、さまざまな魚との出会いを満喫した。 筆者はこれまでに、ふじなみ丸で超大型のマダイやホウキハタ、記録級のシイラなどを釣り上げている。まさに、筆者を育ててくれた海、釣り船。山と海に囲まれた豊かな漁場が目の前に広がり、ゆったりとした時間が流れる安良里は筆者が大好きな場所だ。 そんなふじなみ丸で筆者が得意としているSLJに挑戦。タックルは専用のロッドに、PEの1号と1・5号を巻いた2つの中型スピニングリールを用意。リーダーにはフロロカーボン5号と6号を結んだ。
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伊豆産ワサビの葉、飼料に 「ダチョウ肉」定着へ 西伊豆の堀さん
西伊豆町で畜産や食肉加工業を営む堀浩一さん(43)が、環境に優しい畜産が可能とされるダチョウ肉を「わさびダチョウ」と名付け、ブランド化に取り組んでいる。飼料に必要な穀類の量が牛や豚と比較して少ないなどの特徴があるダチョウを、伊豆半島特産のワサビの葉を混ぜた飼料で飼育。自前の解体施設で処理した肉を料理人の経験を生かして飲食店で提供し、身近な食材としての定着を目指す。 静岡市清水区出身の堀さんは国内外のイタリアンやフレンチレストランなどでシェフを務めた後、自ら生産した食材のブランド確立を志し、2017年に地域おこし協力隊として西伊豆町で害獣駆除などを開始した。食卓にはまだ縁遠く、新たに参入し
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賀茂5町で障害者就労相談会 10月11日から
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は11日から、障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。毎月の恒例行事で参加無料。 就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談も受け付ける。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 11日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽17日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽19日午後1時半~ 南伊豆町役場
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漁具の海洋流出 調査 西伊豆町とWWF 生態系への影響確認
西伊豆町と世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、海洋に流出したロープや網などの漁具「ゴーストギア」の調査を同町安良里の近海で始めた。初回調査の報告会が4日町役場で行われ、海底ごみ16点を発見し、サンゴにロープが絡むなど生態系への影響が一部で見られたと明らかにした。 9月29日に約1時間、地元のダイバー2人が同町安良里沖の直線距離約160メートルの間を調査した。岩に挟まった状態のロープが多く見つかり、漁網もあった。ペットボトルなどの生活ごみはなかった。2024年1月までにこれらの引き上げを検討する。調査は計4回を予定し、残り3回は早ければ今年中に終える。 調査によってゴーストギアの実態把握や回
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水道料改定「妥当」 西伊豆町長に答申 町委員会
西伊豆町水道委員会(国本正徳委員長)は2日、6月に町から諮問された水道事業料金の改定について、妥当とする答申書を星野浄晋町長に提出した。基本料金の増額や使えば使うほど料金が高くなる逓増(ていぞう)方式を町内一律で採用すると記載した。 答申では1カ月の基本料金を1320円(330円増)、超過料金は1立方メートル当たり110円からとした。町によると、現在の基本料金は1カ月990円で、県内でも低水準という。いずれも税込み。料金は合併前の町村時代から改定されず、地区ごとに料金体系の区分や超過料金の算出法が統一されていない。 徴収料の減少や事業維持に関する費用の高騰を踏まえた。町は10月下旬に各地区で
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お年寄り 地域で見守り 西伊豆・大浜地区住民がチーム 認知症支援体制拡充へ
西伊豆町仁科の高齢者サロン「大浜サロンまつぼっくり会」が、認知症のお年寄りの見守り体制拡充に取り組んでいる。認知症サポーターのステップアップ講座が1日、同町仁科の大浜公民館で開かれ、50~80代の同会会員ら約10人が「チームオレンジ」を結成して地域ぐるみで見守り支援を進めることを確認した。 認知症サポーターの普及に努める町キャラバン・メイト連絡会が主催した。参加者はグループに分かれ、認知症の人のニーズや問題解消方法を考えた。「地域で開催するラジオ体操への参加を呼びかける」「住民同士で認知症の人や疑いのある人の情報を共有する」などの意見が出た。 同町は高齢化率が52・6%(4月時点)と県内最高
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「架線集材」で作業省力化 下田の企業 効率的な森林整備へ 西伊豆
西伊豆町に支店を置く「いなずさ林業」(下田市)が、同町宇久須の町有林で高性能林業機械を用いた皆伐に取り組んでいる。山中に張ったワイヤロープに、切り出した木材をつり下げて運ぶ「架線集材」で作業を省力化し、効率的な森林整備を目指す。10月までに搬出を終える見通し。 今年から架線集材を本格的に始め、同町から委託を受けて整備を実施する。作業員は2人一組で、一人がワイヤロープに丸太をつるし、もう一人が重機で搬出用に仕分ける。従来は木材を運び出すことが困難な急斜面でも搬出が可能になった。鈴木剛支店長代理は「人手がかからなくなり、効率化や安全性の確保につながっている」と話す。 同社によると、同町の森林面積
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「日本一」の夕日と花火 西伊豆の海岸彩る 10月2日まで
「夕陽日本一」を宣言した西伊豆町の夕景と花火を楽しむ行事「堂ケ島夕映えの花火」(町観光協会主催)が29日、仁科の堂ケ島公園で開かれた。ポップスなどの音楽と連動して色とりどりの花火約1800発が打ち上げられ、日没後の空を彩った。 夕日観賞の好シーズンに花火と一緒に楽しんでもらおうと、初めて企画した。太陽が沈んで辺りが薄暗くなり始めると、曲に合わせて次々と花火が打ち上げられ、海面や砂浜を明るく照らした。来場者は夕日を楽しんだ後、夜空に咲いた大輪と音楽の共演に魅了されていた。 花火は10月2日まで、午後6時から約10分間打ち上げられる。 (松崎支局・太田達也)
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西伊豆・大田子海岸 夕日観賞の好シーズン到来
西伊豆町の大田子海岸で、夕日が真西の方角に沈み、観賞の好シーズンを迎えている。辺り一面が赤く染まる美しい光景を撮影しようと、写真愛好家や観光客が訪れている。 日没が近づくと、「メガネッチョ」と呼ばれる奇岩や沖に浮かぶ「田子島」のシルエットが浮かび上がった。訪れた人たちは沈んでいく太陽をのんびり眺めたり、夢中でシャッターを切ったりしていた。スタンドアップパドルボード(SUP)を浮かべて沖から景色を楽しむ人もいた。 同海岸は2005年、同町が「夕陽日本一」を宣言した場所。
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“日本一”の夕日と味わって にぎわい創出へコーヒー店出店 西伊豆、新井さん夫婦
「夕陽日本一」を宣言した西伊豆町の大田子海岸で、地域おこし協力隊の新井雄貴さん(37)がコーヒースタンドを出店し、海岸周辺のにぎわい創出に取り組んでいる。人気の夕景スポットから見る美しい眺めに魅了された。「夕焼けを見ながら、ひきたてのコーヒーを味わえる憩いの場を目指したい」と語る。 新井さんは2022年に同町の豊かな自然に引かれ、妻の直子さん(34)と東京都から移住した。農業の振興に取り組む傍ら、2人で木製のリヤカーを使って「西伊豆コーヒースタンド」を開業。展望所の近くで夕日が楽しめる時間帯に営業する。 移住前、仕事の合間によく飲んでいたコーヒーの文化を地域に広めようと、友人から取り寄
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スポーツ産業振興へ 西伊豆町と東レアローズが協定
西伊豆町は26日、バレーボールVリーグの東レアローズ男子バレーボール部(三島市)とスポーツ産業の振興を目指すパートナーシップ協定を結んだ。締結式が町役場で行われ、星野浄晋町長と男子バレーボール部の脊戸輝部長が署名した協定書を交わした。 同町がプロスポーツチームと協定を結ぶのは4件目で、同チームの県内自治体との協定は5件目。スポーツを通じた観光や商業の振興のほか、子どもの健全育成などに取り組む。12月23、24の両日、三島市で行われる試合に町民を招待する計画もあるという。 星野町長は「子どもたちが選手と触れ合うことで、スポーツを身近に感じてもらいたい」と述べ、脊戸部長は「バレーボール教室や
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70~80代男性 料理に挑戦 西伊豆で教室 元ホテルシェフが指導
西伊豆町の女性有志でつくる「賀茂女(かもめ)会」(手塚みづほ会長)はこのほど、町内の男性が料理に挑戦する「男の料理教室」を同町宇久須の町社会福祉協議会で開いた。70~80代の男性8人が、「夏の疲れをとるスタミナ料理」をテーマに調理に臨んだ。 下田市や松崎町のホテルでシェフの経験がある朝倉穂積さん(79)=同町仁科=が講師を務め、食材の切り方やおいしく作るポイントを指導した。参加者はポークソテーやスープ、サラダなど4品目を完成させ、談笑しながら味わった。 高齢者世帯が増える中、男性が一人で料理できるようになってもらおうと開く恒例企画。手塚会長(75)は「毎回楽しみにしてくれている人も多い。料理
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「日本一」夕日と花火楽しんで 西伊豆 9月29日からイベント
西伊豆町観光協会は29日~10月2日、「夕陽日本一」を宣言した同町の夕日と花火を楽しむイベント「堂ケ島夕映えの花火」を同町仁科の堂ケ島公園で初開催する。音楽と連動して打ち上げられる花火約1800発が日没後の空を彩る。 打ち上げ開始時間は各日午後6時から約10分間。イベントでは4日間、毎日別の演出が楽しめる。ポップスやアニメソングなどの曲に合わせて花火が打ち上げられる。協会の担当者は「秋は夕日観賞のベストシーズンを迎える時期。名物企画として定着させたい」と話した。
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急激な少子化 統合議論長引く東伊豆 小中高の校舎一体化案浮上
急激な少子化の影響で小中学校の統合議論が長引く東伊豆町で、校舎を一体化させた上で小中学校と県立稲取高(同町)が連携して一貫性のある教育を目指す案が浮上している。運営主体が県と町で異なるものの、実現すれば独自の教育プログラム展開や校舎の更新費用削減につながる可能性がある。学識者も「過疎地のモデルケースになり得る」とみていて、町は今後県教委に対し実現を強く訴えかける方針。 町には稲取地区と熱川地区に小中1校ずつの計4校があり、もともと町は小中一貫校2校の整備を見込んだ。しかし、近年の出生数急減を受け、2022年末には第三者委が一貫校1校への4校統合案を町教委に答申し、再編計画は途上にある。町
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野音フェス 歌や踊り楽しむ 西伊豆 松崎高吹奏楽部も出演
音楽や飲食を楽しむ野音フェス「黄金崎プロピライト」が17日、西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで開かれた。県内外のアーティストら5組が出演し、ピアノやドラムなどの楽器演奏や歌とダンスのパフォーマンスで会場を盛り上げた。 住民や観光客約100人が、県内などで活動するガールズユニットによる歌と踊りや、地元の松崎高吹奏楽部の演奏を満喫した。キッチンカーなど5事業者の出店もあり、音楽を聴きながら飲食も楽しんだ。 音楽で地域のにぎわいを創出しようと、同町仁科の音楽喫茶「West(ウエスト)」と同パークが初企画した。来年以降も開催する予定という。
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災害時に物資輸送 フェリー活用訓練 清水―松崎間
静岡県、国土交通省清水港湾事務所、松崎町はこのほど、豪雨による土砂災害で西伊豆地域への陸路が寸断されたことを想定し、駿河湾フェリーを活用して清水港(静岡市清水区)-松崎港(松崎町)間で救援物資の輸送訓練を実施した。県や国の職員ら約100人が参加し、海路を使った支援策について確認した。 災害時における海上からの支援体制強化が狙い。清水港を出港したフェリーが松崎港に入港すると、救援物資を積んだトラックなど9台が次々と下船し、クレーンで毛布などの生活必需品を荷下ろしした。被災した住民を小型の旅客船で西伊豆町堂ケ島から松崎港まで移送する訓練も行った。 訓練は2021、22年にも開催予定だったが、
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「お達者度」自立健康生活期間、静岡県全体伸び 男性/菊川初のトップ 女性/御殿場6年連続
静岡県は15日までに、65歳から自立して健康に生活できる期間を示した2020年の「お達者度」をまとめた。男性は18・59年、女性は21・57年で、いずれも前年から延伸した。市町別にみると、男性は菊川市が19・45年で初めて1位になり、女性は御殿場市が22・57年で6年連続トップだった。 要介護度2未満の状態を「お達者」と定義し、人口や死亡数、介護認定状況のデータに基づいて県が毎年独自に算出している。県全体は前年に比べ男性が0・29年、女性が0・19年それぞれ伸び、いずれもデータの公表を始めた09年以降で最長となった。 2位以下は男性が裾野市、袋井市、湖西市、三島市の順。女性は湖西市、森町
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7議案を可決 認定 西伊豆町議会閉会
西伊豆町議会9月定例会は15日、同町の仁科浜地区への津波等避難施設建設工事の請負契約締結や22年度一般会計歳入歳出決算など7議案を原案通り可決、認定して閉会した。
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可燃ごみ減量へ 生ごみ処理器作ろう 西伊豆の女性有志が講習
西伊豆町の女性有志でつくる町女性の会はこのほど、可燃ごみの減量を目指し、生ごみ処理容器「ダンボールコンポスト」の製作講習会を同町仁科のJAふじ伊豆仁科支店前で開いた。同容器の普及に努めている県地域女性団体連絡協議会の種本鏡子副会長らを講師に招き、約40人が作り方や使用方法を学んだ。 同容器は好気性の微生物が生ごみを分解する仕組みを活用し、段ボール箱内で堆肥を作る。焼却するごみを減らし、二酸化炭素(CO2)排出量の削減ができる。参加者は段ボール箱にミズゴケが腐食した「ピートモス」と炭にしたもみ殻を入れるなどの製作過程を確認。同容器の材料は参加者に配布され、各家庭で作って生ごみ処理を行うという。
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西伊豆町 スポーツで地域振興 温泉活用 東海大と覚書
西伊豆町はこのほど、東海大体育学部(神奈川県平塚市)とスポーツによる地域振興に関する覚書を結んだ。伊豆地域の温泉を活用して健康増進や産業創出に取り組む県の事業「ICOI(いこい)プロジェクト」の一環で、温泉施設を使ってアスリートのリカバリー効果に関する共同研究などを行う。 覚書にはスポーツを通じた地域課題解決や人材育成も盛り込んだ。締結式が町役場で行われ、星野浄晋町長と内山秀一学部長が覚書を交わした。星野町長は「交流人口増加を目指し、温泉の可能性を探りたい」と述べ、内山学部長は「研究や合宿など学生たちの教育の場として活用させてもらいたい」と期待した。
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スマホ操作を気軽に相談 西伊豆で町民向け講座
西伊豆町は11日、デジタルデバイド(情報格差)の解消を目指し、初心者向けスマホ教室を同町仁科の町福祉センターで始めた。2024年2月8日まで、仁科、宇久須、田子、安良里の各地区で開催する。 初回はソフトウエア開発などを行う「コサウェル」(沼津市)の社員が講師を務め、集まった町民9人が指導を受けた。参加者は普段使っているスマホを持参し、電話のかけ方やインターネットの使い方など基本的な操作方法について理解を深めた。 町は昨年、65歳以上の町民向けにスマホ教室を開いた。今年は年齢を問わずに参加者を募り、デジタル活用の支援体制を拡充した。担当者は「近くに携帯ショップがなく、使い方を相談できる場が
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記者コラム「清流」 伊豆のセブ島
人生初の富士登山をした今夏、伊豆半島ジオパークの魅力も知りたくなり、2日間かけてドライブした。 沼津を出発後、西伊豆町の堂ケ島で遊覧船に乗り、南伊豆町のヒリゾ浜で海に潜る。石廊崎で断崖絶壁を見て伊豆市で温泉に入り、熱海市へ。約180キロの旅程を車で走らせ、海や山などさまざまな角度から地質の違いを観察すると、表情の多様さに驚かされる。 中でも、切り立った崖の下にあるため船でしかたどり着けないヒリゾ浜は、県内にいながら遠い南洋の島に来た感覚になる。「伊豆のセブ島」とも称されるそうだが、伊豆半島が日本で唯一のフィリピン海プレート上にあることとも無縁ではないのかもしれない。 富士山も伊豆半島も
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汚水処理普及84.9% 静岡県内22年度 全国平均下回る
静岡県がこのほど発表した2022年度末の県内の汚水処理状況によると、汚水処理施設の整備状況を示す「汚水処理人口普及率」は84・9%だった。21年度末から0・6ポイント上昇したが、全国平均の92・9%を下回った。全国順位は36位で変わらなかった。 内訳は下水道が65・5%、合併処理浄化槽18・3%、農業集落排水施設等0・8%、コミュニティー・プラント0・3%だった。 汚水処理人口普及率が最も高かったのは三島市で93・9%。2位以下は静岡市93・8%、磐田市92・3%、富士市91・7%、浜松市90・9%が続いた。伊豆地区は全体的に低い傾向にあり、東伊豆町32・5%、西伊豆町37・4%、河津町
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松崎・西伊豆の魅力知ろう 長泉児童ら マリンスポーツなど体験
長泉町教育委員会はこのほど、小中学生らを対象にした「松崎町・西伊豆町体験事業」を行った。32人が伊豆半島西海岸でマリンスポーツなどを楽しんだ。 2013年に災害時相互応援協定を結んだのを機に、各町の魅力を知るために毎年実施している。松崎町ではシーカヤックやシュノーケリング、西伊豆町ではガラス工芸を体験した。 参加者から「海で遊べてよかった」「また参加したい」との声が寄せられた。
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就労相談会9月13日から 賀茂障害者支援センター
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は13日から、障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。参加無料。 毎月開催していて就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談にも応じている。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 13日午前10時~ 西伊豆町役場保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽19日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽21日午後1時半~ 南伊豆町役場
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6議案、委員会付託 西伊豆町議会
西伊豆町議会9月定例会は7日、2022年度一般会計歳入歳出決算や同年度国民健康保険特別会計歳入歳出決算など6議案を委員会付託した。15日に採決する。
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西伊豆町の地域おこし 協力隊に梶原さん委嘱
西伊豆町はこのほど、都市地域から過疎地域に移住して地域活性化に取り組む町地域おこし協力隊に梶原一馬さん(28)=埼玉県川越市出身=を委嘱した。町社会福祉協議会で業務に当たり、地域のボランティア活動の推進などを行う。 任期は2026年8月31日までの3年間。都内で会社勤務をしていた梶原さんは、山や海など自然豊かな同町の魅力に引かれて移住を決めたという。任命式が町役場で行われ、星野浄晋町長が梶原さんに委嘱状を手渡した。 梶原さんは「町内では高齢化率が進んでいると聞いている。年配の方を含めて地域の人たちの手助けができるように励みたい」と抱負を語った。 今回の委嘱で、同町で活動している地域おこし協力
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松崎高の組合立化案 町長「選択肢の一つ」
松崎町の深沢準弥町長は6日開会した町議会9月定例会の一般質問で、8月に県教委の会合で西伊豆、松崎両町が示した県立松崎高を組合立高として両町で運営する案について「高校存続の選択肢の一つであり、ベストな選択肢であるとは考えていない」との認識を明らかにした。藤井昭一氏への答弁。 深沢町長は組合立高のメリットについて、独自で学校運営ができる点を挙げた一方、「運営に多額の費用がかかるなどデメリットがある」と説明した。 松崎高を組合立高とする案については、同会合で西伊豆町の星野浄晋町長が県教委に提案し、深沢町長も同提案について「視野に入れても良いのではないか」と述べていた。
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奨学金返還支援 西伊豆町が検討 若者の転入促進へ
西伊豆町の星野浄晋町長は6日に行われた町議会9月定例会の一般質問で、若者の転入促進に向け、町独自の奨学金返還支援制度の創設について検討する考えを明らかにした。仲田慶枝氏への答弁。 仲田氏からの「返還免除の条件をつけた奨学金制度を設けたらどうか」という提案に、星野町長は「前向きに検討したい。若者のUIJターンに有効になるのではないか」と述べた。 このほか、3億2千万円を追加する一般会計補正予算案やワーケーション施設設置条例案など4議案を原案通り可決した。 補正予算には、移住促進に向け起用する「地域プロジェクトマネージャー」1人の報酬費130万円や、同町宇久須の西伊豆中近くに設ける通学バスの待合
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西伊豆町、マイクロバス活用検討 放課後児童クラブ利用促進へ
西伊豆町の星野浄晋町長は5日開会した町議会9月定例会の一般質問で、同町仁科の仁科小で実施する放課後児童クラブについて、同町宇久須の賀茂小児童の利用を促すためにマイクロバスの活用を検討する考えを示した。高橋敬治氏への答弁。 町教委によると、放課後児童クラブは仁科小のみで実施。マイクロバスは、少子化に伴い同町田子の田子小が閉校して2024年度賀茂小に統合し、町内の小学校が2校となることを機に導入する。授業後、賀茂小から仁科小までバスで児童を送り、帰りは仁科小まで保護者が迎えに来る仕組みを想定する。 高橋氏の「統合後の賀茂小に放課後児童クラブは開設できないか」との提案に、星野町長は「支援員の確
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記者コラム「清流」 アプリで釣り場快適に
西伊豆町の田子漁港で今夏、スマホアプリを活用した釣り人の受け入れが始まった。釣り客と漁業者のトラブルなどを巡り、昨年から釣り禁止となっていた同港。誰もが快適に釣りを楽しめる場所を目指したい。 アプリで予約してキャッシュレス決済で料金を支払う仕組み。コロナ禍の釣り人気により、全国で釣り禁止となる漁港が相次いだ。問題解決の糸口にしようと官民連携で運用を開始。導入後約1カ月、釣果を交流サイト(SNS)に投稿する人も見られ、少しずつ浸透しているように思う。 以前、町内の漁港で釣りをしたら簡単にスズメダイなどが何匹もヒットして驚いた。豊かな自然が残る西伊豆町は首都圏から近く、釣りに訪れる人も多い。
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揺らめく明かり、幻想的 西伊豆「ビーチキャンドルナイト」
日没後の海岸をろうそくの明かりで彩る「西伊豆ビーチキャンドルナイト」が2日、西伊豆町仁科の乗浜海岸で開かれた。約4000本のろうそくが並べられ、揺らめく炎が周辺を幻想的な雰囲気に包んだ。 地域のにぎわい創出や住民同士の交流につなげようと、住民有志でつくる「西伊豆ふるさとおこし隊」(鈴木洋史隊長)が主催した。9回目となる恒例企画で、4年ぶりの開催。日が沈むと、ろうそくの明かりで海岸線が浮かび上がった。来場者は浜を散策したり、写真を撮ったりして楽しんだ。
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「防災の日」東部各地で訓練 手順確認 西伊豆 ヘリで物資輸送
西伊豆、松崎両町では、各地区の自主防災組織ごとに地域特性を考慮した訓練を実施した。西伊豆町の山間部に位置する大沢里地区では、地域住民らがヘリコプターを活用した救援物資の輸送訓練に取り組んだ。 同地区では土砂崩れなどにより孤立の可能性がある。ヘリのチャーターサービスを運営する「エアーエックス」(東京都)と共同でヘリからの荷降ろしを実施した。旧洋らんセンターから飛び立ったヘリは宮ケ原ヘリポートに着陸し、待機していた住民が段ボール箱を受け取った。
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西伊豆町議会9月定例会 9月5日から15日
西伊豆町議会は28日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を5~15日の11日間と決めた。本年度一般会計補正予算案など10議案を審議する。一般質問は5、6の両日に行い、計7氏が登壇する。
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夏の海満喫 西伊豆の児童らSUPに挑戦
西伊豆町田子の住民ボランティア団体「ちゃぶだいクラブ」(椿直光代表)はこのほど、スタンドアップパドルボード(SUP)の体験会を同地区の田子漁港で開いた。地元の小中学生7人が夏の海を満喫した。 同団体は子どもの居場所づくりに取り組む。西伊豆・田子カヤックセンター「シーファン」の協力で実現した。子どもたちはボードの上でバランスを取りながら海面を進み、青空や海などの景色を楽しんだ。
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処理水放出開始 静岡県内スーパー「買い控えに危機感」 漁業者「国の情報発信重要」
東京電力福島第1原発で始まった処理水の海洋放出を受け、静岡県内で鮮魚を扱う一部のスーパーで消費者の買い控えを懸念する声が上がった。漁業関係者は水産物に対する風評対策の徹底を国に求めた。 「国が『安全面に問題はない』と言っても、消費者が敬遠するのは目に見えている」。そう語るのは県中部のスーパー経営者。「自分たちのような小さな企業はリスクを取れない」とし、三陸ワカメなど東北産海産物の仕入れを当分停止する方針を決めた。 別のスーパー経営者は、年末商戦に向けた商談や販売計画への影響を危惧する。新型コロナウイルスの5類移行を受け、会食の需要が高まる年末年始は書き入れ時。食の安全や健康面に対する消費
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4市町に各100万円 西伊豆の堤さん寄付 サエツ冷機工業相談役
西伊豆町仁科のサエツ冷機工業相談役の堤栄助さん(77)が18日、河津、下田、西伊豆、松崎の4市町にそれぞれ100万円を贈った。堤さんの代理で西伊豆町役場を訪れた次男の健造代表取締役社長(48)や長女の千香代常務取締役(52)が、星野浄晋町長らに浄財を手渡した。 寄付金には堤さんの私財を充てた。長年仕事で関わり、恩義のある各市町に「地域活性化のために使ってほしい」という意向で寄付した。堤さんは体調の悪化を理由に2023年4月に同社の社長を退任。現在は自宅で療養を続けている。 贈呈式には岸重宏河津町長、深沢準弥松崎町長、松木正一郎下田市長も出席し、健造社長らに感謝の言葉を述べた。
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地元グルメ「海賊焼」振る舞う 西伊豆の住民有志 学生ライフセーバーに感謝
西伊豆町の住民有志が17日、町内の海水浴場で監視業務などに取り組むライフセーバーの学生21人に地元のご当地グルメ「海賊焼」を振る舞った。夏の間は同町に滞在し、活動に励む首都圏の学生たちに感謝を伝えようという恒例企画で、今回で13回目となった。 海賊焼はイカ墨を練り込んだ麺に町内産のイカなどを加えた海鮮塩焼きそば。地域の情報発信などに取り組む「24izu(西伊豆)広報室」の居山博人代表(51)と「クックランド堂ケ島製麺」の加賀延明工場長(55)がその場で調理し、出来たてを提供した。学生は地元の味に舌鼓を打ち、疲れを癒やした。 東京女子体育大3年の橋本結花さん(20)は「塩味が効いていておいしい
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海の船釣り 手ぶらでOK! 西伊豆・親子向け体験に同行【しずおかアウトドアファン】
釣り初心者にとっての憧れの一つが、遊漁船で沖に繰り出す船釣り。ただ、海上での釣りの様子を実際に見る機会が少なく、踏み切れない人もいるようだ。8月上旬、釣り具販売のイシグロ(浜松市中区)が「オーシャンプロジェクト」と題して実施している親子向け船釣りツアーの体験会に同行し、魅力を探った。 イサキやレンコダイに歓声 イサキ釣りに挑戦する鈴木優美さん(右)と杏奈さん 西伊豆町・安良里漁港 西伊豆町でのツアーに参加したのは、沼津市の鈴木優美さん(41)と杏奈さん(13)、木内郁奈子さん(43)と里茉さん(12)の親子2組。木内さん親子は船釣りは初めてという。午前6時過ぎに
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お盆の伊豆 観光業に打撃 2年連続台風襲来 「満室予定」が「3分の1」に
台風7号接近の影響で伊豆半島の宿泊やレジャーのキャンセルが相次ぎ、書き入れ時を迎えている観光業に打撃を与えている。「またか」「なぜ、この時期なのか」。昨年に続くお盆休みの台風襲来に、関係者は落胆を隠せない。 松崎町雲見の民宿「太郎」は14、15両日の宿泊客の受け入れを見合わせた。「帰れなくなっては困る。お客さんの安全を第一に考えた」と女将(おかみ)の鈴木とし子さん(62)。 昨年のお盆に伊豆半島を直撃した台風8号で浸水被害に遭った。当時の宿泊客が今年の再訪を予定していただけに「心配してくれた感謝を込めておもてなししたかった」と残念がった。 同町江奈の宿泊施設「伊豆まつざき荘」は13日
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学生のインターン 西伊豆町受け入れ
西伊豆町は18日まで、全国の学生らでつくるNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生のインターンシップを受け入れている。同法人との連携協定に基づく取り組みで、地方自治体職員の仕事に興味を持ってもらおうと実施している。 首都圏の男子学生3人が町職員の業務を体験する。9日は仁科小の放課後児童クラブで支援員の補助を行った。子どもから「彼女はいますか」「好きな食べ物は何ですか」などと質問を受けたり、トランプや将棋で遊んだりした。国士舘大2年の須藤陽太さん(20)は「行政職員の仕事に興味を持って参加した。インターンを通じ、地域の人との交流を深めたい」と意気込んだ。 同法人は、町内でボランテ
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介護施設BCP策定 相談会で理解深める 西伊豆
松崎町・西伊豆町広域社会福祉法人等連携ネットワークはこのほど、町内介護保険事業所の事業継続計画(BCP)策定に関する個別相談会を西伊豆町仁科の町保健センターで開いた。6事業者が、自然災害や感染症発生の際にサービス提供を続けるための方法について理解を深めた。 BCP策定は、国が2024年3月までに各事業者に義務付けている。策定支援や策定後の活用方法について考えてもらおうと開催した。相談会では、同ネットワークの防災アドバイザーの園崎秀治さん(52)が助言した。 園崎さんは「BCPの策定は、災害時などのリスクを洗い出す機会。支援を求められる体制の構築が重要になる」と話した。
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観光客に事故防止呼び掛け 西伊豆と松崎で啓発 下田署など
下田署などは10日、水難事故防止の啓発活動を西伊豆町宇久須のクリスタルビーチで行った。署員ら16人が啓発品のティッシュを配ったり、のぼり旗を掲げたりして注意を喚起した。 同署松崎分庁舎と町役場、下田消防本部西伊豆消防署、下田海上保安部が連携し、西伊豆町と松崎町の海水浴場など計14カ所で実施した。クリスタルビーチ付近では、海水浴やキャンプに訪れた観光客らに事故防止の徹底を呼びかけた。西伊豆町では8月2日、1人が死亡する水難事故が発生している。
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補正予算案を可決 西伊豆町議会
西伊豆町議会は9日、臨時会を開き、2億7千万円を減額する一般会計補正予算案1議案を原案通り可決した。同町の仁科浜地区津波等避難施設整備事業の工期が2023~24年度と決まったことに伴い、事業者への施工監理業務の委託料などが来年度予算に持ち越されるための減額措置。 町によると、津波や風水害時の避難、日常使いできる会議室の機能を併せ持つ避難施設を旧消防署跡地に建設する事業。高さ約11メートルの会議室部分と、約14メートルの屋上に計454人が避難できる。今年9月までに着工する見通し。
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練習用ボール100球 野球少年団に寄贈 松崎の土木会社
松崎町の佐藤土木(佐藤岩夫社長)がこのほど、練習用のボール100球を松崎野球スポーツ少年団に贈った。贈呈式が同町道部の町営総合グラウンドで行われ、佐藤社長が代表児童に品を手渡した。 少年団は同町や西伊豆町の子どもたちで構成し、同グラウンドを拠点に活動している。佐藤社長の息子が少年団のOBという縁で、寄贈した。
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障害者対象 就労相談会 賀茂地区、9日から
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は9日から、毎月恒例の障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。参加無料。 就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付けている。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 9日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽15日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽17日午後1時半~ 南伊豆町役場
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賀茂地区生徒 地域の魅力学ぶ
中学生が地域の文化について学び将来について考える「未来を切り拓(ひら)くDream(ドリーム)授業・賀茂版」(県教委など主催)がこのほど、下田市の県下田総合庁舎で開かれた。1市5町の生徒24人が、地域で活躍する住民や大学教授らの講義を受けたり、フィールドワークを行ったりした。 西伊豆町のかつお節の製造工場を見学した後、地域の魅力の発信方法について班に分かれて話し合い、意見を発表した。PR動画を制作して交流サイト(SNS)で広めたり、別地域の生徒とオンラインで交流したりするなどの意見があった。子どもたちは「故郷がなくならないよう魅力を紹介したい」「地域についてもっと知りたくなった」などとまと
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西伊豆の県道 ヒマワリ畑見頃
西伊豆町宇久須の県道410号沿いのヒマワリ畑が、見頃を迎えている。地元の住民有志が整備した畑に、高さ約1メートルのヒマワリの花が咲き誇り、景色を彩っている。1週間ほど見られるという。 静岡県が進める農村環境の保全活動「ふじのくに美農里(みのり)プロジェクト」の一環で、ボランティア団体「宇久須美農里プロジェクト」(内田秀明代表)が管理を行う。約1000平方メートルの耕作放棄地を整備し、6月上旬に種をまいた。晴れた日には通行人が立ち止まり、青空と鮮やかな黄色の花の共演を楽しんでいる。
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西伊豆のホテルで学生がインターン 接客や清掃体験
西伊豆町仁科のホテル「il azzurri(イル・アズーリ)」が27日まで、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生のインターンシップを受け入れている。計8人が順次参加し、接客や清掃などの業務に取り組む予定。 ともに立命館大1年の佐々木優花さん(18)と畑夏鈴さん(19)が客室の清掃に励んだ。社員の内藤有希さん(25)が「チェックインまでの短時間で掃除を終わらせる必要がある」と説明。ベッドのシーツ交換や浴槽掃除に励んだ。佐々木さんは「細かい部分まできれいにするのは大変。いろいろな経験を積みたい」と話した。 同ホテルは観光地の仕事を知ってもらおうと、2022年から学生の受け入
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連携型一貫教育 組合立高を提案 賀茂地域協議会 静岡の県立高再編巡り協議
静岡県教委は2日、県立高再編案を盛り込んだ第3次長期計画の再検討に向けて賀茂地区に設置した地域協議会の第4回会合を下田市の県下田総合庁舎で開いた。グランドデザイン(全体構想)策定の方向性を示し、各市町と意見交換した。 県教委は分校を含む1市5町の4校で複数校舎を活用し、1校として機能させる「サテライト制」の導入案を示している。全体構想案では、集団規模の確保や、学校間や地域、企業との連携体制構築、地域愛を育む教育の推進-などを掲げた。全体構想について、各自治体からさまざまな意見が出た。 西伊豆、松崎両町は、松崎高を両町で運営する組合立高とする可能性を探りたいと要望した。星野浄晋西伊豆町長は
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西伊豆の魅力を満喫 町内巡るツアー開始 鰹節店訪問⇔ワサビ収穫
西伊豆町の地域活性化に取り組む企業「西伊豆プロジェクト」(矢岸洋二社長)はこのほど、移住促進や関係人口増加に向け、町内を巡るツアー「オープンタウン」を本格開始した。初回は「最幸(さいこう)の西伊豆TKGツアー」と題し、町外の10人が町の産業や生活について学んだ。 同町田子のカネサ鰹節商店では、芹沢安久副代表からかつお節の製造工程や歴史について説明を受けた。ワサビの収穫体験をしたり、卵かけご飯を味わったりして町の生活を満喫した。 今春開催したモニターツアーを基に実施方法を再考した。町内に設置するデジタルサイネージからも応募できる仕組みを導入した。矢岸社長は「季節ごとツアー内容を変えるなど地
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静岡県内観光「逃せぬ夏の商機」 コロナ5類移行後 初の長期休暇シーズン 挽回に全力、被災地域は勢い欠く
新型コロナウイルスの5類移行後初の夏休みシーズンに入り、静岡県内の観光・宿泊事業者が商機を逃すまいと誘客対策を強化している。社会経済活動の正常化に伴い国内レジャー需要は回復基調で、訪日外国人客も急増。全国の観光地との激しい競争の中、各事業者はコロナ禍からの挽回に全力を挙げる。一方、昨年の台風15号の影響で客足が完全に戻らない観光地もあり、復調度合いに地域格差も見られる。 西伊豆町の宿泊施設ロッジ・モンドには、政府の水際対策が終了した4月末以降、海外からの予約が集中し、7月の客数は前年同月比4割増に。山林を走るマウンテンバイクのツアーや、駿河湾でのカヤックフィッシングといった独自の体験型企
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田子弁で寸劇 笑い届ける 西伊豆の更生保護女性会員ら
西伊豆町の田子更生保護女性会と田子体操クラブのメンバーがこのほど、同町の田子公民館で地元の方言を取り入れた寸劇を披露した。昔話の桃太郎や金太郎の内容を織り交ぜたオリジナルの物語をお披露目し、会場の笑いを誘った。 犯罪や非行のない社会を目指す「社会を明るくする運動」の一環。メンバーは「やいやい、なまんでっかい桃だなあ」「わしゃあ一人じゃ食い切れないで」などと地元の田子弁で登場人物のせりふを表現し、会場を盛り上げた。 田子更生保護女性会の集会で披露した。メンバーは6月から練習を重ねてきた。同会の飯作さち子会長は「催しが減る中、少しでも地域を元気づけられたらうれしい」と話した。
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西伊豆の幸ごっつぁんです 飛龍高相撲部が全国総体向け合宿
西伊豆町の主婦らでつくる「まちづくり協議会食部会」のメンバーが27日、合宿で訪れた沼津市の飛龍高相撲部の生徒に地元食材を生かした料理を同町の旧田子中で振る舞った。1~3年生13人が、海や山の幸をふんだんに使った“お母さんの味”を楽しんだ。 夏野菜カレーや潮かつおの炊き込みご飯、シカ肉やエビイモのコロッケなどを用意した。生徒は何度もお替わりして食事を楽しんだ。食部会の手塚みづほさん(75)は「地元食材を味わってもらおうと腕を振るった。全国大会で頑張ってほしい」と話した。 町職員が同部のOBだったつながりで合宿が実現した。8月に北海道で行われる全国高校総体前に砂浜で
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静岡県内スポーツ選手、西伊豆に集結 地元中学生らと交流 「東アジア文化都市」事業
西伊豆町はこのほど、静岡県内のプロスポーツ選手らが集まる交流会「であう、つながる-静岡のスポーツを西伊豆から」を町内のホテルで開いた。地元の中学生やスポーツ関係者ら約80人が出席し、ベルテックス静岡、静岡ブルーレヴズ、アスルクラロ沼津、東レアローズなどの選手やスタッフらと親睦を深めた。 県が進める「東アジア文化都市」事業の一環で、交流を通じたスポーツ文化の定着が狙い。星野浄晋町長は「スポーツを通じ、夢を語れる人を育んでいける環境を提供する」とあいさつした。西伊豆中3年の井堀玲音さん(15)と堤月姫さん(15)が同町と協定を結ぶプロチームのイベントで交流した体験を振り返り、選手たちに感謝の言
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移動式の期日前投票所“堅調” 南伊豆町議選で5カ所 人手不足、高齢化で15年から開始
南伊豆町議選(定数11)は15人が立候補し、30日の投開票に向けて激しい選挙戦を繰り広げている。町選挙管理委員会はこれまでの選挙と同様に〝移動式〟の期日前投票所を開設。日ごとに時間を区切り、町内数カ所で期日前投票ができるようにした。2015年にスタートした取り組みで、小規模自治体ならではの人手不足や高齢化といった課題の解決を図る。 期日前投票が始まった26日午前9時。同町の石廊崎区事務所に設けられた投票所で、パート社員羽坂八重子さん(76)が一票を投じた。移動式の投票所が自宅近くに設けられるたび、利用しているという。「車が運転できないので、役場まで投票に行くのは大変。でも選挙権がある限りは
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西伊豆町長コロナ感染 副町長も
西伊豆町の星野浄晋町長が新型コロナウイルスに感染した。町によると、23日に発熱し、24日に感染が判明した。職務代理は置かず、28日まで在宅で公務に当たる。高木光一副町長も感染した。28日まで在宅勤務となる。
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花火3000発 海上彩る 西伊豆 堂ケ島火祭り
西伊豆町に残る海賊退治の伝説にちなんだ花火大会「堂ケ島火祭り」(町観光協会主催)が24日、同町仁科の堂ケ島公園で開かれた。海賊討伐の場面を再現する演出が見どころの恒例イベントで、今回で56回目。花火約3000発が海上を華やかに彩った。 伝説では、およそ600年前、海賊に苦しめられていた住民が火の付いた矢を海賊船に放って撃退したとされる。イベントでは、海賊船を模した木造の船を海面に浮かべ、火矢に見立てた花火を打ち上げた。「海賊船」からも花火が上がり、船は激しく燃え上がった。来場者は迫力ある演出に拍手を送っていた。 同協会によると、約4800人が訪れ、花火を楽しんだ。 (松崎支局・太田達也)
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夏の伊豆観光にぎわい戻る 「明るい兆し」高まる期待 まだ不透明感も
静岡県内有数の観光地、伊豆半島は新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行後、初めてとなる夏の観光シーズン本番を迎えた。各地でイベントがコロナ禍前の状態になり、にぎわいが戻りつつある。観光関係者の間ではインバウンド(訪日客)を含めた来客数の増加に期待感が高まる一方、物価高や猛暑、感染者増などの懸念材料もあり、先行きは見通せないとの声もある。直前の宿泊予約や少人数での利用といった傾向も見られ、関係者は動きを注視する。 3連休中日の16日、沼津市西浦江梨の大瀬海水浴場は一時、駐車待ちの車が出るほど混み合い、多くの家族連れが海水浴やダイビングを楽しんだ。宿泊施設を営む大瀬海浜商業組合の
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いつもの街、上空から ヘリコプター体験 西伊豆LC 児童招待
西伊豆ライオンズクラブ(LC)はこのほど、西伊豆、松崎両町の児童を招待し、ヘリコプター飛行体験会を西伊豆町で開いた。5年生約50人が堂ケ島の海岸線などの景勝地を眺めて空の旅を満喫した。 同LCの創立50周年記念イベントの一環。郷土愛を育んでもらおうと企画した。賀茂小5年の藤井蒼空君(10)は「空から見る景色はいつもと違ってきれいだった」と声を弾ませた。
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部活動の地域移行 静岡県教委アンケート 協議会設置で市町に差 過疎地域、指導者確保に苦慮
公立中学の部活動を地域団体や民間事業者に委ねる「地域移行」について県教委が6月に市町教委を対象に行ったアンケートで、県内全35市町のうち、16市町が地域移行を検討する協議会を設置済みで、9市町が2023年度に設置予定と回答した一方、伊豆地域を中心とする10市町が23年度に設置予定がないことが、20日までに分かった。県内でも進捗(しんちょく)具合に地域差が生じる結果になった。 アンケートは地域移行の現状把握を目的に初めて実施した。設置済みは静岡、浜松の両政令市をはじめ、比較的規模の大きな市町に多かった。 23年度中の協議会設置予定がない10市町のうち、7市町が伊豆地域に集中した。西伊豆町の
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話題の生み出し方 情報発信法を学ぶ 西伊豆で講座
西伊豆町はこのほど、町内の事業者らがメディアへの情報発信方法を学ぶ「ニュースメーカー育成講座」を同町仁科の町保健センターで始めた。全4回で、メディアが取り上げたくなる話題の生み出し方などについて学ぶ。 初回は約30人が参加した。同町の産地直売所「はんばた市場」のイベント企画などに携わった伊東将志さん(49)が講師を務め、自身の経験を交えてメディアに紹介された活動の事例を説明。「世の中で起きているニュースを捉え、発信のタイミングを逃さないことが大事」と話した。
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海汚す「ゴーストギア」調査へ 西伊豆町とWWFジャパン
西伊豆町と世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、海洋に流出したロープや網などの漁具「ゴーストギア」の調査に乗り出す。地元漁業者やダイバーと共同で実態把握や回収に努め、海の美化や持続的な水産業につなげる。WWFジャパンは同町を皮切りに、2026年まで全国7カ所での調査に取り組む。 WWFジャパンによると、ゴーストギアの多くはプラスチック製で、船舶の事故や漁具の投棄により発生する。形状を維持したまま海中にとどまり続け、海洋生物への被害や船の航行を妨げるなどの影響をもたらすという。 ゴーストギア調査隊の発足式がこのほど、町役場で行われた。星野浄晋町長は「漁業で栄えてきた歴史ある町。先人が残してきた
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静岡人インタビュー「この人」 西伊豆町で防災体制の拡充に取り組む 山本新吾さん(松崎町)
内閣府が認定する「地域防災マネージャー」として、4月から西伊豆町防災課で業務に当たる。防衛大学校、陸上自衛隊幹部候補生学校を卒業し、初任地の陸上自衛隊板妻駐屯地(御殿場市)など全国で勤務し、災害派遣の経験もある。定年後、神奈川県大磯町危機管理課に在籍した後、現職。任期は2年。熊本県宇城市出身。57歳。 -防災マネージャーとは。 「豪雨災害や発生の懸念がある南海トラフ地震に対応するため、内閣府が創設した制度。自衛官の経験や知識を生かし、自治体の防災力向上に努める。前任地の神奈川県では自治体の多くが採用していたが、本県では事例が少なく感じる。有事の際に自衛隊を活用できる人材として必要になる」
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一緒に歌おう 住民有志が子ども園で音楽演奏会 西伊豆
西伊豆町の住民有志が18日、同町仁科の仁科認定こども園で音楽演奏会を行った。園が開いた夏祭りイベントの一環で、元教員の金刺貴彦さん(64)と地域おこし協力隊の小村麻衣花さん(33)が訪れ、歌を通じて園児と交流した。 金刺さんは2003年に園のイベントを題材にオリジナルソング「一番星見つけた」を作詞作曲した。それ以来、定期的に披露して園児に親しまれている。演奏会では金刺さんがギターとハーモニカによる曲を披露しながら歌唱し、小村さんがサックスを奏でた。子どもたち48人と一緒に歌って会場は盛り上がりを見せた。 金刺さんのオリジナルソングへのお礼として園児による歌も披露された。
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アプリ活用し釣り人受け入れ再開 西伊豆・田子漁港 マナー向上へ
西伊豆町などは7月末、釣り客と漁業者とのトラブルなどを巡って釣り禁止となっていた田子漁港で、アプリケーションを活用した釣り人の受け入れを再開する。アプリで釣り場を管理する仕組みを導入し、混雑緩和やルール周知によるマナーの向上につなげる。町は「全国の漁港が抱える釣り人のマナー問題を解決できるのではないか」と期待を込める。 取り組みを始めるのは、町と伊豆漁業協同組合田子支所、アプリを開発した「さかなファーム」(東京都)。同港は良質な釣り場として人気だったが、近年は釣り客がごみを捨てていったり、漁船の運航を妨げたりするなどのトラブルが発生。昨年7月から釣り禁止となっている。 アプリ名は「海釣り
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地元産エビイモ、シカ肉活用 「西伊豆コロッケ」学生が開発
西伊豆町で活動するNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)が15、16の両日、地元産のエビイモを活用した「西伊豆コロッケ」を同町宇久須の黄金崎クリスタルパークで販売した。学生が町内で育てた野菜を生かして開発した商品で、今後もイベントなどで提供する予定。 同法人は耕作放棄地を整備し、二酸化炭素(CO2)削減につながる「バイオ炭」を用いた農法で野菜を栽培。コロッケには畑で収穫したエビイモと地元産のシカ肉を使用し、モチッとした食感に仕上げた。法政大4年の大谷実紅乃さん(21)は「商品をブランド化させ、地域の活性化につなげたい」と話した。 イベント「黄金崎クリパ夏祭り」で提供した。2日間で町
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西伊豆ジビエ普及へ 地域協力隊員らが新料理提供
西伊豆町の地域おこし協力隊の保苅優雅さん(27)と同町で宿泊施設を管理する小早川智志さん(43)が7月から、地元産の野生鳥獣肉(ジビエ)を使った料理の提供を町内飲食店で始めた。狩猟免許を持つ保苅さんが仕留めたシカやイノシシを活用して「ジビエのおいしさを知ってもらいたい」と普及に努める。 保苅さんは2021年から有害鳥獣対策に励み、翌年からは解体処理施設を開いてジビエの販売も行う。飲食店経営の経験がある小早川さんがジビエの魅力を知り、飲食店オーナーの三村隆弘さん(64)に働きかけて実現した。 飲食店は、同町仁科の音楽喫茶「West(ウエスト)」。同店はこれまで昼のみの開店だったが、保苅さん
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園児 ラグビー楽しむ ブルーレヴズ選手と交流 西伊豆
西伊豆町と町教育委員会はこのほど、ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズの選手と同町の園児の交流会を開催した。選手が仁科認定こども園と伊豆海認定こども園を訪れ、園児約30人と触れ合った。 子どもたちは選手の指導を受け、タックルやパスに挑戦。選手に持ち上げられてボールをキャッチするラインアウトの体験もあり、交流を楽しんだ。 町は2022年からクラブとパートナーシップ協定を結び、ラグビーの体験会などを開いている。
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5議案可決 西伊豆町議会
西伊豆町議会は11日、臨時会を行い、再エネ導入戦略策定委員会設置条例の制定案や、1200万円を追加する2023年度一般会計補正予算案など5議案を原案通り可決した。 委員会は脱炭素の実現に向け、有識者らで組織し、再生可能エネルギー導入に関する計画策定を進める。補正予算には、宇久須残土処理場予定地の測量・設計業務委託費950万円などを計上した。
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クリスタルビーチで海水浴客の安全祈願 西伊豆
西伊豆町観光協会は9日、夏の海水浴シーズンを前に、海の安全祈願祭を同町宇久須のクリスタルビーチで開いた。町や観光関係者約50人が参加し、海水浴場を訪れる観光客の安全を願った。 塩沢一志会長は「新型コロナの5類移行後、初めての夏を迎える。インバウンド(訪日客)を含めた観光客の安全対策に注力し、西伊豆を盛り上げていきたい」と話した。 町内の海水浴場は9カ所。クリスタルビーチなど7カ所は15日から、大浜と黄金崎の両海水浴場は29日から開設する。いずれも8月20日まで。
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バスケの基本 児童ら体得 ベルテックス選手が指導 西伊豆
西伊豆町と町教育委員会は9日、来季バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)に参戦するベルテックス静岡(静岡市)の選手らを招いたバスケットボール教室を同町宇久須の西伊豆中で開いた。町内の小中高生23人が参加し、選手やスタッフの指導を受けて技術を磨いた。 チームは2022年に同町と協定を結び、交流を続けている。この日は、加納誠也選手や大友隆太郎選手が訪問してシュートを実演したり、ドリブルの足の運び方をアドバイスしたりした。児童、生徒らは基本動作の習得を目指し、練習に汗を流した。 (松崎支局・太田達也)
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東レ選手が指導 西伊豆でバレー教室 小中学生がプロの技学ぶ
バレーボールVリーグ男子の東レアローズの選手らが講師を務めるバレーボール教室(西伊豆町、町教育委員会主催)がこのほど、同町宇久須の西伊豆中で開かれた。同町と松崎町の児童、生徒約50人が選手やスタッフから指導を受け、真剣な表情で練習に臨んだ。 子どもたちは選手の動きをまねて、サーブやレシーブなどの上達のこつを学んだ。選手が迫力あるスパイクのお手本を見せると、歓声が上がった。選手との試合もあり、学んだ技術を試したり、交流を楽しんだりした。 西伊豆中2年の真野萌夏さん(14)は「丁寧に教えてくれて、苦手なサーブが決まるようになった」と声を弾ませた。
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障害者対象の就労相談 12日から 賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は12日から、参加無料の就労相談会を賀茂5町で開く。 同センターは月に1回、各町で障害者対象の相談会を開催している。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付ける。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 12日午前10時~ 西伊豆町役場保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽18日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽20日午後1時半~ 南伊豆町役場
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西伊豆と長野の児童 海水浴で仲良く交流
西伊豆町と姉妹都市提携を結ぶ長野県富士見町の児童が5日、西伊豆町宇久須のクリスタルビーチを訪れて同町の児童と交流した。両町の約70人が海水浴を楽しみ、親睦を深めた。 同町の賀茂、田子、仁科の3小学校と富士見町の境、本郷の2小学校の5年生が参加した。子どもたちは泳いだり、波打ち際で遊んだりして「冷たい」「気持ちいい」などと声を弾ませた。 児童同士が互いの町を訪問する恒例の企画。富士見町の児童は6日まで町内に滞在した。西伊豆町の児童は冬に富士見町を訪れ、スキーを体験する。
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記者コラム「清流」 子どもの話題 活発に
子どもたちが活躍する現場に居合わせるのが好きだ。園や小学校の行事で頑張る姿を見守る保護者や先生は、みんな笑顔。和やかな雰囲気に仕事を忘れてほおが緩んでしまう。 長期化する西伊豆町の認定こども園と小中学校の再編計画問題。6月に教育施設の在り方を考える住民参加のワークショップが始まった。町教育委員会はこども園についての意見を先行して集約するという。 初回は、小学校入学までに子どもに身に付けてほしい力などをテーマに活発な意見交換の様子が見られた。子どもについて考える機会の重要性を感じた。 2022年の全国の出生数は、80万人を割ったという。西伊豆町でも子どもの数は急速に減っている。一人一人が
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夏の風物詩 東部で鮮やか 涼しげ240の音色 西伊豆「風鈴神社」
西伊豆町の夏の風物詩「かも風鈴」を展示する企画「風鈴神社」(西伊豆硝子舎主催)が9月26日まで、同町宇久須の宇久須神社で開かれている。町内在住のガラス作家が手作りした青色の風鈴240個が拝殿に飾り付けられ、そよ風に揺られながら心地よい音色を響かせている。 かも風鈴は2001年、旧賀茂村時代にガラス原料のケイ石の採掘が盛んだったことから制作が始まり、地元で親しまれている。風鈴神社は22年の開催に引き続き2回目。海と空をテーマにした鮮やかな青色の風鈴が並び、散策に訪れる住民らを楽しませている。 同舎は9月30日まで、「かも風鈴&キャンドルホルダーデザインコンテスト」の作品も募っている。黄金崎クリ
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西伊豆出身者に郷土料理振る舞う 都内で町民の会
西伊豆町はこのほど、首都圏在住の同町出身者や町民が交流する「西伊豆町民の会」を東京都千代田区の飲食店で開いた。集まった68人が郷土料理を囲んで親睦を深めた=写真=。 同町の主婦らが、地元で親しまれている田子の押しずしやウツボのかば焼き、生ひじきの天ぷらなどの料理を振る舞った。カツオの解体ショーなども行われ、参加者は同町の話題で盛り上がった。 2017年に始まった関係人口の増加を目指す取り組み。今回で7回目の実施となった。
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ハマボウ植栽 津波減災へ 西伊豆安良里地区 住民や静大生ら汗
西伊豆町安良里の住民でつくる「安良里地区まちづくり委員会」や静岡市駿河区の静岡大の学生約30人が2日、漁港の堤防付近でハマボウの苗の植栽作業を行った。同地区では2017年度から学生らとハマボウなどを植え、防災林として津波の減災効果を持たせようと活動している。 同大防災総合センターの増沢武弘客員教授(78)によると、強く根を張るハマボウにより波の力が弱まり、避難時間が生まれるという。同大が同地区で群生しているハマボウの種を採取して育てた苗約70本を用意。ツルハシなどで穴を掘り、苗を植えた。 同委員会の近藤安会長(76)は「減災に加え、黄色の花を咲かせるハマボウを増やして景観の保全にもつなげたい
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舩津さん100歳祝う 松崎町長が花束
松崎町の深沢準弥町長はこのほど、6月28日に100歳を迎えた松崎町の舩津ミス子さんを訪問し、長寿を祝った。舩津さんが通っている西伊豆町仁科の介護老人保健施設「しおさい」を町職員らと訪れ、花束を手渡した。 西伊豆町大沢里出身の舩津さんは、兵庫県の織物工場で勤務。結婚を機に松崎町に移り住み、農業を営んだという。長生きの秘訣(ひけつ)について聞かれると「よく食べ、よく寝て、よく話すこと」と話した。花束を受け取ると感謝の言葉を述べ、涙を浮かべて喜んでいた。
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MTBツアー評価 自転車推進で賞 松崎のベーストレス
マウンテンバイク(MTB)ツアーを展開する松崎町の「BASE TRES(ベーストレス)」がこのほど、国土交通省自転車活用推進本部の2023年度自転車活用推進功績者表彰を受けた。再生した山中の古道をMTBで巡るツアーを提供する取り組みなどが評価された。 ツアーは、町内の森林や古道などを整備して13年に開始。歴史ある古道のコースがインバウンド(訪日客)から人気を集めるほか、地元中学生の体験学習も受け入れる。整備で発生した木材は、同社が運営する宿泊施設のリノベーションや同施設で熱エネルギーとして利用している。 同社は22年、環境省の表彰なども受賞した。松本潤一郎代表(41)は「事業が10年目を
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高齢者 輪投げ競う 西伊豆・安良里
西伊豆町安良里の高齢者が参加する輪投げ大会が27日、同地区の中央公民館で開かれた。5人一組の8チームに分かれて地区別の対抗戦を繰り広げた。 同地区の高齢者でつくる「安良里喜楽会連合会」(藤井恵会長)が主催する恒例企画。参加者は真剣な表情で点数の書かれた台に狙いを定めて輪を投げた。高得点が出ると大きな拍手が送られ、互いに健闘をたたえ合った。 藤井会長(77)は「地元の人たちの重要な交流の場。コロナで一時中断してしまったが、今後も続けていきたい」と話した。 結果は次の通り。 団体の部 ①浦上A②中島③浜川東、天坂A▽個人の部 ①藤井文憲②高木梓③藤井恵
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西伊豆・ワーケーション施設 体験モニターを募集
西伊豆町は、ワーケーション施設として同町宇久須の黄金崎クリスタルパーク敷地内に設置したトレーラーハウスの体験モニターを募集している。利用料は無料で、アンケートに答えてもらい運用に生かす。9月以降宇久須キャンプ場に移動して本格運用する。 椅子や机、Wi-Fi環境を整備した仕事用と、ソファベッドやシャワー、ミニキッチンを設けた休憩用の2棟を用意した。期間は7月中旬~8月中旬。テレワークで業務にあたる町内外の人が対象で、2泊3日まで利用できる。寝具やタオルは持参する。 予約が必要で、随時受け付ける。問い合わせは同町まちづくり課<電0558(52)1966>へ。
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「無医」静岡県内11地区、解消見通せず 前回調査から減少も… 22年10月時点
周辺に医療機関がない「無医地区」が、2022年10月末時点で静岡県内に11地区あり、地区内の人口が計1570人に上ることが厚生労働省の調査で分かった。5年前の前回調査から4地区、1433人減少したものの、無医地区解消の見通しは立っていない。 県が26日のへき地医療支援計画推進会議で報告した。無医地区はおおむね半径4キロの区域内に50人以上が居住し、容易に医療機関を利用できない地区を指す。厚生労働省はへき地保健医療体制確立の基礎資料とするため、5年ごとに全国調査を実施している。 無医地区があったのは南伊豆町、松崎町、西伊豆町、島田市、川根本町、浜松市の計6市町。松崎町池代地区が新たに加わる
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静岡県内1人心肺停止 熱中症、8人搬送
静岡県内で27日、熱中症とみられる症状で少なくとも8人が救急搬送された。うち1人は搬送時、心肺停止状態だった。 袋井市森町広域行政組合袋井消防本部によると、心肺停止の状態だったのは、袋井市の男性(63)。午後0時半ごろ、屋外で倒れているのを通行人が発見したという。このほか、西伊豆町の女性(79)が重症。中等症は5人、軽症は1人だった。
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望ましい保育環境とは 西伊豆でワークショップ
西伊豆町教育委員会はこのほど、認定こども園と小中学校の在り方を考えるワークショップを同町安良里の中央公民館で始めた。10回程度開き、防災上の懸念がある認定こども園に関する意見を先行して集約する。 この日、参加した町民らが4グループに分かれて話し合い、意見を共有した。ファシリテーターを務める静岡大の島田桂吾准教授は「こども園の現状や課題について対話を通じて学び合い、望ましい保育環境の在り方について意見を整理する」と目標を設定した。 子どもが小学校までに身に付けてほしい力▽園に期待すること▽園の現状で知りたいこと・分からないこと-について意見交換した。「あいさつができるようになってほしい」「
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昭和レトロな「ごちそう」下田プリンスホテルに登場 開業50年 当時の味再現
半世紀前の洋食で3世代間のだんらんを-。7月に開業50年を迎える下田プリンスホテル(下田市)で、開業当時の味にこだわって再現されたメニューがビュッフェ形式で登場する。関係者は昔懐かしい昭和レトロな「ごちそう」で、旅行が活発化しそうな今夏の誘客増につなげたい考えだ。 ビーフシチューにホタテのソテー。5日の同ホテルで「料飲スーパーバイザー」の山口正博さん(55)が準備していたのは、開業当時に在籍したシェフの力を借りて再現した品々だ。具体的なレシピは残っておらず、元料理長の朝倉穂積さん(79)=西伊豆町=から助言を受け、1年かけて完成させた。 ビーフシチューは現在もメニューの一つだが、記念メニ
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「ガラス板」テーマ 色や形多彩なオブジェ28点 西伊豆・黄金崎クリスタルパークで企画展
建材や工芸材として使われる板ガラスをテーマにした現代ガラス作品が並ぶ「ガラスの板が織り成す表現さまざま」展が24日、西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで始まった。国内外の作家が制作した立体的なオブジェなどの収蔵品28点を飾っている。12月5日まで。 さまざまな色合いの板ガラスを何層にも貼り合わせて細胞や地層を思わせるデザインを施した作品や、ガラス内の気泡や淡い緑色が特徴的な瓦型の作品などを紹介している。創作された板状のガラスを使った赤や黄色などカラフルなティーポット型のオブジェも目を引く。 開館時間は午前9時~午後5時。
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炊き出しやテント設営 体験 全国の学生団体 西伊豆で研修会
全国の学生らでつくるNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)はこのほど、災害救援活動の研修会を西伊豆町安良里で開いた。学生17人が訪れ、炊き出しやテント設営などの訓練に臨んだ。 参加した学生たちは同法人所有の機材などを持ち寄り、屋外で大人数用の食事を調理したり、休憩時に使うテントを組み立てたりした。災害地の移動で必要となるワゴン車の運転の研修も実施した。 法政大4年の大谷実紅乃さん(21)は「自分たちの移動手段や食事を確保することはボランティア活動の根幹。いつ起こるか分からない有事に備える必要がある」と話した。 同法人は地震や水害の被災地域で救援活動を行っている。同町では2021年か
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島田出身山本さん 打楽器コンサート 西伊豆
西伊豆町の仁科小でこのほど、全国を舞台に活動するパーカッショングループ「フラワービート」を招いた音楽コンサートが開かれた。マリンバやジャンベなどの打楽器やキーボードによる迫力ある演奏で、児童らを魅了した。 訪れたのは打楽器奏者の山本晶子さん(47)=島田市出身=と、作曲家でピアニストの小林真人さん(50)。童謡やポップスなど約20曲を披露し、子どもたちは手拍子や歌詞をくちずさんで楽しんだ。
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打楽器の演奏 迫力満点 仁科小で童謡など20曲披露 西伊豆
西伊豆町の仁科小でこのほど、全国を舞台に活動するパーカッショングループ「フラワービート」を招いた音楽コンサートが開かれた。マリンバやジャンベなどの打楽器やキーボードによる迫力ある演奏で、児童らを魅了した。 訪れたのは打楽器奏者の山本晶子さん(47)=島田市出身=と、作曲家でピアニストの小林真人さん(50)。童謡やポップスなど約20曲を披露し、子どもたちは手拍子や歌詞をくちずさんで楽しんだ。カスタネットや紙コップでリズムを刻む遊びも体験した。 午前と午後の2回公演を行い、仁科認定こども園の園児や同校児童ら約80人が鑑賞した。
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マルシェで「ご縁を結ぶ」 西伊豆・田子 地域住民にぎわう
西伊豆町の田子地区まちづくり協議会は18日、住民らが交流を楽しむイベント「おむすびまるしぇ」を同町田子で開催した。町内外約10事業者が飲食物や雑貨などを販売し、地域住民らでにぎわった。 「住民のご縁を結ぶ」をテーマに2022年から開くにぎわい創出イベント。この日は、キッチンカーでピザやコーヒーを提供したり、ブルーシートの上で古本を販売したりして、住民らが食事や会話を楽しんだ。射的体験や落書きせんべいづくりができるブースは、子どもたちが列をつくり人気を集めていた。
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西伊豆の農家が宿泊施設 ワサビ育む自然味わって 収穫・出荷体験 湧水引き露店風呂も
ワサビ栽培が盛んな伊豆半島・西伊豆町で、ワサビをテーマにした宿泊施設を営み、魅力を発信するワサビ農家の夫婦がいる。藤井わさび園の藤井幸光さん(55)=下田市出身=と千代美さん(55)だ。「ワサビを身近に感じてもらいたい」と、山あいのワサビ沢近くで収穫から出荷まで体験できる施設を開設。ワサビの消費拡大や栽培方法の普及に努め、静岡県内外から注目を集めている。 県内外を勤務地に会社員をしていた幸光さんは、ワサビ生産の経験がある父親の影響で栽培に興味を持ち、2014年に千代美さんの故郷である西伊豆町に移住。20年以上放置されていたワサビ沢約千平方メートルを整備し、独学した無農薬栽培にこだわってネッ
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スマホ使い方 初心者向け教室 松崎で新聞販売店など
西伊豆町の新聞販売店「GAKU(ガク)」と静岡新聞社・静岡放送は16日、初心者向けスマートフォン教室を松崎町江奈の町商工会で開いた。町内外の高齢者ら25人が、貸し出されたスマホで電話のかけ方やアプリケーションの使い方の実践に臨んだ。 参加者は素早く文字入力ができるフリック入力や音声による文字入力の方法を学んだ。地図アプリを起動して東京都までの道のりを調べたり、QRコードを読み込んで県のホームページを閲覧したりもした。 静岡新聞社・静岡放送の格安スマホ「@S(アットエス)モバイル」を販売する「@Sストア」(静岡市)と、@Sストア西伊豆店を構えるGAKUのスタッフらが講師を務めた。 GAKUにス
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西伊豆町チーム「昨年超え」結団式で意気込み【市町対抗駅伝】
静岡市で12月に開催される県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、西伊豆町チームは14日、同町仁科の町保健センターで結団式を行った。候補選手16人が意気込みを語り、士気を高めた。 候補者は「昨年より記録を伸ばしたい」「選手に選ばれるよう頑張る」などとそれぞれ目標を掲げた。賀茂小教諭の渥美貴弘監督(48)は「これからは全員がチーム西伊豆。一丸となって頑張っていこう」と激励した。 候補選手説明会もあり、今後のスケジュールや昨年との変更点を確認した。チームは7月から合同練習を始める。選考会などを通じて登録選手を決め、11月に代表選手が発表される。
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目指せ!中高生アプリ開発者 西伊豆町がプログラミング講座
西伊豆町はこのほど、中高生らにプログラミングを指導する「DXワークショップ」を同町仁科の町保健センターで始めた。民間企業の人材が講師を務める講座を毎月2回開催し、情報通信技術(ICT)の知識を深め、アプリケーションの開発や運用を目指す。2024年3月まで。 システム開発を行う「PMA合同会社」(東京都)代表の土本直矢さん(42)=同町出身=が講師を務めた。参加した13人がパソコンを持参し、インターネットに関する基本的な知識や使い方を学んだ。ビデオ会議システム「ズーム」の使用方法や、ウェブサイトを作成するために使うコードなども紹介した。 今後は隔週で講座を開き、システム開発の流れを体験する予定
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山頂にやぐら、360度パノラマ 長九郎山(静岡県松崎町、西伊豆町)【山ある記】
長九郎山(996メートル)を目指して、松崎町の富貴野山宝蔵院から往復。21世紀の森駐車場から苔[こけ]むす石仏群が並ぶ参道を歩き、弘法大師をまつる開山堂の脇が登山口である。富貴野・長九郎山遊歩道の案内図があり、ヒノキ林の中の石段からスタートする。よく手入れされた植林帯の山脇を巻きながら緩やかに登っていく。所々番号が打たれたくいがあり、地図で現在地が確認できる。山裾を左に巻いたり右に巻いたりしながら大沢コースの分岐に出る。ここが出合である。 大沢コースは通行禁止の看板があり、ここからは自然林の中を登っていく。巻き道が見えるが黄色のテープがあり、健脚コースへと進む。途中、丸太の階段があり気を付
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西伊豆町教育施設再編 地域の最適解 探る契機【東部 記者コラム 湧水】
2023年1月下旬、長年議論されてきた西伊豆町の認定こども園と小中一貫校の教育施設再編計画が白紙に戻った。町は6月に始める教育施設の在り方を考える住民ワークショップで意見を集約し、町の総意をつくる。地域の将来を左右する問題だけに、これまで以上に当事者意識を持って考える必要がある。 最終案と言える建設地が定まり、整備に向け動き出す直前の発表だった。1月下旬の会見で星野浄晋町長は、一部住民の反対を受け「理解を得られずに進めるのは難しいと判断した」と述べた。長期化する再編問題は、曲折してきたため、経緯を把握するのが難しい。町の方針がうまく伝わらず、住民らが納得できなかった可能性がある。 再編に
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静岡県の有権者数302万1155人 3月から3565人減 6月1日時点
静岡県選挙管理委員会が6月公表した選挙人名簿登録者数(基準日1日)は302万1155人(男148万4889人、女153万6266人)で、3月1日の前回定時登録と比べて3565人減少した。 増加したのは4市区町で、浜松市浜北区109人、磐田市44人、清水町30人、浜松市北区13人だった。 減少数が多かった市区部は静岡市清水区545人、静岡市葵区277人、沼津市195人、浜松市中区と同西区の各164人など。町部は長泉町61人、西伊豆町57人など。
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障害者対象の就労相談会を開催 14日から伊豆・賀茂郡5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は14日から、参加無料の就労相談会を賀茂郡5町で開く。 同センターは月に1回、障害者対象の相談会を各町で開催している。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談などにも応じている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 14日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽15日午後1時半~ 南伊豆町役場▽20日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
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静岡県内高齢化率30.4% 最高更新 西伊豆、川根本町は50%超
静岡県が8日発表した4月1日時点の県内の65歳以上人口は110万2096人で、総人口に占める65歳以上の割合を示す「高齢化率」は30・4%だった。前年より0・2ポイント上昇し、過去最高を更新した。高齢化率は今後も上昇が続き、国立社会保障・人口問題研究所の推計では2040年に37・5%に達する見通し。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 市町別高齢化率と後期高齢化率(4月1日時点) 市町別では西伊豆町が52・6%となり、9年連続で高齢化率が最も高かった。川根本町が51・3%、松崎町が49・9%で続いた。県内35市町のうち10市町が40%を上回った。 高齢化率が最も低かったのは
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港に赤紫色のじゅうたん 西伊豆・仁科地区 テングサ漁解禁
西伊豆町仁科地区で7日、テングサ漁が解禁された。仁科漁港付近では水揚げされたテングサが天日干しされ、“赤紫色のじゅうたん”が広がった。漁期は9月ごろまで。 全国有数の産地である伊豆半島西海岸では、天日干しの様子が初夏の風物詩となっている。地元住民らが海中の岩場に着生するテングサを収穫した後、網にまとめて運び、地面に広げて日光が当たるように手際良く並べていた。 住民らによると、近年は海水温の上昇などによって不漁が続く。「生育量が少なかったので別の地区に収穫に行った」「50年以上続けているが、初日で最も少なかった」などの声もあった。 伊豆漁協仁科支所によると、テング
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サンセットコイン 8月1万円分付与 西伊豆町議会閉会
西伊豆町議会6月定例会は7日、2億円を追加する2023年度一般会計補正予算案や、7千万円を追加する同年度サンセットコイン事業特別会計補正予算案など11議案を原案通り可決し、閉会した。 補正予算には、同町宇久須の黄金崎公園再整備に伴う設計業務委託費2千万円などを計上した。トイレを建て替えるほか、黄金崎クリスタルパーク敷地内にウッドデッキを整備する計画。設計業者に委託する。 特別会計予算には、町独自の電子地域通貨「サンセットコイン」を付与する事業費7千万円を盛り込んだ。サンセットコインは主に町内の飲食店などで利用可能。8月中に町民1人当たり1万ユーヒ(1万円)を付与する予定。 このほか、一般質問
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西伊豆町の船会社 組合脱退拒否で配置転換は違法 地裁沼津支部判決
西伊豆町の船会社「堂ケ島マリン」が労働組合員の男性船長に対し、再雇用の際に組合から脱退しなかったのを理由に陸上勤務に配置転換したのは違法だとして、船長と商船などの船員らによる全日本海員組合が同社に配置転換無効の確認などを求めた訴訟で、静岡地裁沼津支部(古閑美津恵裁判長)は6日までに、配置転換を無効とし、船長に2020年8月以降の差額の賃金のほか慰謝料などとして33万円の損害賠償を命じる判決を言い渡した。判決は5月31日付。 判決などによると、同社は2020年5月、コロナ禍を理由に船長を含む組合員13人の雇用契約を解除した。その後、船長ら一部組合員に再雇用を打診した上で組合からの脱退を要求。
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ユニークな形 古代文字40点 松崎で作品展
西伊豆町の山本登与子さん(73)の甲骨文字や金文を表した書道作品展が25日まで、松崎町大沢の旧依田邸で開かれている。漢字の起源となった古代文字を筆でダイナミックに書き表した約40点が並ぶ。 元小学校教員の山本さんは退職後、元々趣味だった書道を再開。独学で古代文字を学び、作品の制作を行っている。「恋」や「亀」、「畳」などのユニークな形の文字を紹介する。「車馬」を表現した縦1メートル以上の作品も目を引く。 山本さんは「古代文字は決まりのない、自由でおおらかな形が魅力。文字の豊かな表情を見てほしい」と話した。
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ワーケーション施設 月内にモニター運用 西伊豆町議会答弁
西伊豆町の星野浄晋町長は6日開会した西伊豆町議会6月定例会の一般質問で、ワーケーション施設として同町宇久須に設置したトレーラーハウスについて、6月中にモニター運用を始める考えを明らかにした。松田貴宏氏への答弁。 町によると、トレーラーハウスは2023年3月に黄金崎クリスタルパークの敷地内に設置。机や椅子を設置した仕事用と、ベッドやトイレを設けた休憩用の二つを用意した。外壁には町内産の木材を使用し、水道や電気の設備もある。23年度は町が運営し、24年度以降は指定管理者制度の導入を検討する。 町は、6月までに利用希望者の受け付けを開始する。無料で利用してもらい課題などをまとめ、指定管理者制度に反
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秋の伊豆旅行 思い出を絵に 13日まで、浜松・書絵堂ギャラリーで展示
静岡県西部の作家が集まる団体「浜松美術協会」のスケッチ展「秋の伊豆旅行(2022)」が13日まで、浜松市東区の書絵堂ギャラリーで開かれている。 50~80代のメンバー18人が昨秋に1泊2日で訪れた伊豆半島の思い出の風景など33点を出品した。荒々しい岩肌の丘の頂にたたずむ爪木崎(下田市)の灯台や、勾配のある坂の途中に連なる熱海市の街並み、夕焼けで深紅色に染まる西伊豆町の堂ケ島など幻想的な風景を水彩で描いている。
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「はんばた市場」3周年イベント 海の生き物と触れ合い 西伊豆
西伊豆町仁科の産地直売所「はんばた市場」はこのほど、開設3周年記念イベントを開いた。ご当地グルメの提供や移動水族館による海の生き物との触れ合い体験が催され、親子連れでにぎわいを見せた。 来場者はイカスミを練り込んだ焼きそば「海賊焼」や同町田子の伝統保存食・潮かつおを使った「しおかつおうどん」を味わった。移動水族館は福島県いわき市から訪れ、クマノミやハリセンボンなどさまざまな生物を紹介。子ども服などを販売するフリーマーケットもあった。 直売所は町が開設し、生産者らでつくる西伊豆産地直売企業組合が管理運営。新鮮な野菜や海産物を扱い、1次産業の活性や地産地消促進、観光客への地場産品の発信に取り組む
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西伊豆・宇久須 夕日スポット 開放的気分【静岡キャンプ場だより】
伊豆半島最大規模を誇る宇久須キャンプ場。目の前に、全長約500メートルの砂浜「クリスタルビーチ」が広がる海岸キャンプ場です。波が穏やかで比較的遠浅。砂遊び、ビーチバレー、海水浴、SUP[サップ]など、シーズンに合わせて思い思いに楽しむことができます。最近は少し沖合でのカヤックフィッシングが人気。釣りを目的に来場する人も多く、釣った魚でバーベキューを楽しむ様子が見られます。 この海岸は「夕陽[ゆうひ]のまち西伊豆町」を代表する夕日スポットであり、対岸の御前崎方面へ沈む夕日が年間を通して眺められます。ゆったりとした開放的な気分で夕日を眺める、とてもぜいたくなひと時です。日が沈んだ後の幻想的な夕
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スポーツ通じて地域振興 観光や商業 西伊豆町とJ3沼津が協定
西伊豆町とサッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津を運営するアスルクラロスルガ(沼津市)は30日、スポーツを通じた観光や商業の振興などに関するパートナーシップ協定を結んだ。締結式が町役場で行われ、星野浄晋町長と高島雄大社長が署名した協定書を交わした。 同町のプロスポーツチームとの協定は3件目。子どもの健全育成や、高齢者と障害者の生きがいづくりにも共同で取り組む。星野町長は「子どもたちが夢を語れるまちづくりにつながるよう末永く関係をつくっていきたい」と述べ、高島社長は「スポーツを通じ、町の課題解決ができたらうれしい」と話した。 締結式には、5月にお披露目されたマスコットキャラクター「ア
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西伊豆町議会 6、7日に定例会
西伊豆町議会は29日、議会運営委員会を行い、6月定例会の会期を6、7の2日間と決めた。一般会計補正予算案など11議案を審議する。一般質問は6、7の両日に行い、計6氏が登壇する。
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給食を完全無償化 静岡県内4市町 子育て世帯の負担軽減
子育ての経済的な負担軽減の必要性の高まりを背景に、学校給食の無償化への関心が高まっている。静岡新聞社が県内全35市町の教育委員会に尋ねたところ、本年度当初の時点で小山町、御前崎市、西伊豆町が小中学校などで完全無償化していることが分かった。加えて4月に入り、河津町も国の地方創生臨時交付金を使って本年度の無償化を発表。同交付金を活用して無償化とする自治体が今後増える可能性もありそうだ。 他の自治体も動向を注視 県内他市町に先駆けて2019年度から完全無償化したのが小山町。子育て支援の充実、移住定住の促進、学校事務負担の軽減などが目的だった。本年度の対象は町内在住の3歳~中学3年生の計約167
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本年度計画を承認 西伊豆町商工会
西伊豆町商工会は25日、2023年度の通常総会を同町安良里の中央公民館で開いた。会員ら41人が参加し、本年度事業計画など5議案を承認した。 事業計画の基本方針には、小規模企業や事業継承の支援、販路開拓の推進などを盛り込んだ。重点事業として、経営力強化のために相談体制の強化やインボイス制度の導入支援に取り組むことを確認した。 国本正徳会長は「空き家の解体事業や、消費喚起を呼びかけるグルメスクラッチ事業にも引き続き力を入れていく」と話した。
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スマホ初心者 操作学ぶ 西伊豆
西伊豆町の新聞販売店「GAKU(ガク)」と静岡新聞社・静岡放送は26日、初心者向けのスマートフォン教室を同町仁科の町商工会で開いた。地域住民らが基本的な操作方法について学んだ。 静岡新聞社・静岡放送の格安スマホ「@S(アットエス)モバイル」を販売する「@Sストア」(静岡市)と、@Sストア西伊豆店を構えるGAKUのスタッフらが講師を務めた。参加者はスマホを操作しながら、電話やカメラ、インターネット検索の方法について説明を受けた。 午前と午後の2回開催し、計25人が参加した。6月16日にも松崎町商工会で教室を開く。
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塩沢会長を再任 西伊豆町観光協会
西伊豆町観光協会は24日、2023年度の通常総会を同町仁科の町健康増進センターで行った。会員ら30人が参加し、本年度取り組む誘客宣伝やイベント催事に関する事業計画について確認した。 本年度の事業計画案や役員改選など8議案を承認した。事業計画では、「海の安全祈願祭」や「堂ケ島火祭り」などの催しを予定に組み込んだ。役員改選では、今期で4期目を迎える塩沢一志会長(海辺のかくれ湯清流)を再任した。任期は2年。 塩沢会長は「町の成長に向け、コロナで停滞してしまった分を取り戻せるように事業に取り組んでいく」と抱負を語った。
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松崎野球スポ少 喜び報告 島田の大会で初優勝 2町役場を訪問
5月上旬に島田市で開かれた「第42回島田ライオンズクラブ旗争奪学童選抜軟式野球大会」で初優勝した松崎町の松崎野球スポーツ少年団がこのほど、松崎、西伊豆の両町役場を訪れ、大会の結果を報告した。 大会には県内32チームが参加した。下田支部を代表して出場した同少年団は、決勝で沼津支部代表の金岡少年野球団と対戦。3-3の同点で迎えた最終回に1点を追加し、勝利を収めた。西伊豆町役場には6年生8人が訪れ、星野浄晋町長に優勝旗や金メダルを見せて喜びを語った。 キャプテンの関緑里君(11)は「チームが一つになって勝つことができた」と振り返った。山田太一監督は「レベルが高い大会だったが、粘り強く頑張ってくれた
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ところてんPRへ 27、28日に祭り 西伊豆
西伊豆町観光協会は27、28の両日午前10時から、名物のところてんをPRする「天草・とこてん祭り」を同町堂ケ島の堂ケ島公園で開く。町内の飲食や観光関係者が、2日間で無料のところてん計3千食を振る舞う。ところてんは無くなり次第終了する。 全国有数のテングサの産地である同町で、1976年から続く恒例企画。イベントでは、協会職員がところてん作りを実演したり、地場産品を販売したりする。同協会は「今年はところてんを昨年よりも千食増やした。ぜひ味わってほしい」としている。
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住民らと意見交換 西伊豆町政懇談会始まる
西伊豆町は15日、大沢里地区を皮切りに町政懇談会を始めた。星野浄晋町長ら町幹部が同町大沢里の祢宜の畑公民館で、町民ら23人と意見を交わした。26日まで仁科、田子、安良里、宇久須の各地区で開く。 町政懇談会は星野町政になって以降初開催で、2016年以来7年ぶり。町は、賀茂地域1市3町で進める広域ごみ処理事業▽松崎町と進める新斎場の建設▽認定こども園と小中学校の再編-などの懸案事項を報告した。こども園などの教育施設や防災対策に関する質問があった。 仁科(16日、福祉センター)、田子(23日、田子公民館)、安良里(24日、中央公民館)、宇久須(26日、住民防災センター)の各地区で開く。各地区と
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こども園と小中校の在り方考える 西伊豆 ワークショップ参加者募集
西伊豆町教育委員会は15日、6月~2024年2月に開催する認定こども園と小中学校の在り方を考えるワークショップ(WS)の参加者募集を開始した。31日まで。 同町在住者が対象で、30人程度を想定。月1回土曜の午後に約2時間、同町安良里の中央公民館で開く。日時などの詳細は決まり次第発表する。静岡大の島田桂吾准教授が進行役を務め、参加者の意見交換で今後の方向性を探る。 町は1月、認定こども園と小中一貫校の建設計画を中止。今後の方針について、WSで意見を集約する考えを示していた。問い合わせは町教委<電0558(56)0212>へ。
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元ボランティア学生の斎藤さん、西伊豆町職員に インターン結実 町民の人柄、自然に引かれ
西伊豆町の地域活性化に取り組むNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)元メンバーの斎藤真槻さん(22)=横浜市出身=が、2023年度の町職員に採用された。町が15年から実施する同法人向けのインターンシップを契機に初の職員が誕生。これまでの交流が結実した。 町はこれまでのインターンで、28人を受け入れた。斎藤さんは21年に初めて町を訪れて以来、複数回足を運び、耕作放棄地の解消を目指す活動などを行った。インターンにも参加し、役場業務を体験。町民の人柄や豊かな自然に引かれた。現在は、産業建設課で業務にあたる。 斎藤さんは「町民の方と直接関わる機会があり、地域のために働いている実感があ
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陶芸作家4人 伊豆の国で作品展 個性豊かに200点
伊豆の国市中のギャラリー「noir(ノアール)/NOKTA(ノクタ)」で14日まで、4人の陶芸作家による作品展「陶森(とうもり)」が開かれている。 マグカップや皿、花器など、カラフルな色合いで作家の個性が前面に出た作品約200点が並ぶ。南伊豆町の「岩殿寺窯」で働いていた古荘美紀さん(55)=東京都世田谷区=は、作品に西伊豆町の土を使用。練らずにたたいて伸ばすことで、土の色の違いがまだら模様となって作品の一部に現れている。 開館時間は午前11時から午後5時まで。木曜休館。
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JR東日本 菅沼晋さん 伊豆南部の観光を開拓【キーパーソン】
下田市の「ケンサキイカ」や南伊豆町の「クネンボ」など、伊豆半島南部の産品に着目した地域おこしの仕掛け人。JR社員としての取り組みの意図や活性化策を聞いた。 -下田で「アカイカ」と呼ばれるケンサキイカを飲食店が一斉に提供する企画を昨春市観光協会に提案した。経緯や手応えは。 「都内では高値で取引されていると記憶にあり、下田でも提供されていると聞いたのがきっかけ。イカの特産地は函館や北陸、九州と首都圏からは遠い。首都圏からのアクセスの良さは下田の大きな利点で、列車の移動需要も見込める。一定の経済効果や観光客増につながった。今季も実施を見込んでいる」 -今春は日本のかんきつ類の祖先ともされる「
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西伊豆町議会 議長/堤氏 副議長/仲田氏
西伊豆町議会は8日の臨時会で正副議長選を行い、議長に堤豊氏(69)、副議長に仲田慶枝氏(66)を選出した。ともに無所属。 堤豊氏(つつみ・ゆたか)観光会社経営。西伊豆ライオンズクラブ会長。2期。仁科 仲田慶枝氏(なかだ・よしえ)町災害ボランティア連絡会代表。ジオガイド協会長。1期。仁科
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西伊豆町議会 委員会の構成決定
西伊豆町議会は8日、臨時会を開き、正副議長や各委員会の構成を決めた。このほか、4千万円を追加する2023年度一般会計補正予算案など5議案を原案通り可決、承認、同意して閉会した。 補正予算には、教育施設再編についてのワークショップ関連費や、町有地からの落石で今年3月に被災した個人宅への損害賠償費などを計上した。 委員会の正副委員長は次の通り。(正副順) 第1常任委 松田貴宏、高橋敬治▽第2常任委 浅賀元希、増山勇▽広報編集委 仲田慶枝、増山勇▽議会運営委 高橋敬治、芹沢孝
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10日から障害者の就労相談 賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は10日から、参加無料の就労相談会を賀茂郡5町で開催する。 同センターは月に1回、障害者対象の相談会を各町で開催している。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付けている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 10日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽16日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽18日午後1時半~ 南伊豆町役場
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西豆地域の教育関係者意見交換 松崎高で会合
伊豆半島西海岸の「西豆地域」の教育環境について考える「西豆地域教育研究協議会」の会合が27日、松崎町桜田の松崎高で行われた。西伊豆、松崎両町の関係者らが、今後の中学校や高校の在り方について意見を交わした。 少子化による松崎高の存続問題についての意見が相次ぎ、星野浄晋西伊豆町長は「地域の存続に関わる」、深沢準弥松崎町長は「子育ての流れにおいて必要」との認識を示した。また、23年10月に控える創立100年記念式典についての意見もあった。
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記者コラム「清流」 棄権の理由から考える
静岡県議選の後日、西伊豆町の70代女性から「投票を棄権した」と電話があった。理由を問うと「判断材料となる情報が少なくて投票できなかった」という。 6市町にまたがる選挙区の下田市・賀茂郡では、下田市と南伊豆町の2候補が出馬した。広い選挙区の影響なのか、2人は地元以外では知名度が低く、人物像があまり分からないという声が多い印象だった。 女性は続ける。「無責任な投票はできない。せめて近くに来てもらって生の声を聞きたかった」。大事な一票だと分かった上で棄権したと聞き、なんだか歯がゆい。棄権にもさまざまな理由がある。 今後の選挙を盛り上げるためには、今回の県議選の平均投票率は過去最低だった-とい
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松崎の佐藤さんら入賞者を表彰 西伊豆町フォトコン
西伊豆町はこのほど、町内の夕日や風景がテーマの写真を審査する「第18回夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテスト」の表彰式を町役場で行った。夕陽部門で最高賞のグランプリに選ばれた佐藤和彦さん(松崎町)ら3人が町役場を訪れ、星野浄晋町長から表彰状を受け取った=写真=。 コンテストには、県内外41人から292点の応募があった。2月に審査会を開き、「夕陽」「ふるさと」「ドローン」の3部門で入賞作品35点を選出した。2024年3月ごろまで、西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで入賞作品を飾っている。
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デジタル版観光マップ 西伊豆で運用開始
西伊豆町観光協会がこのほど、同町のガイドマップ「ふらっとまっぷ」のデジタル版の運用を始めた。協会ホームページで公開する同マップは、スマートフォンなどでの使用を想定し、地図上で利用者の現在地が分かる仕組みを導入。観光地に関する最新情報を発信し、町内周遊の際の利便性向上を図る。 ふらっとまっぷは、町の観光名所や特産品を紹介する冊子。デジタル版では、冊子と同様の地図上に利用者の現在地を示すほか、飲食店の営業時間などの情報を載せ、随時更新する。観光スポット約50カ所を紹介し、「夕陽」「絶景」などのキーワードで関連スポットを検索できる。今後も機能を拡充し、イベントや松崎町の一部エリアの情報掲載も検討す
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四季折々の風景 写真展示を刷新 松崎の「あうん」
松崎町松崎のギャラリー&カフェ「あうん」はこのほど、店内の写真展示を刷新した。伊豆半島西海岸の四季折々の風景をとらえた作品など写真愛好家10人から寄せられた52点を紹介する。 同店は2018年の開店以来、毎年作品の入れ替えを行っている。松崎町で撮影した駿河湾越しの富士山や満開の桜を飾る。西伊豆町の鮮やかな紅葉や美しい夕日も目を引く。営業時間は午前11時~午後2時。火、水曜定休。
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障害者対象の就労相談 12日から賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は12日から、参加無料の就労相談会を賀茂郡5町で開催する。 同センターは月1回、障害者対象の相談会を各町で開催している。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談などにも応じている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 12日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽18日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽20日午後1時半~ 南伊豆町役場
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西伊豆の秘境で非日常 アウトドア初心者でも簡単? 記者2人が初キャンプ【しずおかアウトドアファン】
近年ブームが加速しているキャンプ。西伊豆町田子のキャンプ場「アクアビレッジ」は1日1組限定で、スタッフが手取り足取り指導してくれるそう。初心者でも簡単? 経験皆無の記者(33)が、同じく未経験の後輩記者(27)を誘って挑戦してみた。 山に囲まれ、駿河湾の眺望が美しいアクアビレッジ(ドローンからパノラマ撮影) 集合場所の田子漁港からワンボックス車で山道を15分。眼下にいきなりキャンプ場が現れた。目の前は真っ青な海原。周囲を山に囲まれ、秘境感が満点だ。景色だけで心が躍る。条件が整えば港から船で向かうそう。 テント設営に必要な道具など &nbs
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味や景色堪能 缶馬で競走も 西伊豆・黄金崎
西伊豆町イベント実行委員会は2日、春の恒例行事「第40回黄金崎さくらまつり」を同町宇久須の黄金崎公園で開いた。観光客や地域住民が訪れ、地元グルメや桜などの景色を楽しんだ。 馬の頭に似た黄金崎の奇岩「馬ロック」にちなんだキャラクター「馬ロックん」と缶馬で競走するレースには、子どもや大人が参加し、盛り上がった。大道芸人によるパフォーマンスや海産物などの販売、ジオガイドによる案内もあった。 国本正徳実行委員長は「地域をPRできる良い機会。観客には桜も見てもらえて良かった」と話した。
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町内産スギ材活用 会見用パネル設置 西伊豆町役場
西伊豆町産のスギ材を活用した会見用木製バックパネルがこのほど、町役場に設置された。来庁者の目に触れる庁舎1階に常設することで、木工産業の振興や町産材の発信につなげる狙い。 町と協定を結び、林業振興に取り組む「トビムシ」(東京都)が主体となって製作した。大きさは縦2・3メートル、横5・4メートル。「西伊豆町」「日本一の夕陽の町」などの文字をレーザー加工で施し、町章を刻んだ。 地域資源を活用し、新たな産業の構築を目指す「森と海の6次産業化プロジェクト」の一環。町内の工務店や製材所も設計や加工に携わった。
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西伊豆の海描いたストリートピアノ 松崎高生がイラスト クリスタルパークに設置へ
松崎町桜田の松崎高の生徒がこのほど、西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークに設置するストリートピアノの作品制作に取り組んだ。美術部の1~2年生12人がアクリル絵の具を使って「西伊豆の海」をイメージした絵を描いた。 部員らは、黒が基調のピアノに白色の絵の具で魚などのイラストを描いた。4月にリニューアルオープン予定の同施設内のカフェに展示され、自由に弾けるようにする。 絵の原案を担当した同校2年の山地志歩さん(17)は「施設を訪れる人たちにこの地域を好きになってもらいたい」と話した。 この日は、地場産品や飲食物を販売するイベント「西伊豆クリパマルシェ」(実行委員会主催)も開かれ、訪れた地域住民ら
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「海の道」渡り初め 西伊豆でトンボロ開き
西伊豆町商工会や観光協会でつくる実行委員会は25日、同町の瀬浜海岸で「堂ケ島トンボロ開き」を行った。海岸と沖合の島が地続きになる「トンボロ現象」が日中に起きる時期に合わせた行事。海が割れて道が現れ、町内外の約50人が渡り初めに臨んだ。 トンボロは、潮位の減少で砂州(さす)が出現し、陸と島がつながる珍しい現象。午前11時半ごろ、トンボロ開きが宣言されると、参加者はガイドの案内を受けながら沖合の「三四郎島」を目指して長さ約250メートルの砂州を渡った。 海岸の清掃活動や地場産品が贈られるイベントもあった。町によると、トンボロ現象が昼間に見られるのは9月ごろまで。
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避難所開設 迅速に 西伊豆町社協など 町民ら運営方法学ぶ
西伊豆町社会福祉協議会と町災害ボランティアコーディネーター連絡会はこのほど、避難所運営研修会を同町中の町中区公民館で行った。町内の子どもからお年寄りまで45人が、災害時の自主避難所開設訓練を実施し、運営方法について理解を深めた。 震度6弱の地震発生により高さ7メートルの津波が押し寄せたことを想定した。公民館を避難所とし、4班に分かれて情報収集や避難所の受け付けを行った。参加者は「毛布の配布数が足りない」などの困り事を共有し、課題の解消に努めた。 町社協は、2020年度から避難所運営について住民の意識向上を図る。23年度は、災害発生時の障害者や高齢者に対する支援の必要性を周知する。
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市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
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まちづくり戦略係新設 西伊豆町
西伊豆町は20日、4月1日付の人事異動を内示した。新規採用や退職を含む対象者は59人。まちづくり課にまちづくり戦略係、産業建設課に地籍調査係を新設した。防災課に新たに2年の任期付きで「地域防災マネージャー」を採用する。 主な異動は次の通り。 【課長・局長級】議会事務局長(防災課長兼防災監)佐野浩正▽防災課長兼防災監(教育委員会事務局長)真野隆弘▽教育委員会事務局長(教育委員会事務局主幹)朝倉通彰 【主幹級】総務課主幹兼情報管理係長(総務課情報管理係長)山本直輝▽まちづくり課主幹(窓口税務課主幹兼田子出張所長)居山繁▽健康福祉課主幹兼健康係長(窓口税務課窓口年金係長)木野のぶ子▽防災課
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西伊豆ジオサイト Eバイクで巡る モニターツアー実施
美しい伊豆創造センター(伊豆市)は20日、電動アシスト付き自転車「Eバイク」を活用してジオサイトを巡るモニターツアーを西伊豆町で行った。参加者は、ガイドの案内を受けながら同町の景色を楽しんだ。 伊豆の国市で自転車展示・試乗施設を展開するメリダジャパンのインストラクターが案内役を務めた。町観光協会を発着点に、沢田公園や大浜海岸などを回った。参加者は、美しい海の眺望や地層を見て回った。 ツアーの本格開始は、2023年度中を目指す。モニターツアーは27日も実施予定で、午前10時、午後1時、午後3時からの計3回。問い合わせは美しい伊豆創造センター<電0558(72)0520>へ。
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黄金崎クリスタルパーク【美と快と-収蔵品物語(56)】
ガラス工芸の歴史において、工場で職人が工業的に製作する形態を離れ、作家個人が工房を設けて自由に制作する契機となったのは、1960年代に北米を中心に起こった「スタジオ・グラス」運動とされる。西伊豆町の「黄金崎クリスタルパーク」は、この時代を生き、現代ガラス作家を代表するチェコのスタニスラフ・リベンスキー(1921~2002年)とパートナーのヤロスラヴァ・ブリフトヴァ(1924~2020年)による共同作品を収蔵している。2人は彫刻から建築に関わる作品に至るまで、従来のガラス工芸の枠組みを超えた表現を追究した。 色と光の美を追究 「青い眼」 1993年 スタニスラフ・リベンス
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西伊豆LCが献血呼びかけ
西伊豆ライオンズクラブ(LC、鈴木哲雄会長)はこのほど、西伊豆町役場の駐車場で献血の啓発活動を行った。日本赤十字社と共同で実施し、来庁者らに協力を呼びかけた。 同LCが長年続けている取り組みで、毎年3月と9月に行っている。協力者は車両内で採血を受け、記念品として洗剤などの謝礼品を受け取った。
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西伊豆町議会 23議案可決、閉会
西伊豆町議会3月定例会は17日、4月27日で任期満了を迎える鈴木秀輝教育長(67)を再任する人事案など23議案を原案通り可決、同意し、閉会した。 鈴木教育長の任期は28日~2026年4月27日の3年間。このほか、教育委員会委員や農業委員会委員を任命する人事を同意した。24年4月1日から田子小と賀茂小を統合する内容の町立学校設置条例の一部を改正する条例や、72億1400万円を計上する23年度当初予算も可決した。
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カンボジア支援 継続を 国際ボランティア理事の高井さん 松崎高で活動報告
松崎町桜田の松崎高は13日、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)理事の高井洋季さんを招き、同法人が2月にカンボジアで実施した教育支援活動の報告を同校で行った。生徒約100人が、カンボジアの現状や支援の必要性を学んだ。 カンボジアでは内戦後、教育環境が整備されていない地域が残っていて、法人が学校を建設して交流を続けていることを説明。高井さんは「支援には大きな意味がある。今後も継続して行う必要がある」と訴えた。 同法人は西伊豆、松崎両町の地域活性化に取り組む。西伊豆町地域おこし協力隊も務める高井さんは1~2月に松崎高などで文房具や楽器を募り、2月に学生35人とともに、カンボジアの子ど
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西伊豆で農業体験 住民と交流 移住促進へモニターツアー
西伊豆町の地域活性化に取り組む企業「西伊豆プロジェクト」(矢岸洋二社長)は、移住促進や関係人口の増加を図るイベント「オープンタウン」を企画している。地域住民と交流したり、農業を体験したりして同町の暮らしを紹介する。 このほど、モニターツアーを行い、移住に興味がある町外の9人が参加した。同町大沢里のワサビ田では、生産者の手ほどきを受けて収穫体験を行ったり、採りたてのワサビを試食したりした。養鶏場の見学や海で釣り体験も行い、参加者は同町での暮らしに思いを巡らせた。 矢岸社長は「パンフレットだけでは伝わらない地域の魅力を知ってもらいたい。西伊豆のファンになるきっかけになればうれしい」と話した。
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4小中学校で学級・学校閉鎖 インフルエンザ
静岡県は13日、小中学校4校でインフルエンザに感染したとみられる患者計60人が確認され、学級・学校閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 下田市の中学校9人、西伊豆町の中学校31人、吉田町の小学校7人、浜松市西区の小学校13人。
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地元の児童とスポーツで交流 松崎高生徒が企画
松崎町桜田の松崎高の生徒が12日、地元の小学生に体を動かす楽しさを知ってもらおうと「新世代スポーツ交流会」を同校グラウンドで行った。同町と西伊豆町の小学4~6年生約40人が参加し、ボールを使った遊びなどを楽しんだ。 生徒会執行部と生徒有志の1~2年生が主体となって企画運営した。鬼ごっこ、ドッジボール、玉入れの3種目を行った。生徒は遊びのルール説明をしたり、鬼役を務めたりして、児童と一緒に汗を流した。 須田勝生徒会長(17)は「若い世代の力で地域を盛り上げようと思い、動いてきた。実現できて良かった」と話した。
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西伊豆のワサビ おいしさ知って 12日まで催し
西伊豆町仁科の産地直売所「はんばた市場」は11日、伊豆半島名産のワサビをPRする「わさび祭り」を行った。町内で生産されたワサビや、ワサビを使った総菜を販売した。12日も実施する。 ワサビの葉や茎を使ったおにぎりなどを販売したほか、同町の生産農家の藤井幸光さん(55)らが店頭でワサビをすりおろして試食品を提供した。藤井さんは「伊豆の豊かな自然で育ったワサビのおいしさを知ってほしい」と話した。 石垣を組み棚田でワサビを栽培する方法が「静岡水わさびの伝統栽培」として世界農業遺産に認定された日付が9日ということにちなみ、初開催した。
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記者コラム「清流」 うたのおじさん
オリジナルソングを通じて地域活性化に取り組む金刺貴彦さん(64)=西伊豆町=が2月下旬、「小さな親切」運動県本部の実行章を受けた。教員時代に始めたギターの弾き語りと作詞作曲の趣味を生かしてこども園や小学校で歌を披露し、地域で親しまれる「うたのおじさん」だ。 「音楽には地域をつなぐ力がある」と活動する金刺さん。こども園のイベントで20年以上披露する歌もあり、園児と一緒に歌うのが恒例行事になっている。「まさか表彰されるとは思わなかった」と照れくさそうに笑う顔を見て胸がいっぱいになった。 コロナで地域住民と子どもの交流が減り、溝ができたと聞く。しかし、一時は減った歌唱機会も徐々に戻ってきている
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大型サンマ漁船運航業者 報酬不払いで書類送検 西伊豆
国土交通省下田海事事務所は9日、報酬の不払いなどがあったとして船員法違反の疑いで西伊豆町の豊幸漁業と社長の男性(73)を静岡地検下田支部に書類送致した。豊幸漁業は県内唯一の大型サンマ漁船を運航している。 書類送致容疑は2019年8月6日から21年12月21日までに同社所有の漁船「第百三十五豊幸丸」(147トン)に勤務していた元船員の男性(34)に対し、報酬の不払いなどをした疑い。 同事務所によると、約56万円の不払いがあった。報酬不払いのほかにも20年のサンマ漁の最中に船内で病気が発生したにもかかわらず、同事務所に報告しなかったり、同社から男性が借りていた金銭について上限額を超えて給料か
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西伊豆町議会 18議案を可決
西伊豆町議会3月定例会は9日、2億6400万円を減額する2022年度一般会計補正予算案など18議案を原案通り可決した。 このうち、1月に建設計画中止を発表した認定こども園と小中一貫校の設計や、建設地の農用地区域(青地)除外申請書類作成などの業務委託契約解除に伴う損害賠償額を3200万円と決定し、可決した。 23年度一般会計当初予算案や同年度国民健康保険特別会計予算案など7議案は各委員会に付託した。17日に採決する。
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教育関連への質問相次ぐ 西伊豆町議会
西伊豆町議会3月定例会は8日、一般質問を行い、5氏が登壇した。7日に引き続き、1月に建設計画の中止を発表した認定こども園と小中一貫校の在り方についての質問が相次いだ。 今後の方針について、星野浄晋町長は「住民を交えたワークショップで意見を集約したい」と述べるにとどまった。町教育委員会によると、ワークショップでは、喫緊の防災対策が必要なこども園に関する議論が先行されるとみられる。 このほか、子育て支援や防災対策をテーマに当局をただした。
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ノルディックウオーク、船で周遊… 旅行会社に賀茂地域満喫ツアー提案 静岡県グリーン・ツーリズム協
静岡県グリーン・ツーリズム協会伊豆支部は6日、賀茂地域の観光地や食文化などの見どころを紹介する体験型モニターツアーを行った。観光関係者に名所の案内や地元グルメの提供を通じて、ツアーのプランを商品化してもらうことが狙い。 旅行会社の社員ら3人が参加し、松崎町の田園に咲く花を見ながら、地元ガイドの案内でノルディックウオーキングを体験。西伊豆町では、クルージングやかつお節づくりに取り組んだ。参加者は美しい自然の眺望を楽しんでいた。 同協会は、春のツアーを皮切りに、季節ごとのプランも用意する予定。鈴木達志支部長(58)は「一年を通じた伊豆の魅力や楽しみ方を伝えていきたい」と話した。 7日は、下
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JA宇久須支店 詐欺被害防ぎ表彰 下田署
JAふじ伊豆宇久須支店(西伊豆町)と同支店職員の山本幸永さん(38)がこのほど、高齢者の特殊詐欺被害を食い止めたとして下田署から表彰を受けた。 1月31日に60代女性が来店。携帯電話を使いながらATMを操作する様子を不審に感じ、女性を説得、警察に通報して被害を未然防止した。 山本さんは「女性の大切な財産が守れてうれしい」と振り返った。田代圭吾署長は「日頃から詐欺防止へ連携を深めてもらっている結果だ」と称賛した。
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教育施設整備 検討重ねる 西伊豆町議会
西伊豆町議会3月定例会は7日開会し、星野浄晋町長が施政方針演説を行った。1月に建設計画中止を発表した認定こども園と小中一貫校の今後の方針について「安心できる環境で子どもを預かるため、検討を重ねる」と述べた。 町教育委員会によると、今後の計画方針について4月以降にワークショップを開催し、意見を募る。人数規模は約30人を想定し、公募枠を設けて住民参加を受け付ける。 演説では、新型コロナウイルスや観光、防災への対策に注力する考えも示した。 同日、一般質問も行い3氏が登壇した。認定こども園と小中一貫校建設中止の経緯やその後の対応をテーマに当局をただした。
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ガラス製品「診察」 作家ら修理相談会 西伊豆
西伊豆町在住のガラス作家らでつくる西伊豆硝子舎は4日、ガラス製品の修理に関する相談会「ガラスの町のお医者さん」を同町宇久須の黄金崎クリスタルパークで開いた。作家4人が白衣を着て医者に扮(ふん)して「問診」し、破損した品を直した。 自宅で眠る壊れたガラス製の思い出の品を持ち込んでもらい、相談を受け付ける企画。4日は、折れてしまった置物が持ち込まれ、パーツを接着する作業に取り組んだ。 イベントは、宇久須地区がかつてガラス原料のケイ石の採掘が盛んだった歴史にちなんで2022年度から開始した。
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ロケ誘致で地域活性化 「金田一少年の事件簿」など 西伊豆町が成果報告会
2022年度のロケ誘致を通じて地域活性化に取り組んだ自治体に贈られるロケツーリズムアワード地域大賞を受賞した西伊豆町はこのほど、成果報告会を同町仁科の保健センターで行った。町関係者らがこれまでの取り組みを振り返り、今後の方針を確認した。 ロケツーリズム協議会の藤崎慎一会長が司会を務め、同町の20年7月~22年2月のロケに関する問い合わせは363件、そのうち214件が決定したと報告。活動事例として、22年のテレビドラマ「金田一少年の事件簿」のロケで使ったセットを黄金崎クリスタルパークに設け、撮影スポットに活用していると紹介した。藤田会長は「今後は住民への周知と巻き込みが大事になる」と説明した
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障害者対象に無料就労相談 8日から賀茂5町 下田
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は8日から、賀茂郡5町で就労相談会を開催する。参加無料。 同センターは月1回、各町で障害者対象の相談会を開催。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談にも応じている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 8日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽14日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽16日午後1時半~ 南伊豆町役場
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高齢者用タクシー 利用件数29.7%増 松崎町議会
松崎町の深沢準弥町長は1日開会した町議会3月定例会の一般質問で、高齢者らの買い物等支援タクシー事業の利用状況について、2022年4月~23年1月の利用件数は3042件(前年対比29・7%増)で、利用料金の累計は485万円(38・2%増)だったと明らかにした。鈴木茂孝氏への答弁。 町によると、タクシーは18年度から町内で運行し、利用者の増加で事業費も増えている。町外医療機関までの交通手段としての活用について「有効だが課題が多い」と述べ、実現の難しさを吐露した。道の駅「花の三聖苑」の整備については、22年度に実施した調査の結果を受け23年度に改装の方針を決めると説明。早ければ26年度にオープン
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7日から定例会 西伊豆町議会
西伊豆町議会は27日、議会運営委員会を行い、3月定例会の会期を7~17日と決めた。2023年度一般会計予算案など37議案を審議する。一般質問は7、8の両日に行い、計8氏が登壇する。
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グラウンドゴルフ 老若男女が腕競う 松崎で大会
グラウンドゴルフ愛好家らが腕を競う「松崎町B&G海洋センター杯グラウンドゴルフ大会」(同センター主催)が25日、同町道部の町営総合グラウンドで開かれた。子どもからお年寄りまで37人が参加し、スコアを競った。 開催は3年ぶり。一般男子、一般女子、中学生以下の3部門に分かれて8ホール3ラウンドの合計打数で競った。参加者はホールを回りながら交流し、親睦を深めていた。 入賞者は次の通り。 一般男子 ①増田豊(下田市)②鶴田勉(西伊豆町)③石垣実雄(下田市)▽一般女子 ①土屋幸子(同)②村井嘉代子(同)③渡辺美千子(同)▽中学生以下 ①勝呂悠月(松崎町)②渡辺瑠珂(同)③村松理応(同)
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賀茂地区の学校統合再編 議論混迷の町も 進む少子化 道筋早急に【解説・主張しずおか】
伊豆南部の賀茂地区で小中学校の統合再編が活発化している。一方でさまざまな事情で議論が棚上げされている町もあり、先行きが見通せない。統合とは別筋の中高一貫校設立を求める動きや県立高の再編議論が複雑に絡んでくる可能性もあり、関係機関には早急に道筋を示すよう求めたい。少子化が加速する中で迅速な対応が迫られている。 「当初は不安だったが、大変大きな効果があったと受け止めている」。下田市教委学校教育課の糸賀浩課長(55)は統合効果を強調する。市内では昨春に市内4中学を1校に統合した。統合前のある中学では、教員1人が3学年全ての特定教科を受け持っていた事例もあったという。統合で一定の規模を確保したこと
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よさこい バスケB3戦で披露へ 西伊豆中生ら
西伊豆町宇久須の西伊豆中の生徒と同町でボランティア活動を行う学生が、26日に静岡市清水区で行われるバスケットボールBリーグ3部ベルテックス静岡の試合でよさこいソーランを披露する。昨秋、台風で被災した同市を元気づけようと企画した。25日は全体練習を行い、本番に向け汗を流した。 参加するのは、同校の男子、女子バスケットボール部員と、全国の学生でつくるNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の計42人。同町によるスポンサードゲームで披露する。同法人は全国の災害支援も実施する。同市が被災した際には200人以上が土砂のかき出しなどの復旧支援を行った縁もあり、実現した。 よさこいは、学生が地
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金刺さん(西伊豆)に「小さな親切」実行章 歌で地域活性化
「小さな親切」運動県本部は22日、オリジナルソングを通じて地域活性化に取り組む金刺貴彦さん(64)=西伊豆町中=に実行章を贈った。贈呈式が松崎町江奈の静岡銀行松崎支店で行われ、林剛志松崎地区支部長(53)が表彰状を渡した。 金刺さんは教員時代に始めた趣味の音楽で地域を明るくしようと、2000年ごろ活動を開始。認定こども園や小学校でギターの弾き語りを披露したり、子どもたちと合唱したりしている。 金刺さんは「音楽には地域をつなぐ力があると思う。地元に貢献できるよう続けていきたい」と話した。
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西伊豆町 当初予算案、一般会計72億円 防災対策や子育て拡充
西伊豆町は21日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比7・8%減の72億1400万円。津波などの防災対策や子育て環境の整備を重視する編成となり、町独自の電子通貨「サンセットコイン」事業関連費の特別会計への計上や、橋・トンネル整備事業などの減少により減額した。 同町仁科浜の旧消防署跡地に建設する津波等避難施設工事に4億5千万円を計上した。津波や風水害の避難施設として使用するほか、平常時には会議室としても活用できるようにする。同町仁科正円への津波避難タワー設計業務にも710万円を盛った。 子育て支援では、学校給食費全額助成事業に1500万円を計上。24年の小学校統合準備費とし
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男性の社会参加促進へセミナー 西伊豆
西伊豆町社会福祉協議会は19日、男性の社会参加のきっかけづくりをしようと、わくわく居場所づくり応援セミナー「煌け★男塾」を同町安良里の中央公民館で開いた。町内外の22人が、地域で活躍する人の事例を学んだり、参加者同士で交流したりした。 男性に多いというひきこもりを防止し、生きがいづくりを促すことが狙い。伝統保存食の潮かつおやダイビング、釣りの普及などを行う50~70代の男性が、取り組みを紹介。参加者はグループワークで、高齢化や人口減少などの地域課題を共有し、社会参加の重要性を確認した。
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西伊豆・堂ケ島公園 4月10日までイルミ点灯 「トンボロ現象」テーマ
西伊豆町仁科の堂ケ島公園を彩る「堂ケ島サンセットイルミ」(町観光協会主催)が4月10日まで、開催されている。10万球の発光ダイオード(LED)を使ったイルミネーションが夜の公園に飾られ、幻想的な雰囲気を醸し出している。 イベントは、宿泊客に散策してもらおうと2019年度に開始した。青やオレンジ色を基調としたLEDを約800平方メートルの敷地に設置。今回は、干潮時に海岸と沖合にある島が陸続きになる「トンボロ現象」をテーマに飾り付けた。 点灯時間は午後6~9時。入場無料。
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委員会のオンライン開催 静岡県内は5市町「ある」
静岡県議会と県内35市町のうち、委員会などをオンラインで開催したことがあると回答したのは、5市町(沼津、島田、掛川、袋井、河津)だった。いずれも2020年4月以降に実施していた。 5市町は、新型コロナウイルス感染症対策や災害時を想定して導入・開催したと答えた。「条例改正をしたが、その後、開催の必要性が生じていない」など、既に環境整備済みや準備中の議会は県議会を含め11自治体あった。 国が認めていない本会議のオンライン開催を「必要」としたのは11市町(31%)あり、「緊急時に備えて対応すべき」(御殿場市)、「育児、介護、障害など多様な人材が活躍できるために必要」(三島市)との意見があった。
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西伊豆町教育施設建設中止 町長、意見募る方針
西伊豆町と町教委は17日、認定こども園と小中一貫校の建設計画中止に関する保護者向けの説明会を同町安良里の中央公民館で開いた。星野浄晋町長は今後の計画について「ワークショップで住民から意見を募り町の総意をつくる」と述べ、公募枠を設けて地域住民の参加を募る考えを示した。 町は1月下旬、2027年度以降の開設を目指してきたこども園と小中一貫校の建設計画中止を発表。星野町長は中止理由について「建設地周辺の住民から強い反発があり、建設地の農用地区域(青地)の除外手続きが困難で開設が先延ばしになると考えられた」と説明した。こども園の防災対策を早急に進める考えも明らかにした。 保護者40人が参加した。
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ロケーションジャパン大賞/伊豆の国市が準グランプリ、牧之原市に部門賞 ロケツーリズムアワード/西伊豆町が地域大賞
映画、テレビドラマなどの撮影で地域を盛り上げた作品とロケ地を顕彰するロケーションジャパン大賞の授賞式が16日、都内で開かれた。伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公になった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と、積極的に観光誘客を図った同市が準グランプリに輝いた。 作品の世界観を伝える同市の大河館の来場者数は、目標の10万人を大幅に超える約20万人となった。ロケセット見学会なども通じて作品を生かしたPRを展開し、市内の経済波及効果は16億円に上るという。 山下正行市長は「コロナ禍だったが、多くのお客さまに来てもらった。受賞は夢のようで大変光栄に思う」と喜びを語った。 部門賞(支持率部門)には、映画
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高齢者の移動 地域で応援 「お助け隊」が一緒に買い物、通院 西伊豆町
外出が難しい高齢者の買い物や通院などの移動を支援する住民主体の取り組みがこのほど、西伊豆町の山間地で始まった。町の高齢化率は51・8%(2022年4月時点)と県内最高。地域の力で高齢者の移動手段を確保し、住み続けられる環境の整備を目指す。 町社会福祉協議会が「せいかつ応援倶楽部」と銘打ち始動した事業。講習を受けた生活支援ボランティア「お助け隊」が、買い物や通院などの移動支援のほか、電球の交換や掃除を行う。 2月中旬、同町大沢里地区のボランティアが、80~90代の女性3人を自家用車でスーパーに送迎した。店内まで連れ添い、買い物を手伝った。山本晴子さん(92)は「いつも日用品は家族に届けて
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3部門グランプリ選出 西伊豆町 ふるさとフォトコンテスト
西伊豆町はこのほど、町内で撮影した夕日や風景がテーマの写真を審査する「第18回夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテスト」の審査会を行った。夕陽、ふるさと、ドローンの3部門で審査を行い、夕陽部門は佐藤和彦さん(松崎町)、ふるさと部門は松田恵一さん(西伊豆町)、ドローン部門はKenken Travelさん(相模原市)の各作品を最高賞のグランプリに選んだ。 県内外41人から292点の応募があった。審査会は同町仁科の町保健センターで行い、写真愛好家の筒井章さん(伊東市)や星野浄晋町長が審査員を務めた。グランプリのほか、特選、入選、佳作の35点を選んだ。 入賞作品は、町が秋ごろ製作するカレンダー
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静岡人インタビュー「この人」 学生らと町をつなぎ新規ビジネス創出を図る地域おこし協力隊 高井洋季さん(西伊豆町)
2020年に西伊豆町地域おこし協力隊に就任。同町の地域活性化を進めるNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の元職員で、現在理事として学生と町のハブ役を務め、新規ビジネスの創出を図る。隊員の定住促進や働きやすい体制づくりのほか、地域課題解決を促すために官民連携を進める。横浜市出身。41歳。 -就任のきっかけは。 「国際協力について学ぶために留学した経験がある。その際、東日本大震災が発生したのを機に日本を拠点として国内諸地域の課題解決に取り組もうと決めた。これまでは学生を介在して地方創生に携わってきたが、自身がプレーヤーになりたいと考えた。西伊豆は人口減少が進む中で、問題意識を持っ
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子どもに居場所「カフェ」 住民らと食事やレクリエーション 西伊豆「ちゃぶだいクラブ」が開設
西伊豆町田子地区の住民ボランティア団体「ちゃぶだいクラブ」が、子どもの居場所づくりの取り組み「子どもカフェ」を開始した。地域とのつながりが希薄になる中、多年代と交流する場所を子どもに提供し、成長を促していく。 同団体は、2022年度に発足し、田子地区まちづくり協議会の会員有志でつくる。「旧かしわや食堂」を拠点に食事を振る舞ったり、レクリエーションを行ったりする。 2月上旬、集まった児童生徒にカレーライスを振る舞った。児童らはカレーを食べながら、地域の住民と会話を楽しんだ。今後は、お菓子づくりや学習の補助も行う予定。 椿直光代表(69)は「かつて家族がちゃぶ台を囲んでいたように、地域の交
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記者コラム「清流」 「おかしい」のアンテナ
節分には大豆をまくことが当たり前。今冬、そんな常識が覆る経験があった。 長野県の友人宅を訪れた際、庭に落花生が落ちていた。友人いわく、「これが普通」。いや大豆の方が大多数だろうと思い、後日調べてみると、雪国や産地では落花生をまく習慣があるらしい。 西伊豆町のこども園では、豆まきで新聞紙を丸めて投げた。なぜ大豆ではないのか。大豆による窒息する事故を防ごうと、消費者庁が5歳以下の子どもには与えないよう呼びかけており、園では誤飲防止のため数年前から新聞紙を使っていると知った。 常識は、地域や時代によって異なると再確認した。「おかしい」と思うアンテナを高く張ることが、知見を広げる好機になるかも
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稲取高生が考案 給食「おいしい」 最優秀賞メニュー、地域食材を使用 東伊豆
静岡県賀茂農林事務所の「高校生による給食コンテスト」で最優秀賞に輝いた稲取高(東伊豆町)生徒による献立が7日、町内の小中学校と幼稚園6施設の給食に登場した。地域食材を使ったメニューに約650人が舌鼓を打った。 西伊豆町伝統の保存食潮かつおをだしに使ったけんちん汁や、魚のキノコあんかけなどを考案したのは木下花音さんと加瀬麻央さん(いずれも3年)。稲取小を2人が訪れ、感想を問うと児童たちは一様に「おいしい!」と満足げな表情を浮かべた。 同校卒業生の加瀬さんは「母校の子供たちに食べてもらえるなんて」と声を弾ませ、木下さんも「小学生の笑顔が見られてうれしい」と喜んだ。 コンテストには4校から1
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障害者が対象 無料就労相談 8日から賀茂5町で開催
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は8日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、各町で障害者対象の相談会を開いている。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付ける。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 8日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽16日午後1時半~ 南伊豆町役場▽21日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
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あめやチョコ 菓子まき夢中 西伊豆・仁科 こども園で節分
西伊豆町仁科の仁科認定こども園では、豆まきに加え、菓子まきが行われた。園児42人は袋を手に、あめやチョコレートなどを拾い集めた。 子どもたちに多くの「福」を拾ってもらおうと、豆まきの後に行った。町社会福祉協議会の柏木昇会長らが菓子をまくと、園児は夢中になって手を伸ばしていた。 同町田子の伊豆海認定こども園でも豆まきが行われた。
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新生児の手形 ガラス製の記念品に 西伊豆町在住作家が制作
西伊豆町は1日、新生児に贈るガラス製の記念品に付ける手形取りを同町仁科の町福祉センターで行った。町内在住のガラス作家が3月中旬までに、赤ちゃんの手形を施した小物入れやフォトフレームを制作する。 宇久須地区がガラス原料のケイ石の産出が盛んだった歴史にちなんで旧賀茂村時代に始まった恒例行事。2022年7~12月に生まれた赤ちゃんを対象に実施した。親子3組が参加し、赤ちゃんは母親に抱かれながら、手にインクを付けて紙に押し付けた。 次男の琥二郎君と訪れた堤久美子さん(33)は「写真以外で思い出として取っておけるものは少ないのでうれしい。長男の記念品と二つ並べるのが楽しみ」と話した。
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文具や楽器寄せて 西伊豆中と松崎高 カンボジアに贈ろう
NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)は9日まで、カンボジアの子どもに寄贈する学用品を西伊豆町の西伊豆中と松崎町の松崎高で募っている。 回収しているのは、使用できる文房具や楽器など。両校の昇降口に設置したボックスで集めている。寄せられた品は13~21日、学生らが教育支援活動のためにカンボジアを訪れる際に届ける。 同法人は全国の学生で組織し、両町の地域活性化に関わる。2008年から寄付を募り、これまでにカンボジアに8校の小中学校を建設してきた。
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2月20日から建設計画中止の説明会 西伊豆町のこども園と小中一貫校
西伊豆町は20日から4日間、認定こども園と小中一貫校の建設計画中止に関する説明会を5地区で開く。星野浄晋町長らが中止の経緯について説明する。 仁科地区(20日、福祉センター)を皮切りに、田子(21日、田子公民館)、宇久須(22日、住民防災センター)、大沢里(24日、祢宜の畑公民館)、安良里(24日、中央公民館)の各地区で開催する。開始時間は、午後7時から。大沢里地区は午後2時から。 町は、先川地区への2027年度以降の早期開設を目指してきたが、1月27日、計画の中止を発表した。
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静岡県職員の工事費水増し 8日地裁判決 予算消化優先の組織風土「余れば上司に迷惑」重圧か
行政予算は使い切るべきか-。公共工事の予算を消化するため虚偽の公文書を作成し、事業費を増額させて県に損害を与えたとして虚偽有印公文書作成・同行使と背任の罪に問われた県職員の男の判決が8日に静岡地裁で言い渡される。 男は起訴内容を認め、「予算を全て執行しなければいけない雰囲気が(職場に)あった」と証言。公判では事業費の抑制より予算消化を優先的に捉える組織風土の一端も浮き彫りになった。その背景に専門家は「公務員は予算額通りに仕事を進めることが職務評価につながる傾向がある」と分析する。 「予算が余れば迷惑がかかる」。法廷で動機を語ったのは県職員の男(32)=停職4カ月の懲戒処分=。県下田土木事
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西伊豆で「バイオ炭」農法 野菜作り、環境に優しく 学生団体がブランド化 CO2削減へ
NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生が、生物由来の資源を使った「バイオ炭」を土壌に混ぜる農法を活用し、二酸化炭素(CO2)を削減しながら野菜を栽培する取り組みを西伊豆町で進めている。同町でかつて起きた豪雨災害に伴う救援活動をきっかけに、地域の活性化に携わっている同法人。耕作放棄地を使い、環境に優しい野菜としてブランド化を目指す。 IVUSAは全国の学生で組織する団体。2013年7月の大雨により同町で土砂災害や浸水被害が発生した際、学生約100人が土砂のかき出しなどの災害ボランティアを担った。支援活動が縁となり、14年からは地域のイベント運営や景勝地の景観保全にも携わってい
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災害ボランティア 受け入れ体制学ぶ 西伊豆で養成講座
災害時のボランティア受け入れや活動先の調整を行う「災害ボランティアコーディネーター」の養成講座が29日、西伊豆町宇久須の町住民防災センターで開かれた。地域住民ら14人が参加し、ボランティアの支援体制づくりを学んだ。 町社会福祉協議会と、住民有志でつくる町災害ボランティアコーディネーター連絡会が主催した。2022年夏、松崎町が被災したことを受けて台風による浸水被害を想定。参加者は災害ボランティア本部の運営訓練に臨み、受け付けや機材の貸し出しなどの進行を体験した。同町では13年、豪雨による土砂災害や浸水被害が発生した。同連絡会の仲田慶枝代表は「コロナで開催は久しぶり。平常時から災害に備える必要
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西伊豆町 こども園と小中一貫校建設 8年議論の計画白紙に
西伊豆町は27日、2027年度以降の早期開校を目指してきた認定こども園と小中一貫校の建設計画を中止すると明らかにした。同町では再編案や建設地について約8年にわたって議論されてきたが、最終案が白紙になり、計画の大幅な見直しを迫られる。 星野浄晋町長は町役場で会見し、「子どもの安全確保を第一に考えてきたが、保護者以外の地元住民の同意が得られなかった」と述べ、「一区切りして違うアプローチをした方が良いと判断した」と吐露した。今後は現行の校舎や園舎の防災対策を進める方針。再編統合については、近隣町に連携を呼びかける考えを示唆した。 今回の計画白紙化については、町が1月中旬に5地区で開催した住民懇
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地域おこし協力隊 候補者の裾野拡大、不安解消へ南伊豆で体験
新たな観光振興や特産品づくりなどに取り組む「地域おこし協力隊」。南伊豆町は首都圏をはじめとした県外からの人材確保を目指し、期間限定で活動を体験できるインターンの受け入れを始めた。着任後に隊員が地域で感じるイメージの不一致解消などが狙いで、国の制度を活用して町への関心も促す。協力隊制度を活用している他の各市町や県によると、本県で初の試みとみられる。 昨年12月中旬、南伊豆町の地場産品直売所「南伊豆湯の花」。町が初めて受け入れたインターンの2人が、交流サイト(SNS)で情報発信するための写真を撮影していた。約2週間の期間中、広報役などを体験。町は今年2月下旬までに20人ほどを受け入れる見込み
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静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合理事長/加藤賢二氏 高価値化へ転換不可欠【難局に挑む 新年トップインタビュー⑧】
―2023年の観光業をどう見通すか。 「新型コロナウイルスの影響を大きく受けた観光業だが、22年以降は手探りながらウィズコロナの付き合い方が見えてきた。国内客を中心に22年10月はコロナ禍前の9割まで回復。静岡空港の国際線再開も決まり、インバウンド(訪日客)の増加が期待できる。インバウンドもコロナ禍前のような団体旅行から小グループへの転換が見られ、受け入れ態勢の再構築を急がなければいけない」 ―国内需要のつなぎ止めやインバウンド受け入れに何が必要か。 「価格競争ではなく、高付加価値、高品質のおもてなしを提供する形態に転換する契機としたい。コロナ対応の国の補助を受け、高付加価値化に向け
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西伊豆町長と住民が意見交換 認定こども園 小中一貫校建設
西伊豆町は16日、文教施設整備事業の地区懇談会を始めた。宇久須地区を皮切りに、安良里、田子、仁科、大沢里の5地区で20日まで開催する。宇久須地区では住民ら約50人が参加し、星野浄晋町長らと認定こども園と小中一貫校の建設に関して意見交換した。 建設を巡っては2022年11月、有識者らでつくる文教施設等整備委員会が町の方針である同町仁科の先川地区が建設地として妥当とする答申書を町に提出した。2027年度以降の早期開設を目指している。 星野町長は「ベストは難しいが、ベターな提案をできるよう意見を聞いていく。子どもたちが安全に通学、教育を受けられるようにする」とあいさつ。教育委員会が、これまでの
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地域おこし協力隊員 鶏卵の販売開始 西伊豆・酒井さん「養鶏軸に地域活性化」
西伊豆町地域おこし協力隊の酒井宏治さん(53)が、同町宇久須の養鶏場で生産した鶏卵の販売を開始した。栽培する農産物の廃棄部分などを飼料とし、鶏ふんは農業用肥料に使い、循環させる仕組み。今後は販路を開拓し、特産品として定着させる考えだ。 酒井さんは2020年に協力隊に委嘱された。新型コロナウイルス禍で活動が一時制限されたが、使われていなかったビニールハウスの整備を行い、22年夏に養鶏を開始した。現在は約225平方メートルの敷地で約200羽を平飼いする。飼料の栄養価を高めたり、ハウス内の温度管理を徹底したりしている。 22年12月中旬には、町内のスーパーや直売所などで卵の販売を始めた。新た
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高校生 ICT業界の「リアル」学ぶ 松崎で講座
西伊豆、松崎両町、日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)は13日、松崎町桜田の松崎高で「ICT業界で働くリアルな姿」と題して講座を開いた。生徒らは情報通信技術(ICT)業界の働き方を学び、進路について考えた。 JUSAはテレワークなどを推進する事業者団体。会員企業の8氏がICT業界に向いている人物像や、リモートワークが普及した理由を紹介した。通信販売業などを行う「Enjoy(エンジョイ)」(西伊豆町)の土本直矢社長は「自分が楽しいと思えることを仕事にしてほしい」と話した。 西伊豆、松崎両町とJUSAが2022年に結んだ包括連携協定に基づいて開催。会員らもオンラインで聴講した。
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障害者対象の無料就労相談 賀茂地区で11日から
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は11日から、賀茂郡5町で無料就労相談会を開催する。 同センターは月1回、各町で障害者対象に相談会を開催。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付ける。 いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 11日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽17日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽19日午後1時半~ 南伊豆町役場
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スマホ誤作動で勝手に119番 静岡県内消防、注意呼びかけ「確認の連絡応じて」
エッ、私が119番を!?-。市民らが気付かないうちに119番通報をしてしまい、消防が万が一の確認のため駆け付ける事態が県内で発生している。最新のスマートフォン機能も一因にあるとみられ、消防関係者は「間違えた際は必ずその後の連絡に応じてほしい」と呼びかける。 2022年11月上旬の下田消防署(下田市)。西伊豆町から119番が入った。ところが、電話口からは応答が無い。通報者に不測の事態が生じた可能性を念頭にGPS機能で逆探知し、駆け付けたのは消防車と救急車3台に隊員8人。すると出動後に通報者が消防からの連絡に応じ、男性が「119番したことに気付かなかった」と説明した。 下田消防本部によると、
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松崎産米であんこ餅 老舗菓子店「西伊豆知るきっかけに」
西伊豆町仁科の老舗菓子店「飴(あめ)元菊水」が、松崎町産の米を使ったあんこ餅の販売を始めた。地域の活性化を目指して次々と新商品を考案する同店。荻田真理子代表(70)は「日本人に愛される餅を通じ、地域に興味を持ってもらいたい」と意気込む。 同店は2022年にかつての看板商品「長九郎餅」の販売を再開。餅の製造環境を整備したことを機に、地元産の米2種を活用した商品開発を構想した。松崎町の石部棚田で収穫されたもち米と、同町のとんび農園の古代米を材料にした。 商品は「月のうさぎ餅」。棚田のもち米を使った「棚田のそよ風」は弾力があり、昔ながらの素朴な味わいが特徴。古代米が原料の「古代の語り」は、きめ
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西伊豆のサンマ漁船 乗り初めで豊漁祈願 住民にサバ振る舞う
静岡県内唯一の大型サンマ漁船「第135豊幸丸」を操業する西伊豆町の豊幸漁業は2日、豊漁と安全を祈願する恒例の「乗り初め」を同町安良里の安良里漁港で行った。船に大漁旗を掲げ、地域住民に水揚げした魚や潮かつおを提供した。 例年は船員が船上からサンマをまくが、昨年の不漁を受けて代わりにサバ700匹を港に設置。集まった大勢の地域住民らが夢中になって冷凍のサバを拾い集め、新年の活気にあふれていた。 同船は2022年、ロシアのウクライナ侵攻に伴う日ロ関係の悪化を受け、例年8月の出港が10月にずれ込んだ。帰港後の11月下旬にはサバ漁に切り替えていた。
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もち投げ盛況「“福”を拾って」 西伊豆町観光協会
西伊豆町観光協会は2日、同町仁科の堂ケ島公園で新春もち投げ大会を行った。町や観光関係者、年男年女が、集まった観光客らに向けて約8千個の餅をまき、新年のにぎわいを楽しんだ。 星野浄晋町長は「暖かな日差しの中、新年を迎えられた。少しでも“福”を拾って楽しんでいって」とあいさつ。参加者は、両手を大きく広げて夢中で餅を受け取った。 餅の中には当たりが含まれていて、拾った参加者には伝統保存食「潮かつお」などを贈った。同協会の塩沢一志会長は「今年は国内外の観光客が来やすい環境をつくっていきたい」と話した。
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西伊豆で正月マラソン大会 3年ぶり開催 97人が健脚競う
西伊豆町の恒例行事「第55回正月マラソン大会」(実行委主催)が1日、同町で開かれた。旧賀茂村時代から続いている伝統のイベント。すがすがしい元旦の空気の中、町内外の97人が同町宇久須の賀茂小をスタートし、健脚を競った。 大会は1966年に村主催の駅伝大会として開始。現在も町職員や住民有志でつくる実行委が企画し、地域住民が交通整備などを行う。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。 親子で参加するファミリー(1・5キロ)、2・5キロ、5キロの3コースを男女別で実施した。参加者は学校周辺の住宅街や川沿いを懸命に走り、沿道からの声援に応えた。矢岸高弘委員長(65)は「楽しみにしている人
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「学生職員」6人に任命書 西伊豆町、インターン受け入れ
西伊豆町は28日、インターンシップで受け入れるNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)のメンバーの任命式を町役場で行った。2023年1月6日まで庁舎内で「学生職員」として業務にあたる。 地方自治体職員の仕事に興味を持ってもらおうと毎年行っている。学生はふるさと納税の事務作業などを体験する。任命式では、星野浄晋町長が6人に任命書を手渡した。 日本大2年の小林俊輝さん(20)=三島市出身=は「町に興味を持って参加した。進路の選択に生かしたい」と意気込んだ。 星野町長は「インターンを機に今後も町と接点を持ってもらいたい」と話した。
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湯治場から憩いの場に 松崎・大沢温泉依田之庄開館2年
松崎町の町営日帰り温泉施設「大沢温泉依田之庄」は27日、オープン2年を迎えた。約250年前に開かれ、泉質の良さから古くから「化粧の湯」と呼ばれ湯治場として親しまれてきた大沢温泉郷。廃業したホテルの浴場を改修した施設は、新たな憩いの場として定着しつつある。 施設は、築300年の歴史がある県指定有形文化財「旧依田邸」内に位置する。同邸宅の歴史情緒を生かし、温泉郷の中心施設として営業していた旧大沢温泉ホテルを町が2017年購入。20年12月に開館した。 町によると、施設の知名度は徐々に向上し、21年度までは同町民と西伊豆町民の利用が多かったが、22年度は町外の利用客の割合が高くなった。 27
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西伊豆町の10大ニュース 「サンセットコイン還元」1位
西伊豆町はこのほど、2022年の10大ニュースを発表した。1位は「サンセットコイン10パーセント還元キャンペーン開始」(5月)。「西伊豆中の新校歌完成」(7月)を2位、「マイナポイント第2弾特設会場を開設」(7月)を3位に選んだ。 このほかのニュースは次の通り。 ④加山雄三ミュージアム閉館、伊豆トリックアート迷宮館開館(6、7月)⑤文教施設等整備委員会が「建設予定地は先川地区が妥当」と答申(11月)⑥ベルテックス静岡、静岡ブルーレヴズと協定締結(6、10月)⑦子ども議会初開催(11月)⑧町が第13回ロケーションジャパン大賞にノミネート(11月)⑨第18回夕陽のまち西伊豆町ふるさとまつりを
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白や透明、赤のガラス作品紹介 西伊豆
国内外のガラス作家が制作した作品を紹介する「白・無色/赤のガラス-対比と対話」展が2023年6月21日まで、西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで開かれている。白や透明、赤色をテーマにした収蔵品28点を紹介する。 オブジェや器など大小さまざまな立体作品が並ぶ。赤色を基調にした円形の作品は、板ガラスを何重にも接着させて作られていて奥行きが楽しめる。白色の小さな突起状のガラスが組み合わさった作品も目を引く。
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文教施設整備事業 1月に地区懇談会 西伊豆町
西伊豆町は21日、2023年1月16~20日に文教施設整備事業の地区懇談会を開くと発表した。認定こども園と小中一貫校の建設に関する町の方針を説明するほか、住民からの質問を受ける。 宇久須地区(16日、宇久須住民防災センター)を皮切りに、安良里(17日、安良里中央公民館)、田子(18日、田子公民館)、仁科(19日、福祉センター)、大沢里(20日、祢宜の畑公民館)の各地区で開催する。時間は午後7~9時。大沢里地区は午後2~4時。 建設を巡っては、文教施設等整備委員会が町の方針である同町仁科の先川地区が建設地として妥当とする答申書を町に提出。町議会12月定例会では、整備に関する調査設計業務費を
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運転ボランティア養成 西伊豆町社協、高齢者支援へ講座
西伊豆町社会福祉協議会は17、18の両日、高齢者の買い物や外出の手助けをする運転ボランティアの養成講座を同町宇久須で開いた。参加した町民11人が車の運転実習に臨んだり、車いすの扱い方を学んだりした。 認定NPO法人かながわ福祉移動サービスネットワークのメンバーが講師を務めた。参加者は講座を受けた後、実際に乗用車を運転し、車いすを乗せて走行する際の注意点を学んだ。右左折ではスピードを落としたり、一時停止では特に気をつけたりするよう指導を受けた。 同町は2020年から講座を開始した。21年以降は、同社協が講座開催の担い手となり、これまでに29人が講座を修了した。
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防犯功労者 管内1市5町17人を表彰 下田署
下田署はこのほど、防犯功労者への表彰伝達と署長感謝状の贈呈式を同署で開いた。管内1市5町の17人を表彰した。 防犯協会の関係者や検視に協力した医師らに田代圭吾署長が賞状を手渡した。田代署長は「長年にわたる地域への貢献に深く感謝したい」とたたえた。 受賞者は次の通り。 【県防犯協会連合会防犯功労者表彰】長田雅彦(河津町) 【署長感謝状】木田敏則(下田市)河井栄(同)高木洋行(西伊豆町)塩沢一志(同)浅井真(松崎町)大村敏之(西伊豆町)大石栄子(松崎町)大石延正(西伊豆町)藤井健仁(同)石井洋之(東伊豆町)高木徳一郎(西伊豆町)日吉美千子(下田市)河井文健(同)飯島孝明(南伊豆町)宮川栄
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佐藤教育長が退任 「成就感がある」 松崎町
松崎町の佐藤みつほ教育長(71)の退任式が16日、同町宮内の町環境改善センターで行われた。佐藤教育長は在職期間を振り返り「厳しかったけど楽しかった。そんな成就感がある。人に恵まれとても良い5年間だった」と感謝を伝えた。 佐藤氏は下田市立白浜小や同市立朝日小の校長を歴任し、2017年に就任。情報通信技術(ICT)や防災教育などの拡充に努めた。深沢準弥町長は「子ども目線で考え、幼児教育の大切さを教えてくれた。職員のことも気に掛けてくれた」とねぎらった。 佐藤氏は職員から花束を受け、多くの職員や町議が見送る中、笑顔で庁舎を後にした。 後任には、18日付で元西伊豆町立田子小校長の平馬誠二氏(6
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静岡県警音楽隊 こども園で演奏 西伊豆
静岡県警音楽隊のメンバーがこのほど、西伊豆町仁科の仁科認定こども園を訪れ、演奏を披露した。1~5歳の園児44人が、トランペットやチューバの心地よい音色を楽しんだ。 メンバー9人は「いぬのおまわりさん」や「ミッキーマウスマーチ」などなじみのある約10曲を披露。園児は手拍子を取って音楽を満喫した。 県交通安全協会下田地区支部の交通安全教室もあり、園児は横断歩道の正しい渡り方などを学んだ。
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安良里地区 住民有志がきれいに清掃 西伊豆
西伊豆町安良里の住民有志でつくる安良里地区まちづくり委員会(近藤安会長)はこのほど、同地区で清掃活動を行った。参加した約30人が、旧賀茂幼稚園周辺のごみや落ち葉を拾い集めた。 毎年実施する恒例行事。参加者は雑草を抜いたり、側溝にたまった落ち葉を集めて袋に詰めたりした。近藤会長は「掃除をすることで正月を気持ちよく迎えられる」と話した。
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自転車で行く西伊豆の魅力 スルガ銀行と駿河湾フェリー、SNSで発信 共同事業「サイクリング223」
スルガ銀行(沼津市)とふじさん駿河湾フェリー(静岡市清水区)はこのほど、共同シティープロモーション事業「サイクリング223」を始めた。清水港とフェリーで結ぶ伊豆半島西海岸を同銀行職員らが自転車で訪れ、交流サイト(SNS)を通じてその魅力を発信する。 駿河湾を横断するフェリー航路「県道223(ふじさん)号線」にちなんだ企画。花見の季節になる来春にかけて撮影し、自転車で訪れる伊豆半島西海岸の観光名所、富士山と駿河湾を望む絶景スポット、おすすめ店舗、フェリー乗船者限定の御朱印がある神社仏閣などを紹介する。 公開を始めた第1弾は「夕日の町」として知られる西伊豆町。第2弾は23年2月に伊豆市土肥地
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豊かな新年願い 潮かつお飾り 西伊豆の保存食、出荷へ連日作業
西伊豆町田子地区の冬の伝統保存食「潮かつお」のお飾りづくりが13日、同地区のカネサ鰹節商店で始まった。神棚や玄関につるす新年の縁起物。15日以降の出荷に備え、連日作業が行われる。 西風にさらして乾燥させたカツオに、松崎町で収穫した稲わらと、幣束を飾り付ける作業を行った。潮かつおは「正月魚(しょうがつよ)」とも呼ばれ、豊漁豊作を願って12月下旬から1月上旬まで、各家庭で飾った後に味わうのが昔ながらの風習となっている。 受注生産を続け、現在は約50件の注文が入っているという。芹沢安久副代表(54)は「今年の品は例年よりも大ぶりなので迫力がある。地域独自の文化として残していきたい」と話した。
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高齢者生活支援へ 西伊豆町社協がボランティア養成講座
西伊豆町社会福祉協議会はこのほど、高齢者の身の回りの手伝いをする生活支援ボランティア「お助け隊」養成講座を同町大沢里の町祢宜の畑公民館で開いた。同地区の住民ら22人が、高齢者の特性や活動内容を学んだ。 町社協は2021年から、高齢者の買い物やごみ出しなどの世話を行う住民ボランティアを育成するための講座を開催する。県地域包括ケアシステム推進アドバイザーの松川竜也さん(46)が講師を務め、社会参加によるフレイル(虚弱)予防の重要性や具体的な支援の方法などを説明した。参加者は、住民主体の地域づくりの大切さを学んだ。
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障害者対象に無料就労相談会 賀茂5町で13日から
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は14日から賀茂5町で無料就労相談会を開催する。 同センターは月1回、各町で障害者対象に相談会を開いている。就労相談以外にも、障害者手帳取得や医療費助成の相談なども受け付けている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 14日午前10時~ 西伊豆町役場、午後1時半~ 松崎町役場▽15日午後1時半~ 南伊豆町役場▽20日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
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高校生給食レシピコンテスト 木下さん加瀬さんV 東伊豆稲取高
東伊豆町の稲取高3年の木下花音さんと加瀬麻央さんのペアが、県賀茂農林事務所の「高校生による給食コンテスト」で最優秀賞に輝いた。12日に同校で表彰式が開かれ、2人は「栄養価が高く、おいしい伊豆の食材を小学生に食べてもらいたい」と声を弾ませた。2人のレシピは管内の小中学校給食で提供予定。 2人は「体に優しい」をテーマに、西伊豆町伝統の保存食潮かつおをだしに使ったけんちん汁や、タラのキノコあんかけなどを考案。クチナシで色を付ける東伊豆の伝統食「黄飯」も添えた。 コンテストは子供たちの地場産品への関心を高めようと2015年度から開催。今回は4校から19点の応募があり、地元の料理人や栄養士らが審査
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新教育長に平馬誠二氏 松崎町議会
松崎町議会12月定例会は8日、12月中旬で任期満了となる佐藤みつほ教育長の後任に元西伊豆町立田子小校長の平馬誠二氏(61)を充てる人事案など5議案を原案通り可決、同意、適任として閉会した。平馬氏の任期は18日~2025年12月17日の3年間。 平馬氏は松崎町在住。下田市立稲梓小や西伊豆町立賀茂小の校長を歴任。18年から同町立田子小校長を務め、22年3月に退職した。12月17日に退任する佐藤氏は、17年12月から2期5年務めた。 このほか、22年度岩地集落排水事業特別会計補正予算案などを原案通り可決した。
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19議案を可決 西伊豆町議会閉会
西伊豆町議会12月定例会は8日、同町と下田、松崎、南伊豆の1市3町が進める広域ごみ処理事業の組合設置案など19議案を原案通り可決、適任として閉会した。 広域ごみ処理事業は、下田市清掃センター敷地内の焼却施設の代わりに、新焼却施設を整備する計画。南伊豆町議会12月定例会では同事業の組合設置案は否決。松崎町議会12月定例会では可決されていた。 このほか、町有施設指定管理者の指定についての議案なども原案通り可決した。
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小中校の給食 無償化を検討 西伊豆町議会一般質問、町長答弁
西伊豆町の星野浄晋町長は7日の西伊豆町議会12月定例会一般質問で、小中学校の給食費について今後、無償化の検討を進める考えを示した。増山勇氏への答弁。 町によると、町内の小中学生は約300人。学校給食費については現在、小学生1人当たり月額4470円、中学生1人当たり5560円。町が2022年度から半額を助成している。町教委の委員にも、無償化を求める声がある。 このほか、10億3千万円を追加する2022年度一般会計補正予算案など4議案を原案通り可決した。認定こども園と小中一貫校の整備に関する調査設計業務費980万円を削除する議員発議の修正動議が提出されたが、反対多数で否決された。
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一般質問4氏登壇 西伊豆町議会開会
西伊豆町議会12月定例会は6日開会し、会期を8日までの3日間と決めた後、4氏が一般質問を行った。津波対策などの防災や高齢者の買い物支援をテーマに当局をただした。7日も一般質問を行い、4氏が登壇する。
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西伊豆町 小学生トリオ躍動 好走でチームに勢い【市町対抗駅伝】
西伊豆町の小学生3人が全員区間3位の好走でチームを勢いづけ、目標の2時間31分台達成に貢献した。 2区で順位を二つ上げた堤蓮王選手(12)=西伊豆仁科小6年=は「最初からスピードに乗れた」と話す。初出場した3区の宇都宮心愛選手(11)=西伊豆田子小5年=は順位を維持したが「目標の5人抜きができず悔しい。次は区間賞を狙う」と誓った。9区の山本滉一郎選手(12)=同6年=も初出場。「たすきを受け気合が入った」と振り返った。 渥美貴弘監督(48)=西伊豆賀茂小教諭=は「3人がチームをけん引してくれた。よくやった」とたたえた。
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西伊豆町チーム 夫婦、親子、きょうだい…家族のつながり武器にたすきつなぐ【市町対抗駅伝】
第23回県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する西伊豆町チームは、夫婦と親子が1組、きょうだい2組が所属し、選手の多くが家族というメンバー構成でたすきをつなぐ。高齢化や人口減少が進み代表選手の選出に手を焼く中、家族同士で励まし合い実力を付けてきた。家族のつながりを武器に、冬の駿河路を駆ける。 11月30日夕、同町宇久須の賀茂小で練習が行われていた。照明に照らされた1周200メートルの土のグラウンドで、選手同士が「ファイト」「ラスト踏ん張れ」と声を掛け合う。渥美貴弘監督(48)は「性別や年齢に関係なく、記録が近い選手を目標にし合って切磋琢磨(せっさたくま
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選手の活躍願いエール 西伊豆町チーム壮行会【市町対抗駅伝】
西伊豆町チームは2日、町役場前で壮行会を行った。集まった町職員らは、選手の活躍を願って送り出した。 渥美貴弘監督は地域から受けた声援に感謝を述べた上で「それぞれの目標に向かって頑張ってほしい」と選手を鼓舞した。星野浄晋町長が渥美監督に団旗を手渡したほか、地元の園児も駆け付けてエールを送った。
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6日から定例会 23議案を審議 西伊豆町議会
西伊豆町議会は1日までに、12月定例会の会期を6~8日の3日間と決めた。本年度一般会計補正予算案など23議案を審議する。一般質問は6、7の両日に行い、計8氏が登壇する。
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よく知らない、処理が面倒...未利用魚を学校給食に 西伊豆の直売所「食料問題知って」
知名度の低さや処理にかかる手間が理由で市場に出回らない「未利用魚」「低利用魚」を、西伊豆町仁科の産地直売所「はんばた市場」が、地元小中学校の給食メニューの食材として提供を始めた。「もったいない」を合言葉に認知度を向上させ、消費拡大に努める。 10月下旬、西伊豆町宇久須の賀茂小などでブダイを使った竜田揚げが提供された。ブダイは海中に海藻がなくなる「磯焼け」の原因とされるものの、あまりなじみがなく食べられていないという。栄養教諭の水口朋美さん(41)は「地元の魚を知ってもらう良い機会。社会問題についても考えるきっかけになる」と話す。初めて食べる児童も「歯ごたえがいい」「あっさりしていておいしい
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高血圧予防へ減塩の給食考案 賀茂地区で提供
賀茂地区の小中学校の教員らでつくる賀茂教育研究会はこのほど、同地区29の小中学校と幼稚園で減塩をテーマにした統一の給食献立を提供した。子どもたちは野菜を多く使ったり、うまみを生かしたりしたメニューをおいしそうに味わった。県賀茂健康福祉センターによると、同地区は干物や漬物を好んで食べる人が多く、県内でも高血圧症有病者の割合が高い。子どもの頃から高血圧予防のために薄味に親しんでもらおうと、同地区の栄養教諭らが献立を考案した。 西伊豆町宇久須の賀茂小では、ブダイのさんが揚げやさつま汁、のりあえを提供した。食塩相当量は2グラム未満に設定し、加工品を控えるなど減塩のこつとなる情報も教えた。
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「潮かつお」づくり 歴史や工程学ぶ 西伊豆で体験会
静岡県内の生産者らでつくる団体「スローフード富士山」(芹沢安久代表理事)はこのほど、西伊豆町田子地区の伝統保存食「潮かつお」づくりの体験会を同地区のカネサ鰹節商店で開いた。県内外から参加した15人が潮かつおの歴史や製造工程について学んだ。 スローフード富士山は日本スローフード協会に加盟する団体で、地域に根付く食文化の発信などに取り組む。体験会では、芹沢代表理事が講師を務めた。参加者はカツオをさばいたり、塩を詰めたりする作業に励んだ。潮かつおを使った料理の試食もした。 潮かつおは乾燥させて仕上げた後、12月に届けられる。
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伊豆半島の暮らし紹介 都内で移住相談会
首都圏の移住希望者を対象にした「伊豆半島移住相談会」(賀茂地域ふれあい事業推進協議会主催)がこのほど、都内で開かれた。伊豆半島の自治体や仕事、住まい関連の計22団体の職員や先輩移住者らが、伊豆の魅力や暮らしを紹介した。 三島市は品川駅から新幹線で約40分というアクセスの良さを強調。新型コロナ禍で主流になったテレワークを活用し、転職せずに引っ越しができる利点をアピールした。 鉄道が通っていない西伊豆町は移動の不便さを説明した上で、堂ケ島など有名観光地の景観の美しさを挙げ「鉄道がないからこその町の静けさが魅力」とPRした。 来場者は年代が幅広く、漠然と移住を検討していたり、旅行で訪れたこと
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記者コラム「清流」 進む冬支度
11月になり朝晩の寒さが増し、冬の足音が近づいてきた。最近、西伊豆と松崎で伝統的な冬の保存食の製造工程を目にする機会があった。季節の変わり目を迎え、伊豆西海岸では冬支度が進む。 西伊豆町田子の「潮かつお」。塩漬けにしたカツオを風にさらして乾燥させる製法を長年続けていて、大きなカツオが竹ざおにつるされる様子は迫力満点だ。松崎町大沢では、いろりがあった家庭で親しまれた「焼きアユ」づくりを見た。黄金色に焼き上がったアユが美しく香ばしい香りが食欲をそそった。 両方とも昔ながらの製法を続ける品で、なかなかお目にかかれない。厳しい冬を乗り越えるために先人から引き継いだ製法は、地域を象徴する文化だ。い
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美しい夕景写真 カレンダー製作 西伊豆町
西伊豆町はこのほど、2023年版のカレンダー約3千部を製作した。22年度夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテストで入賞した作品36点を掲載し、町内で見られる美しい夕焼けや海などの写真を楽しめる。 表紙には、夕陽部門グランプリに輝いた、仁科港で夕日に照らされる漁船をとらえた写真を選んだ。一面のヒマワリ畑や打ち上げ花火を撮影した写真も載せた。日没時刻や干潮時刻、イベント情報も確認できる。 1部300円(税込み)。購入希望者は町ホームページの申請フォームで申し込む。町役場や各支所、一部観光施設でも販売するほか、郵送も可。問い合わせは町まちづくり課<電0558(52)1966>へ。
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西伊豆町小中一貫校とこども園「先川地区妥当」 文教施設等整備委員会の答申
西伊豆町の文教施設等整備委員会(高井広委員長)は15日までに、認定こども園と小中一貫校の建設地について、町の方針である同町仁科の先川地区が妥当とする答申書を町に提出した。 町から諮問を受けて審議した。答申理由について地質調査の結果、建設上問題がないと判断。他の候補地と比べた際、大部分が津波浸水想定区域外▽土砂災害・洪水に対する安全性が高い▽防災拠点として活用できる▽児童生徒の通学時間-などを考慮した。一方で町の説明不足を指摘し、計画などの理解を促すための説明会の開催も要望した。 町は今後、11月の町議会全員協議会で答申内容を報告する。農用地区域(青地)の除外手続きなどを進め、2027年度
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40団体が地場産品販売「ふるさとまつり」 西伊豆町
西伊豆町の地場産品の販売などを行う「第18回夕陽のまち西伊豆町 ふるさとまつり」(町イベント実行委主催)が13日、同町宇久須の黄金崎クリスタルパークで開かれた。地元企業など約40団体が出店し、訪れた町民らがご当地グルメを楽しんだ。 伊豆漁業協同組合仁科支所は、イカやサザエ、市場にはあまり出回らないフジツボのみそ汁を販売。姉妹町の長野県富士見町と山梨県市川三郷町は野菜や果物を提供した。ステージも設置され、演奏などで盛り上がった。
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賀茂小児童が脱穀体験 精米後、給食で提供 西伊豆
西伊豆町宇久須の賀茂小の児童はこのほど、同校近くの田んぼで稲の脱穀を体験した。5年生10人が稲の束を手に抱え、足踏み式の機械を使ってもみを取る作業に励んだ。 田を管理する地域おこし協力隊の酒井宏治さん(52)=写真、名古屋市出身=の指導を受け、子どもたちは苦戦しつつも作業に夢中で取り組んだ。脱穀した米は精米後、11月中に給食として提供される。 児童は酒井さんの協力を受け、6~10月に田植えや稲刈りを体験した。年間を通じて稲の栽培に携わり、食の大切さを学ぶ。
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新年の縁起物「潮かつお」生産最盛期 西伊豆・田子地区の伝統食
西伊豆町田子地区の冬の伝統保存食「潮かつお」の生産が最盛期を迎えている。「正月魚(しょうがつよ)」とも呼ばれる新年の縁起物。1882(明治15)年創業の老舗「カネサ鰹節商店」では、カツオを竹ざおにつるす作業が行われ、冬支度が進んでいる。 潮かつおの起源は奈良時代と言われる。豊漁豊作などを願い、わらで飾り付けて玄関や神棚につるした後、味わう。カツオを10日ほど塩漬けにし、伊豆西海岸特有の西風にさらして約3週間乾燥させる。昔ながらの製法で、竹ざおに連なる様子が冬の風物詩になっている。かつては全国で生産されていたが、現在は同地区の3社が製造を続ける。 同店は12月上旬に約200本を出荷する見込
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松崎高生 中学生に鉛筆デッサン指導 ミロのビーナス題材
松崎町桜田の松崎高の生徒が12日、同校で地元の中学生に鉛筆デッサンの描き方の指導を行った。美術部の部員や生徒有志1~3年生8人が、松崎中と西伊豆中(西伊豆町)の生徒に基本技術やこつを教えた。 生徒はミロのビーナスを題材にしたデッサンに挑戦した。彫刻を囲んで座り、鉛筆の削り方や選び方、紙を分割してバランス良く描く方法を教えた。完成後には、作品を並べて出来栄えを講評し合っていた。 地域の美術振興のために開催する恒例行事で、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの実施となった。
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陶芸や絵画、作品並ぶ 西伊豆町で文化展 12日まで
西伊豆町文化協会(宮石京一会長)は10日、2022年度文化展を同町仁科の町健康増進センターで始めた。会員らが丹精込めて制作した陶芸や絵画、書道など多彩なジャンルの作品194点が並ぶ。12日まで。 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。大小さまざまな花器や食器のほか、黄色い服を着た女性の油彩画やヒマワリをとらえた写真を飾る。エコバッグづくり体験会の実施や抹茶を振る舞うブースもある。 宮石会長は「コロナで人が集まる場所がなかった。町民が盛り上がる機会になればうれしい」と話した。
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園児が火の用心呼びかけ 西伊豆で「防火パレード」
西伊豆町田子の伊豆海(いずみ)認定こども園の園児が10日、町内を行進して火災の予防を呼びかける「防火パレード」を同地区で行った。秋季火災予防運動(9~15日)の一環。 法被を着た4、5歳児16人が拍子木をたたきながら、元気よく「火の用心」と声をそろえて練り歩いた。園の周辺約1キロを巡り、近隣住民に防火の大切さを呼びかけた。 同園は下田消防本部のもと、幼年消防クラブを結成。火災予防運動期間に合わせて法被姿で登園するなど火災予防の啓発活動に取り組んでいる。
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子ども議員、西伊豆町長に質問 議会を疑似体験
西伊豆町教育委員会はこのほど、小学生が町議会を疑似体験する「西伊豆町子ども議会」を町役場議場で開いた。町内3小学校の5、6年生6人が「子ども議員」となり、星野浄晋町長にまちづくりに関する意見の提案や質問をした。 将来を担う子どもたちに町政に興味を持ってもらおうと初開催した。実際の議会と同じ流れで山田厚司議長が進行し、児童の質問に星野町長が答えた。子どもたちは、漁業の振興やボランティア活動普及についての考えをぶつけた。 賀茂小6年の神谷汐音さん(12)は、空き家を活用したまちづくりを提案。星野町長は「町を多くの人に知ってもらえれば有効活用してもらえるのでは」と述べ、人を呼び込む施策の事例を
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日体大生 バレーの「先生」 西伊豆で教室、児童生徒に技術伝授
日本体育大(東京都)の女子バレーボール部の部員が5日、西伊豆町と松崎町の児童生徒を対象にしたバレーボール教室を西伊豆町内で行った。参加した子どもたちは、「先生」を務めた学生選手に技術を学んだ。 同部は2014年以降、同町に合宿に訪れていて地元の小中高生と交流を続けている。部員約30人がレシーブやスパイクの動きを2人一組になって指導した。参加者は学生選手のアドバイスに耳を傾けていた。 同部の根本研監督は「西伊豆は自然の中で練習できる良い環境。今後も交流を続けていきたい」と話した。松崎高2年の松本紬さん(17)は「学生の動きを手本にして次の大会では活躍したい」と笑顔を見せた。
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町民使用の漁具や農具 西伊豆で見学会、明治や昭和の産業知る
西伊豆町文化財保護審議会と町教育委員会は5日、町民が使っていた漁具や農具を紹介する「民俗文化財等見学会」を同町田子の旧田子中校舎で始めた。明治や昭和期の産業や暮らしに関する道具など200点以上を飾る。6日まで。 町民から集めて校舎で保管していた道具を整理し、初めて公開している。かつお節の製造工程で使う「せいろう台」や、わらを編んで縄をつくる「足踏み縄ない機」を展示する。田子漁港で操業していたカツオ船の巨大な模型も目を引く。 開場は午前9時~午後4時。
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静岡人インタビュー「この人」 オリジナルソングで地域活性化を目指す 金刺貴彦さん(西伊豆町)
オリジナルソングを通じて出身地の西伊豆町を盛り上げようと、町内の認定こども園や小学校でギターの弾き語りを披露する。2021年には、町が台湾産パイナップルの購入支援を始めた際に応援歌をつくり町内で購入を呼びかけた。持ち歌は100曲を超える。人権擁護委員を務める。元教員。62歳。 -音楽を始めた経緯は。 「20代の頃、音楽好きの同僚から刺激を受けてギターを練習するようになり、作詞作曲にも挑戦するようになった。教科書の内容や行事を題材にした歌をつくって子どもたちと一緒に歌うことで、打ち解けられるようになった。音楽には人と人をつなぐ力があると思う」 -活動を始めた理由は。 「音楽で地域を明る
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釣った魚「コイン」に 西伊豆でツアー、ゲームの世界再現 町独自の電子通貨
バンダイナムコアミューズメント(東京都)と西伊豆町は24日、釣った魚を「コイン」と交換できるゲームのような釣りツアー「ツッテ西伊豆 親子釣りプラン」を同町で始める。釣り上げた魚を町独自の電子通貨に換えられる仕組み「ツッテ西伊豆」を通じ、親子で海釣りや買い物を楽しむ。 同社の魚釣り体験ゲーム「釣りスピリッツ」が稼働開始10年を迎えたことを記念した企画。魚を釣るとメダルが獲得できるゲームの世界を実際に体験できる同町とコラボし、釣りの楽しさや海の魅力を発信する。 23日には、プレイベントが開かれた。県外の親子9人が船上で指導を受けながら釣りを楽しんだ後、町内で使える電子通貨「サンセットコイン」
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社説(10月22日)マイナ保険証移行 国民の納得感が前提だ
政府は健康保険証の機能をマイナンバーカードに移す「マイナ保険証」への切り替えを進め、2024年秋に現行の健康保険証を廃止すると表明した。国民皆保険制度の下では事実上、マイナカードの取得を全国民に義務化することになる。 納税や年金、医療など役所がバラバラに持つ情報の一元管理は、適切に運用すればきめ細かな政策立案に資する。デジタル社会の効率的行政運営の基盤になるだろう。 カードの取得促進と高機能化の議論が停滞すれば国民生活の質の向上に逆行する。マイナ保険証は唐突で、国民への強権的な押しつけだと反発の声が根強いが、事実上の義務化はやむを得ない。 ただし、住基ネットを活用した政府のIT国家構想
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本年度のロケ受け入れ60件 西伊豆町が中間報告会
西伊豆町はこのほど、町が推進するロケツーリズムに関する2022年度の中間報告会を町保健センターで行った。町や商工会の関係者約20人がロケ誘致の取り組みや現状などを確認した。 町が19年度に結成したプロジェクトチーム「ロケさぽ西伊豆」が製作したロケ地マップやロケハンツアーの活動を紹介。22年度のロケ受け入れ件数は60件(9月時点)で、過去最多の85件(21年度)を上回る勢いであることも報告した。 ロケツーリズム協議会(東京都)の藤崎慎一会長が講師を務めたセミナーもあり、ロケ誘致によるまちづくりの事例を学んだ。
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「人権の花」運動 仁科小に感謝状 西伊豆
下田人権啓発活動ネットワーク協議会などは18日、花の種子を植えて育てる「人権の花」運動に取り組んだ西伊豆町仁科の仁科小に感謝状を贈った。町内の人権擁護委員5人が同校を訪れ、児童代表の2年高柳優心君(7)に手渡した。 感謝状を贈ったのは、同協議会のほか、西伊豆町、下田人権擁護委員協議会、静岡地方法務局下田支局の5者。2年生13人が5月ごろにヒマワリを敷地内に植えた。種は毎年、豊かな心を育んでもらおうと人権擁護委員が寄贈している。 贈呈式の後、委員の金刺貴彦さんが人権をテーマにした歌を披露したり、委員が講座を行ったりした。
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雲見地区を支援 松崎町に10万円 サエツ冷機工業
西伊豆町仁科のサエツ冷機工業(堤栄助社長)はこのほど、8月の台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区の支援のため、同町に10万円を寄付した。 浄財は同社の売り上げ金の一部。贈呈式が町役場で行われ、堤健造専務取締役が深沢準弥町長に目録を手渡した=写真=。雲見地区にも直接、義援金20万円を届けた。
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ゴルフ大会の善意 実行委、西伊豆町に寄付
西伊豆町ゴルフ大会実行委員会(高木和宏会長)はこのほど、子どもたちのスポーツ振興に使ってもらおうと、同町に3万8千円を寄付した。 高木会長(75)らが町役場を訪れ、星野浄晋町長に寄付金を届けた。実行委は10月上旬に開いたチャリティーゴルフ大会で参加した76人から500円ずつ集めた。
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「お医者さん」がガラス製品修理 西伊豆で16日に相談会
西伊豆町のガラス作家らでつくる西伊豆硝子舎は16日、ガラス製品に関する相談を受け付ける「ガラスの町のお医者さん」を同町宇久須の黄金崎クリスタルパークで開く。破損したガラス製品を持ち込み、作家の「問診」を受けて有償で修理してもらう。 開場は午前10時~午後2時。町がガラス材料のケイ石の産地だったことにちなんで、国連が定める「国際ガラス年」である今年2月に初めて企画した。今回で2回目。
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知事が松崎・雲見地区視察 太田川周辺の現状確認 台風8号被害
川勝平太知事は13日、8月に台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区を訪れ、土砂で倒壊した空き家跡地や民宿などが浸水被害に遭った太田川周辺を視察した。政策課題や県政への要望を現場で確認する「移動知事室」の一環。 深沢準弥町長や民宿「太郎」の主人鈴木八十志さん(63)らが案内し、発生当時の被害状況などを聞いた。雲見地区でボランティア活動を行った地元中学生から説明も受けた。「地元の人たちの気持ちに応えて立ち直っている」と復旧作業で元の姿に戻りつつある現状を確認した。 川勝知事は12、13の両日、同町と西伊豆町を巡って視察や意見交換を行った。
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ジオパーク現地審査 教育への活用事例を見学 伊豆や西伊豆訪問
伊豆半島ジオパークの世界ジオパーク再認定に向けた現地審査2日目の12日、海外審査員2人は伊豆市や西伊豆町の3カ所を訪れた。同町の黄金崎では、地元ジオガイドが小学生を案内する様子を見せ、学校教育への活用事例を示した。 伊豆半島ジオガイド協会の仲田慶枝会長(66)らが案内した。審査員は授業で訪れた児童が馬の顔の形に似た奇岩「馬ロック」を見て地形の成り立ちなどを学ぶ姿を見学し、メモをとったり、写真を撮ったりした。 仲田会長は協会の取り組みを紹介。「ガイドの研修に興味を持ってくれた。今後もジオパークという切り口を活用し、旅を提案していきたい」と再認定への期待を寄せた。 13日は南伊豆町や伊東市
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西伊豆町、ブルーレヴズと協定 「伊豆半島にもラグビーを」
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズと西伊豆町はこのほど、地域のスポーツ振興や子どもの健全育成に関するパートナーシップ協定を締結した。クラブが県内市町と協定を結ぶのは8例目。同町のプロスポーツチームとの協定締結は2例目となった。 山谷拓志社長と選手4人が町役場を訪れ、星野浄晋町長と協定書を交わした。山谷社長は「県東部の市町との協定は初めて。伊豆半島にもラグビーが広まってほしい」と述べ、星野町長は「子どもたちがプロ選手と触れ合う機会は貴重。互いに良い部分を共有していきたい」と話した。 協定に基づき、9日には、同町と松崎町の小中学生が参加するラグビー体験会が松崎高で開かれた。
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音楽やお笑い堪能 西伊豆で野外コンサート
西伊豆町観光協会と同町はこのほど、野外コンサート「夕映えの響き」を同町仁科の安城岬ふれあい公園で開いた。観客約800人がタレントによる音楽やお笑いライブを楽しんだ。 計7組が出演し、SBSラジオパーソナリティーの鉄崎幹人さんが司会を務めた。ものまねタレントのりんごちゃんは著名人のものまねを織り交ぜた歌唱を披露したほか、歌手の久宝留理子さんがヒット曲「『男』」など7曲を熱唱し、会場を盛り上げた。飲食物の販売やマジックショーもあり、町内外の親子連れでにぎわった。
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伊豆半島ジオパーク再認定向け現地審査開始 10カ所訪問、取り組み検証
伊豆半島ジオパークの世界ジオパーク再認定に向けた現地審査が11日、伊豆の国市の世界遺産・韮山反射炉を皮切りに始まった。海外の審査員2人が14日まで伊豆地域に滞在し、ジオサイトなど10カ所を訪問して2018年の認定後の取り組みを検証する。 審査員はノルウェー国籍の世界ジオパークネットワーク出納長クリスティン・ランネス氏とマレーシア国籍の地質学者ラサヌバリ・アスマ氏。18年の認定時に示された域内事業者とのパートナー戦略構築など9項目の改善勧告を受け、取り組みを推進した箇所を中心に訪問する。現地審査後、早ければ年内にも国連教育科学文化機関(ユネスコ)・ジオパーク評議会で再認定の可否が決まる。
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“荒波”越えサンマ漁へ 西伊豆の漁船「豊幸丸」 日ロ関係影響、解禁から約2カ月遅れ
西伊豆町の豊幸漁業が操業する静岡県内唯一の大型サンマ漁船「第135豊幸丸」が8日、北海道東沖の漁場に向け、同町の安良里漁港を出港した。ロシアのウクライナ侵攻に伴う日ロ関係の悪化を受けて8月中旬の大型船の漁解禁に合わせた出港を見送っていた。11月下旬まで漁を行う。 漁場に向かうには、ロシアが主張する排他的経済水域(EEZ)の通過が必要で、拿捕(だほ)などの危険があった。また、安全性を確保するために迂回(うかい)することで燃料費がかさんだり、鮮度の保持が難しくなったりするため、出港が遅れていた。 既に漁に出ている船の情報から、昨晩、燃料費や販売価格を考慮して採算が取れる近海でサンマが水揚げさ
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野外コンサート 音楽、夕日楽しもう 西伊豆で9日
西伊豆町観光協会と同町は9日正午~午後6時、野外コンサート「夕映えの響き」を同町仁科の安城岬ふれあい公園で開く。特設ステージで夕日や音楽を楽しむ。 若手アーティストやお笑い芸人7組が出演する。入場無料。小雨決行。問い合わせは同協会<電0558(52)1268>へ。
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汚水処理普及率84% 2021年度末、全国下回る
静岡県がこのほど発表した2021年度末の汚水処理状況によると、汚水処理施設の整備状況を示す「汚水処理人口普及率」は84・3%だった。下水道の整備が進んで前年度末から1・4ポイント上昇したが、全国平均の92・6%を下回った。都道府県別の順位は36位。 汚水処理施設の内訳は下水道が65・3%、合併処理浄化槽17・9%、農業集落排水施設等0・8%、コミュニティー・プラント0・4%だった。 市町別で汚水処理人口普及率が最も高かったのは静岡市と三島市で93・6%。磐田市91・7%、富士市91・0%が続いた。最も低かったのは東伊豆町の31・4%で、西伊豆町35・8%、河津町39・7%と伊豆地域で低い
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経営者ら向けに計画作成セミナー 西伊豆町商工会
西伊豆町商工会は27日、経営者や起業を目指す町民を対象にした講座「やさしい経営計画作成セミナー」を始めた。同町商工会で開かれた初回講座では、参加した6人が経営方針について考えた。 伊豆の国市の中小企業診断士、秋田豊さん(37)が講師を務めた。参加者は取り組む事業の概要などを紹介したり、経営戦略を立てるためのSWOT分析の活用方法について学んだりした。 秋田さんは自身の経験を説明した上で「ターゲットを明確にすることは収益性を高める」と強調した。 全2回。次回は10月4日に開催される。
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「ロケ地めぐり」西伊豆町がマップ 8000部製作
西伊豆町はこのほど、町内の映画やドラマの撮影地を紹介する2022年度版の「ロケ地めぐりMAP(マップ)」8千部を製作した。各地の写真とともに、作品のワンシーンを合わせて掲載した。町内の観光施設などで配っている。 町は海や夕日などの景観を生かしてロケ誘致を行い、ロケ地を訪れて風景や食を楽しむ観光旅行「ロケツーリズム」を推進している。マップは毎年製作していて今回3回目。A4サイズ。表紙には、鮮やかな青い海の写真を載せた。 大浜海岸や堂ケ島公園、黄金崎公園といった景勝地のほか、周辺で楽しめる地元のグルメやアニメに登場した宿も掲載している。
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なまこ壁きれいに 松崎の児童生徒ら清掃 NPOと協力
松崎町の児童生徒や住民有志はこのほど、外壁工法の伝統様式「なまこ壁」が施された町内のブロック塀の清掃活動を行った。NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生らと協力し、コケやカビをきれいに洗い流した。 町や静岡大など4者が地域住民らと連携して地域活性化を進める「2030松崎プロジェクト」の一環。IVUSAは全国の学生らでつくる団体で、西伊豆町などでボランティア活動を行う。今回初めて松崎町内で活動した。参加した約70人はたわしで壁を磨き、水をかけて汚れを落とした。 (松崎支局・太田達也)
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8議案認定し閉会 西伊豆町議会
西伊豆町議会9月定例会は16日、2021年度の一般会計決算認定案など8議案を認定し、閉会した。同年度一般会計の決算は歳入総額が87億702万円で、歳出総額が81億569万円。翌年度への繰り越し金額は6億132万円。 9月定例会ではこのほか、一般会計補正予算案など14議案を原案通り可決した。
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加山雄三さん朝霧JAM出演へ 「最後のフェス」は富士宮
コンサート活動終了を宣言した歌手で俳優の加山雄三さん(85)が、最後の音楽フェスティバルでの演奏機会として、10月に富士宮市で開催する「朝霧JAM(ジャム)」に出演することが12日、関係者の話で分かった。近く正式発表する。 加山さんは9月9日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で最後の単独コンサートを終えたばかり。2013年から続く国内各地の野外フェスへの出演も10月8、9日の朝霧ジャムで打ち止めとなる。12月のクルーズ船イベントで正式に演奏活動から引退する。 朝霧ジャムは2001年から富士宮市で毎秋開かれている国内屈指の伝統を誇る野外フェス。19年は台風接近、20、21年は新型コロナ
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障害者対象の就労 14日から無料相談 賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は14日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、5町で障害者対象の相談会を開催している。就労相談とともに、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談にも応じている。 いずれも開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。日程は次の通り。 14日=午前10時~西伊豆町役場、午後1時半~松崎町役場▽15日=午後1時半~南伊豆町役場▽20日=午前10時~東伊豆町役場、午後1時半~河津町保健福祉センター
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枯れ草など焼く 西伊豆町田子
11日午前11時25分ごろ、西伊豆町田子の男性の畑から出火し、枯れ草など約960平方メートルを焼いた。けが人はいなかった。下田消防本部によると、畑を借りている40代男性会社員=同町=が枯れ草を焼却処分中、火が風で周辺に燃え広がったという。
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大粒の実、たわわに ブドウ狩り開始 西伊豆・久保田農園
西伊豆町大沢里の久保田農園は8日、毎年恒例のブドウ狩りを始めた。来園者はたわわに実ったブドウを収穫し味わった。開園は9月末までの見込み。 農園を管理する久保田憲一さん(60)によると、約2500平方メートルのハウス内で巨峰、ピオーネ、藤稔(ふじみのり)の3種を栽培。山に囲まれているため、昼夜の寒暖差があり生育に適している。今年は藤稔の生育が良く、大きい粒で直径3センチほどある。 学生時代の友人と訪れた福岡市の会社員渋谷咲希さん(22)は「少し酸味のある甘さ。みずみずしくておいしかった」と話した。 入園料は中学生以上1200円、小学生600円、未就学児200円。開園は午前9時半~午後4時
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リサイクル先進、鹿児島・大崎町 視察へ2団体派遣 西伊豆町
西伊豆町の星野浄晋町長は7日に行われた町議会9月定例会の一般質問で、ごみ減量に向けて町内2団体をリサイクルに先進的に取り組む鹿児島県大崎町に派遣する考えを明らかにした。仲田慶枝氏への答弁。 2団体は、持続可能な開発目標(SDGs)などを推進する「町消費生活研究会」と「町女性会」。約20人が現地視察に向かい、先進地のノウハウなどを学び町民らへの啓発活動を行う。星野町長は町ぐるみでごみの削減を目指す重要性を指摘し「再資源化や焼却ごみ減量のため、地域の先導役を担ってほしい」と述べた。
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西伊豆町 放課後児童クラブ、定員増加を「検討」
西伊豆町の星野浄晋町長は6日開会した町議会9月定例会の一般質問で、町内の放課後児童クラブの今後の展望について「現在実施している仁科小での開設を継続し、今後の学校再編に合わせて定員増加などを検討する」と述べた。高橋敬治氏への答弁。 町によると、放課後児童クラブは仁科小1カ所のみの設置。7月末時点の登録児童数は36人で、平日の延べ利用者数469人。長期休暇中は94人。学校の再編については、2027年度に見込む小中一貫校の開校に先行して賀茂小と田子小の2校を統合する案などが上がっている。 保護者から別の小学校区でのクラブ開設を望む声もある中、「支援員の確保は難しい現状では設置は困難」と話した。
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西伊豆町議会 6日から定例会
西伊豆町議会は1日までに、9月定例会の会期を6~16日の11日間と決めた。本年度一般会計補正予算案など14議案を審議する。一般質問は6、7の両日に行い、計8氏が登壇する。
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西伊豆町公式LINE開設 防災や観光、幅広く発信
西伊豆町はこのほど、無料通信アプリLINE(ライン)の公式アカウントを開設した。幅広い情報を迅速に発信することが目的で、町内在住を問わず、登録を呼び掛けている。 アカウント名は「西伊豆町」。専用のQRコードを読み込んで登録が可能。受け取りたい情報を「防災・防犯」「広報(同報無線)」「イベント・観光」の三つから選択できる。従来のメール配信は継続している。このほか、町内の保護者向けに学校情報を発信するため、専用アプリ「すぐーる」の運用も始めた。 問い合わせは町総務課<電0558(52)1963>へ。
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静岡人インタビュー「この人」 西伊豆町地域協力隊として介護予防の体操普及に取り組む 国島学さん(西伊豆町)
4月に西伊豆町地域おこし協力隊に就任した。理学療法士の資格を生かし、健康事業を担当する。町が推進する介護予防を目的とした「シルバーリハビリ体操」の普及や住民指導士の育成に尽力する。東京都出身。これまで都内で訪問リハビリなどに従事した。31歳。 -指導士が高齢者に体操を教え、自立を支援する実証実験が町で始まる。指導士に伝えたいことは。 「高齢者が想定外の動きをした際の対応など、実際に指導する中で学ぶことが多い。初対面で相手の身体状況が分からない不安もあると思うが、自信を持って指導し、動作の改善や回復が見られた際の喜びを味わってもらいたい」 -町の介護や生活実態をどう見るか。 「専門職が
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地域の学び高め人材育成 松崎町、立教大の研究所と覚書締結
松崎町はこのほど、持続可能な開発のための教育(ESD)の研究連携に関する覚書を立教大ESD研究所(東京都)と締結した。地域住民の学びの場を創出し、持続可能な社会の実現や人材育成に取り組むことなどが狙い。 同研究所が自治体と覚書を締結するのは全国で6例目。県内では西伊豆町に次いで2例目という。主に町内の団体などが同大の関係者や学生と交流したり、有識者によるオンライン講演を開いたりする事業を想定する。今後、地域住民を交えた核となる組織を立ち上げ、具体的な取り組みを検討する方針。 町環境改善センターで行った締結式で、深沢準弥町長と同研究所の上田信所長が署名を交わした。深沢町長は「大学の英知を借
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西伊豆グルメ「海賊焼」どうぞ 住民有志、大学生ライフセーバーへ
西伊豆町の住民有志グループ「24izu(にしいず)広報室」はこのほど、同町の海水浴場担当の大学生ライフセーバー約30人にご当地グルメ「海賊焼」を振る舞った。地域への愛着を持ってもらおうと、同町の佐野製麺と協力して毎年実施し、12年目。 海賊焼は、イカスミを練り込んだ麺に町内で水揚げしたイカや特製の塩だれを加えた逸品。昨年はコロナ禍の影響で食材提供のみだったが、ことしはその場で調理する従来の形式で行った。 海賊焼を振る舞う縁で、大学卒業後も同町を訪れる人が増えているという。日本女子体育大学1年の鶴屋遥香さん(18)は「初めて食べる味ですごくおいしい。また来年が楽しみ」と話した。
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田方農高生 町政に質問、町長らが答弁 函南で高校生議会
田方農業高(函南町)の生徒による「町高校生議会」が23日、同町議場で開かれた。町政に対する疑問や思いに基づいて高校生が質問し、仁科喜世志町長ら町幹部が答えた。 生徒5人が議員席に座り、町民の健康維持や図書館の利用促進などについて質問を寄せた。小中学生に貸与しているタブレット端末の目的外使用を防ぐ対策や、ICTを活用した他市町の学校との連携などを尋ねると、久保田浩子教育長らが「カテゴリー別に使用をブロックし、履歴は確認できる」「西伊豆町の学校と地域を紹介し合う取り組みを行った」などと答弁した。 特定健診の無償化については、仁科町長が「減額も含めて効果を確かめ、他市町の状況を踏まえて考えてい
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観光客回遊促進へスタンプラリー 31日まで西伊豆町
西伊豆町の「はんばた市場」と町観光協会は31日まで、地域の回遊促進を図るスタンプラリーイベントを行っている。スタンプを集めると、数量限定で200円分の電子地域通貨「サンセットコイン」が入ったICカードなどがもらえる。 スタンプは同市場で買い物をした際と、同協会を訪れた際にもらえる二つが必要。それぞれでスタンプカードを発行でき、特典と交換できる。特典の電子地域通貨は町内の飲食店などで使用できる。このほか、絵柄が変わる「チェンジング絵はがき」やマグネット缶バッジももらえる。 初めての試みで、担当者は「観光を楽しみながら、地場産品を知ってもらう機会にしたい」と話している。 問い合わせは同市場
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西伊豆サンマ漁船苦悩 出港見送り、秋以降へ 日ロ関係悪化で安全懸念 航路、燃料費見極め
ロシアのウクライナ侵攻に伴う日ロ関係の悪化を受け、西伊豆町の安良里漁港に所属する静岡県内唯一の大型サンマ漁船「第135豊幸丸」は、20日の漁解禁に合わせた出港を見送った。北海道沖の漁場へはロシアが主張する排他的経済水域(EEZ)を通る必要があり、航行の安全性が見通せない上、迂回(うかい)しても燃料費の負担が重くのしかかることなどが要因。出港は大幅に遅れ、サンマが南下する秋以降にずれ込む見通し。 豊幸丸は毎年、大型サンマ船の漁解禁に合わせて8月中旬に出港し、花咲港(北海道)などで水揚げを繰り返す。ただ、今期はすでに漁に出ている小型船がロシアのEEZを避けて漁場に向かっている。船頭の藤井晴正さ
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電動キックボード 道交法改正で普及見込み 西伊豆のレンタルサービス、記者が実走体験
次世代モビリティー(移動手段)として注目される電動キックボード。2年以内に施行予定の改正道交法により、時速20キロ以下の場合、16歳以上なら免許がなくても運転が可能となり、ヘルメット着用も任意となる。今秋に沼津市内で貸し出しの社会実験が予定されるなど静岡県内でも普及の動きがあるが、安全面への不安も根強い。昨年から観光用にレンタルサービスを展開している西伊豆町観光協会を記者が訪れ、実走を体験した。 観光協会で対応してくれたのは職員の鷹野純也さん(41)。申し込むと、まずヘルメット着用義務や歩道走行の禁止などのルールを説明してくれた。「(現行法では)ヘルメットの着用が義務だと知らない人が多い」
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西伊豆の介護予防実験 住民が体操指導 行政、社協の下支えが鍵【解説・主張しずおか】
高齢者の健康増進に向け、西伊豆町と町社会福祉協議会が近く、介護予防を目的とした「シルバーリハビリ体操」を活用した実証実験を始める。住民ボランティアが高齢者に体操を指導して自立を後押しする取り組みで、介護保険制度への適用も目指す。今後は継続性や成果につながる体制の構築が求められる。 シルバーリハビリ体操は運動療法を基に日常生活の動きを訓練することができる。92種類のメニューがあり、寝たきりの人も取り組めるのが特徴。発祥地の茨城県や東北地方の自治体を中心に導入が進んでいる。 西伊豆町は2020年2月にボランティアを募り、地域の実践者となる「3級指導士」の養成講座を始めた。指定のカリキュラムに
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大学生が業務体験 西伊豆町役場 19日まで受け入れ
西伊豆町が19日まで、NPO法人国際ボランティア学生協会の大学生のインターンシップを受け入れている。2016年に同協会と結んだ連携協定に基づく事業で、人事採用にも役立てようと毎年行っている。 訪れているのは中央大2年の植村美友さん(20)、東洋大2年の根岸大貴さん(20)、法政大2年の泉友耀さん(20)。3人は期間中、広報紙の作成やふるさと納税の受け付けなど役場の通常業務を体験するほか、地域での奉仕活動や農業体験に携わる。 根岸さんは「個人情報を取り扱う仕事が多く、責任感を感じている」と話し、公務員を検討しているという植村さんは「役場内の雰囲気を知る良い機会になっている」と手応えを口にし
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伊豆観光、イーバイクやカーシェアで 新たな「足」次々
伊豆半島の賀茂地域で、公共交通機関での来訪が困難な観光地への来客を促そうと、自転車やレンタカーの貸し出し環境の整備が活発化している。観光協会の担当者たちは「夏の観光シーズンに利用してもらい、2次交通の脆弱(ぜいじゃく)性をカバーしたい」と口をそろえる。 伊豆急行河津駅から徒歩5分ほどの河津桜観光交流館(河津町)。7月に電動アシスト自転車「イーバイク」5台がお目見えした。同館を拠点にメーカーと連携し、時間に応じて千~5千円(9月まで半額、別途保険料200円が必要)で貸し出す。 「町内を代表する『河津七滝』行きのバスは1時間に1本。徒歩は困難だが、イーバイクを使えば30分ほどで到着する」と町
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補正予算案など可決 西伊豆町議会
西伊豆町議会は9日、臨時会を開き、本年度一般会計補正予算案や津波避難タワー建設工事請負契約の締結に関する議案など4件を原案通り可決した。補正予算案は電子地域通貨の還元キャンペーンにかかる事業費や田子地区の町道工事請負費などを盛り込んだ。
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青や緑オブジェで清涼感を 西伊豆でガラス展
西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで12月6日まで、企画展「静・涼・爽の趣き-青と緑の色ガラス」が開かれている。青や緑を基調とした国内外の作家による収蔵品約30点を展示している。 清涼感や心の安らぎを感じてもらおうと作品を厳選した。器や箱形などさまざまなサイズのものが並ぶ。板ガラスを何層にも溶着して淡い緑を表現した作品や、サファイアのような光沢のある青でデザインしたオブジェなどが来場の目を引いている。開館は午前9時~午後5時(最終入館は午後4時半)。
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PCB保管事業者 静岡県が改善命令 西伊豆町に営業所
静岡県は4日、ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物処理特措法に基づき、西伊豆町に営業所を置く船舶保管・修理業「アラリシップビルダーズ」(本社・東京都墨田区)に改善命令を出したと発表した。3日付。 廃棄物リサイクル課によると、同社西伊豆営業所敷地内の高圧受電設備に、法令上の処分期間が過ぎた高濃度PCB廃棄物のコンデンサーなどがある。命令は、9月1日までに専門業者にこれらの廃棄物の処分を委託することなどを求めた。 県は期限までに命令が履行されない場合には行政代執行に踏み切るとしている。
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釣った魚で稼ごう 8月31日まで 西伊豆で子ども向け体験会
西伊豆町が8月31日まで、遊漁船で釣った魚を町電子地域通貨で買い取る「ツッテ西伊豆」の夏休み限定の体験会を行っている。「SDGs自由研究」と銘打った初の試みで、参加した子どもたちにオリジナル冊子を贈って体験をより楽しんでもらうのが狙い。 町は約2年前、富山市の会社「ウオー」と連携し、観光誘客や漁獲量の回復に向けてツッテ西伊豆を始めた。釣った魚は地元直売所「はんばた市場」で査定し、鮮度などに応じて参加者に町電子地域通貨が支払われる。電子地域通貨は町内飲食店などで利用できる。 キックオフイベントがこのほど行われ、地元の小学生が釣りに加え、対価を得る喜びを味わった。冊子に体験の感想や気づきを記
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西伊豆にトリックアート施設 8月1日オープン 閉館の加山雄三ミュージアム改装
6月に閉館した西伊豆町の加山雄三ミュージアムを改装し、8月1日、目の錯覚を利用した作品を紹介する「伊豆トリックアート迷宮館」がオープンする。29日、地元住民らを招待した内覧会が開かれた。 加山雄三ミュージアム同様に「堂ケ島レジャー」(本社・東京都)が経営する。作品数は42点で横幅が10メートルを超えるものもあり、東海地方最大級という。ジャングルの探検気分が味わえる「密林体験ゾーン」や、江戸時代を表現した「江戸散策ゾーン」など五つのエリアに分かれ、幅広い世代で楽しめる作品がそろっている。 内覧会には家族連れを中心に多くの人が訪れ、記念撮影を楽しんだ。友達と訪れた仁科小6年の高井美莉杏さん(
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合同でボランティアセンター立ち上げ訓練 西伊豆と松崎社協
西伊豆町と松崎町の社会福祉協議会はこのほど、災害ボランティアセンター(VC)の合同立ち上げ訓練を実施した。他市町の社協職員も招き、大規模災害に備えた広域的な連携を確認した。 両市町にVCを設置し、それぞれが情報共有を図りながらボランティアや物資の受け入れを訓練した。 西伊豆町は大雨の影響により町内各所で土砂崩れや家屋の浸水が発生した想定で実施。ボランティアが事前に登録し、活動場所とスムーズなマッチングを図るためのICT機能を活用してVCの効率的な運営を目指した。 県社協の職員らを講師に招いた講演も複数回開いた。 これまでのボランティア活動の振り返りや企業支援の事例確認などを行い、災害
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小学校先行統合を議論 西伊豆町教委と保護者
西伊豆町教育委員会は25日夜、町内小学校の先行統合に関する保護者との意見交換会を同町の中央公民館で開いた。小中一貫校の開校を前に小学校を統合するか否か、統合する場合の対象校などについて考えた。 町は2027年度に小中一貫校の開校を目指すが、建設候補地の地質調査の結果を待っている段階で開校が遅れる可能性もある。複式学級の解消など教育環境の充実に向け、保護者からは先行統合を求める声もあり今回の機会を設けた。 町は賀茂小と田子小の2校統合、仁科小を含めた3校統合の案に関し、それぞれのメリットやデメリットを説明した。今後の児童数の推移や通学バスの所要時間も示し、保護者から意見を募った。 ビデオ
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海上花火3000発 海賊退治を再現 西伊豆で火祭り
西伊豆町の海上花火「堂ケ島火祭り」(町観光協会主催)が24日夜、同町の堂ケ島公園で行われた。地元に伝わる海賊退治の伝説を再現する花火が売りのイベントで55回目。約3千発の花火が夜空を彩った。 伝説は海賊の襲来に悩む住民が海賊船に火矢を放って撃退したという内容。イベントでは海賊船を模し、湾内に浮かべた台船に向かって周囲の奇岩から花火を打ち上げた。台船からも次々と花火が上がると激しい音を立てて炎上し、来場者から歓声が上がった。 昨年は中止した露店の出店を再開し、家族連れやカップルでにぎわった。昨年の約2500人を上回る約4千人が来場した。
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食中毒防止へ街頭で呼び掛け 西伊豆、松崎両町内
8月の食中毒防止月間を前に、西伊豆食品衛生協会(椿直光会長)は20日、食中毒防止を呼び掛ける啓発活動を西伊豆、松崎両町で行った=写真=。 会員が両町のスーパーの店頭に並び、啓発品の食器用洗剤やスポンジを買い物客に配布しながら注意を呼び掛けた。4台の広報車で地域巡回も行い、住民や飲食店に対して衛生管理や適切な調理方法の徹底を促した。近年は両町での食中毒の発生はない。椿会長は「一人一人が食品の衛生的な取り扱いを改めて確認し、ことしも安全に観光シーズンを過ごしてもらいたい」と話した。
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堂ケ島火祭り 海上花火イベント 7月24日に西伊豆
西伊豆町観光協会は24日夜、恒例の「第55回堂ケ島火祭り」を同町の堂ケ島公園で開く。地元に伝わる海賊退治の伝説にちなんだ海上花火で、約3千発を打ち上げる。 開場は午後6時、打ち上げは午後8時20分からを予定する。毎年、湾内に海賊船を模した台船を浮かべ、周囲の奇岩から火矢を放って海賊船を爆破する演出が来場者から人気を集めている。例年同様に手筒花火も行い、昨年中止だった露店の出店は再開し、「潮かつおうどん」「海賊焼」などご当地グルメを販売する。 問い合わせは同協会<電0558(52)1268>へ。
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記者コラム「清流」 飴屋に学ぶ姿勢
ヨモギときな粉の香ばしさが口いっぱいに広がる-。かつて家庭でおやつのように親しまれた伝統の和菓子「長九郎餅」。西伊豆町の老舗菓子店「飴(あめ)元菊水」が約20年ぶりに製造を再開した。 「夕陽のど飴」「赤富士あめ」など、ニュースや地域性に富んだ商品を次々と生み出してきた同店。2013年には、当時の安倍晋三内閣の経済対策にあやかった飴「アメノミクス」を考案し、今では看板商品の一つ。店主の荻田真理子さんは銃撃事件に胸を痛めながら「経営を支えてもらった。感謝しかない」と今後も製造を続ける。 取材どうこうではなく、新商品が出来上がる度に「食べてみて」とお声が掛かる。地域を盛り上げようと、手を替え品を替
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新聞販売店に@Sストア 西伊豆にオープン 格安スマホ販売
西伊豆町の新聞販売店「GAKU」はこのほど、静岡新聞社・静岡放送のデジタルサービスを扱う「@S(アットエス)ストア西伊豆店」を店舗内にオープンした。自社開発アプリを搭載した格安スマートフォン「@Sモバイル」などを販売し、操作方法など各種相談に対応している。 @Sモバイルは電話やカメラ、メールといった基本的な機能のほか、ニュースの閲覧アプリなどを搭載している。家族でデータ量をシェアできるお得なプランを用意し、オリジナルのスマホケースの製作も行っている。 同社は2月、沼津市に構える新聞販売店「GAKU三津オフィス」内に@Sストア三津店を開業した。同町でも同様に地域密着の取り組みを目指し、藤井
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特殊詐欺防止に手作り掲示物 西伊豆の交番相談員
西伊豆町の堂ケ島交番に勤務する交番相談員の斎藤久美子さん(36)がこのほど、特殊詐欺被害防止に向けた掲示物を制作した。下田署は31日まで、本庁舎や松崎分庁舎、管内の交番に掲示し、注意を呼び掛けている。斎藤さんはこれまでも飲酒運転や水難事故防止などをテーマにした標語を掲示物にデザインし、堂ケ島交番前に掲示してきた。西風が強い時期はドア開放事故への注意を促すなど、地域特有の安全対策を呼び掛け、住民からも大きな反響があった。同署はこうした地域に寄り添うアイデアを採用し、管内全域で被害を抑えようと本庁舎などでも掲示を決めたという。 掲示物には「被害者の9割以上が高齢者」と記され、県警が進める「さく
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観光通じ東伊豆に寄与 ホテル銀水荘社長/加藤晃太氏【熱き地域人 サンフロント21懇話会】
-コロナ禍以降、観光業界は打撃を受けている。3年間をどう振り返るか。 「『これ以上下がることがあるのか』と思い続けた3年だ。大型旅館にとっては特にバスや団体客の来訪が激減し、大打撃だった。ただ、旅行ムードも回復傾向にある。今夏は近隣でも宿泊の予約状況が上向きで、コロナ禍以前の平時に近づくのではと期待している」 -観光業は町の基幹産業。コロナ禍後をどう見据えているか。 「夕食無しの素泊まりプランの推進を町内全体の活性化につなげたいと思っている。東伊豆では宿の夕食が好評だが、客層がコロナ禍以降若返り、『まちあるき』の需要が高まっている。今までは旅館が夕食時間帯に“囲って&rdq
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バスケB3静岡と西伊豆町が協定 キャンプ通し住民と交流へ
男子バスケットボールリーグB3のベルテックス静岡はこのほど、西伊豆町とトレーニングタウン構築に関する協定を結んだ。オフシーズンに町内でトレーニングキャンプを実施し、地域住民との交流を深める。キックオフイベントとして、選手によるバスケ教室が9日、同町の西伊豆中で開かれた。 地元の小学生や松崎町の松崎高の生徒が参加し、丁寧な指導を受けながら技を磨いた。賀茂小3年の高木和敬君(8)は「プロの選手は体格が大きく、迫力もあってかっこいい。自分もあんなふうになりたい」と目を輝かせて練習に取り組んだ。 チームは今後、7~9月を中心に町を訪れる予定。運営会社のベルテックススポーツエンタープライズの下出恒
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かつお節の歴史 製造方法を学ぶ 西伊豆の児童
西伊豆町の田子小の2年生がこのほど、同町のカネサ鰹節商店を見学した。町が全国で唯一、生産を続けている保存食「潮かつお」の歴史やかつお節の製造方法を学び、地元産業に親しんだ。 児童は商店の芹沢安久さんから説明を受けた。かつて地元の港に多くのカツオ船があった歴史や、本枯れ節の発祥が田子地区であることを聞くと、とても驚いた様子。カツオをさばく工程も見学し、その生態や製造の難しさなどについて理解を深めた。 見学は生活科の授業の一環。同校は児童に希望を募り、町内事業者を訪問する地域教育に力を入れている。
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堂ケ島遊覧船を点検 下田海事事務所、知床事故踏まえ安全確認
国土交通省下田海事事務所は6日、西伊豆町で遊覧船を運航する「堂ケ島マリン」の旅客船立ち入り点検を松崎町の松崎港で実施した。安全確認のため、夏の観光シーズンを前に毎年行っている。北海道の知床半島沖で発生した観光船の沈没事故も踏まえ、入念なチェックを行った。 職員が船に乗り込み、救命胴衣や無線機など設備の備え付け状況を調べた。運航基準や発航前の安全点検に関する聞き取りも行い、適切な運営状況を確認した。堂ケ島マリンの安全統括管理者・磯谷利治さんは「これまでも安全第一で行ってきたが、今まで以上に気を引き締めたい。天候や海洋状況を見定め、無理のない運営を心掛ける」とした。 下田海事事務所は持ち回り
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松崎町の全庁的PT 基礎固め有意義な成果を【湧水】
松崎町は部署横断で住民サービスの向上や人材育成を図ろうと、管理職や係長を除く全職員対象のプロジェクトチーム(PT)を立ち上げた。「DX推進」「景観保全」などテーマ別に六つのPTを構成した。来年以降も継続し、長い目で見て成果を生み出す考えだが、スタートダッシュは重要。有意義な行政運営に直結する基盤づくりが欠かせない。 同町は近年、職員が減少傾向にあり、課長が係長を兼任するなど人手不足が顕著になっている。従前の体制ではデジタル化など行政改革に対応しきれず、こうした状況をPTでカバーする狙いもある。 一方、担当業務に追われ、PTに専念できない職員も想定される。一人一人が同じ方向を向き、積極的に
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比例投票で案内ミス 西伊豆町選挙管理委員会
西伊豆町選挙管理委員会は4日、参院選の期日前投票所で、比例代表の投票に関する案内方法に誤りがあったと発表した。 誤りがあったのは1日午前8時半から正午ごろまでで「候補者の氏名または政党名を書いてください」などと声掛けするところを「政党名を書いてください」と伝えた。有権者から指摘を受けて判明した。誤った案内を受けたのは約20人という。 町選管は同様のミスがないよう「事務に当たる町職員に対し、再度、案内方法の徹底を図った」としている。
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犯罪被害者を迅速支援へ 静岡県連絡協の幹事会が模擬訓練
静岡県犯罪被害者支援連絡協議会(会長・山本和毅県警本部長)はこのほど、幹事会を県警本部で開いた。犯罪被害者支援に携わる県内の関係機関・団体から計46人が出席、シミュレーション訓練を通じて被害の回復・軽減に必要な手続きや情報共有の在り方を確認した。 訓練は、西伊豆町の沖合を運航する観光クルーズ船上で、無差別殺傷事件が起きたとの想定で行った。複数人の被害を把握したとして、各機関が取るべき初動対応方針を検討。被害者や遺族の迅速な支援に欠かせない活動項目などを共有した。 幹事会は協議会を補佐する位置付けで、県警と県の各部署をはじめ、静岡地検や静岡保護観察所などの実務担当者で構成する。幹事長の坂田
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長九郎餅20年ぶり“復活” きな粉をヨモギ餅で包む 西伊豆名物
地域のにぎわい創出に向け、西伊豆町の老舗菓子店「飴(あめ)元菊水」(店主・荻田真理子さん)がこのほど、約20年ぶりに地元名物「長九郎餅」の販売を再開した。きな粉をヨモギ餅で包んだ、かつて各家庭で親しまれた和菓子。伝統の味の“復活”はすでに話題を呼び、町内外から来店客が訪れている。 先代の時に看板商品の一つに掲げ、多くの反響を集めた。ただ、一つ一つ手作りで手間が掛かり、メインの飴づくりを優先させる形で製造を中止していた。毎年ヨモギの時期になると、製造を求める声が多く、以前より従業員が増えたことも重なり販売再開を決めたという。 京きな粉を使用し、ヨモギや餅粉、小麦粉な
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西伊豆・加山雄三ミュージアム閉館 地域の観光支えた25年間
歌手で俳優の加山雄三さん(85)の魅力を伝える西伊豆町の「加山雄三ミュージアム」が30日、閉館した。1998年3月のオープンから幅広い層に親しまれ、約25年間にわたって地域の観光を支えた。最終日の館内には別れを惜しむとともに、最後の観覧を大いに楽しむファンの姿が見られた。 加山さんが長年にわたり、同町の安良里漁港に所有するクルーザー「光進丸」を停泊させ、住民との交流を深めていた縁で開設したのが始まり。主演映画「若大将」シリーズのポスターをはじめ、趣味の絵画や鉄道模型なども紹介した。本人も度々訪れてサイン会を開き、ピーク時には年間10万人以上の来場があった。 ミュージアムの運営会社「堂ケ島
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静岡人インタビュー「この人」 矢岸洋二さん ヘリの遊覧飛行事業を開始
西伊豆町で地域創生に取り組む「西伊豆プロジェクト」の社長。遊覧飛行は町やヘリコプターのチャーターサービスを行う都内の企業と連携し、4月に開始した。町内発着で伊豆半島西海岸を巡る複数のコースを設け、地域住民や観光客に空の旅を提供する。同町出身。55歳。 -遊覧飛行事業の狙いは。 「誘客促進に加え、地元の人々に体験してもらい、空から生活圏を見る非日常や感動を味わってほしい。2025年の大阪・関西万博では人を乗せて移動する『空飛ぶクルマ』の実用化が検討されている。こうした技術革新に備え、体験者がエアモビリティについて知り、考えるきっかけにもなればと思う」 -今後の展開は。 「伊豆半島西海岸
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児童に戦争体験 紙芝居で伝える 西伊豆でNPO
西伊豆町でデイサービスなどを行うNPO法人「みんなの家」(奥田俊夫代表理事)は29日、太平洋戦争の体験を伝える「平和の授業」を同町の田子小で開いた。資料や体験談に基づいた紙芝居を披露し、6年生が戦争への理解を深めた。 紙芝居の題名は「田子の洞窟」。奥田代表理事が読み手を務め、米軍の本土上陸を防ぐ特攻艇「震洋」を説明し、田子をはじめ、伊豆半島の各所で震洋を格納する洞窟が掘られた歴史を紹介した。デイサービス利用者も参加し、米軍B29爆撃機を恐れて防空壕(ごう)に避難した当時の体験などを語った。 児童は熱心に聞き入り、観賞後は感想を言い合った。山本笈佑君(11)は「田子に米軍が攻めてきていたら
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和気あいあいと 高齢者輪投げ大会 西伊豆・安良里
西伊豆町安良里の高齢者でつくる「安良里喜楽会連合会」(藤井恵会長)は28日、同町の中央公民館で輪投げ大会を開いた。約50人が参加し、和気あいあいとした雰囲気で親睦を深めた。 新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりの開催となった。参加者は地区ごとのチームに分かれて熱戦を繰り広げ、高得点が飛び出すと互いに喜びを分かち合った。同会はメンバーの交流の場を広げようと、積極的に祭りの企画や地域清掃などに取り組んでいる。藤井会長は「少しずつ普段の活動を再開し、今後も高齢者の居場所を守っていきたい」と話した。
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彫刻、絵画力作50点 「彩々会」作品並ぶ 松崎
松崎町や西伊豆町などの美術愛好家でつくる「彩々会」の作品展が7月25日まで、松崎町の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。会員6人が手掛けた彫刻や絵画、書道の作品約50点を展示している。 彫刻はFRP(繊維強化プラスチック)を使用し、子どものリアルな表情を表現した作品が目を引く。絵画は油彩や水彩、パステルなど幅広く、松崎港の夕景や草花、女性などをテーマにそれぞれ柔らかなタッチで描かれている。 会員の大場加代子さんは「メンバーは高齢化が進む中、一生懸命制作に取り組んでいる。その頑張りを多くの人に見てもらいたい」と話した。
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賀茂小児童 豊作願い田植え 稲作への関心高める 西伊豆
西伊豆町の賀茂小の5年生が17日、同校近くの田んぼで田植えを体験した。管理する町地域おこし協力隊の酒井宏冶さん(52)の指導を受け、豊作を願って作業に汗を流した。 酒井さんは農地を耕さず、冬に水を張って必要な肥料を確保する農法「不耕起栽培」を昨年から実践し、体験は食育の一環で初めて企画した。児童は横一列になって丁寧に苗を植え、ゲンゴロウやアメンボなど昆虫との触れ合いも楽しんだ。 10~11月には収穫や脱穀作業も体験する予定で、収穫米は給食で提供される。青島実咲さん(10)は「普段食べているものを一からつくる体験はとても楽しい。収穫が待ち遠しい」と笑顔を見せた。
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候補選手、気持ち新たに 西伊豆町チームが説明会【市町対抗駅伝】
静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、西伊豆町チームは15日夜、候補選手説明会を町保健センターで開いた。候補選手や監督、スタッフが顔を合わせ、今後の練習に向けて気持ちを新たにした。選手は一人ずつ自己紹介し、「昨年の悔しさを糧に頑張りたい」「ベストを更新する」などと抱負を語った。渥美貴弘監督は「皆さんが主役。とにかく楽しく練習を頑張ろう」と呼び掛けた。 説明会には保護者も参加し、日程の確認などを行った。チームは7月6日から合同練習を開始し、11月に登録選手を決定する方針。
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自衛官募集相談員 2人に委嘱状交付 西伊豆町など
西伊豆町と自衛隊静岡地方協力本部はこのほど、町内で活動する自衛官募集相談員の委嘱式を町役場で開いた。委嘱されたのは荒木国雄さん(85)と堤栄助さん(76)。2人は自衛官志願者の情報収集や学校訪問など隊員募集の広報活動に取り組む。任期は3年間。 委嘱式では、星野浄晋町長や五十嵐昭善副本部長が2人に委嘱状などを手渡した。堤さんは「ここ数年は入隊者が減っている。地域の隊員増加に向け、少しでも力になれれば」と話した。
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リハビリ体操 指導士養成 西伊豆町と町社協、4期目
西伊豆町と町社会福祉協議会がこのほど、介護予防を目的とした「シルバーリハビリ体操」の3級指導士養成講座を開始した。県理学療法士会と連携した取り組みで、今回4期目。町内から約10人が参加し、7月までの6日間の講座を通じてスキルを習得する。 シルバーリハビリ体操は運動療法に基づいて日常生活に必要な動きを訓練する体操で、92種類ものメニューがある。養成講座のカリキュラムは発祥の茨城県のNPO法人日本健康加齢推進機構が設定している。 町住民防災センターで行われた初回講座では、参加者が理学療法士から解剖運動学などを学び、体操の動きも確認した。受講した鈴木たつみさん(70)は「介護学に興味があり、自
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西伊豆、松崎の住民ら 弁護士講師に憲法9条考える
西伊豆、松崎両町の住民でつくる「西伊豆・松崎憲法九条の会」は12日、憲法学習会を西伊豆町健康増進センターで開いた。会員や地元住民ら約30人が参加し、ロシアのウクライナ侵攻など社会情勢を踏まえ、憲法9条を中心とした改憲の是非について考えた。 県弁護士会の萩原繁之弁護士が講師を務めた。萩原弁護士は第2次世界大戦など歴史に触れ、「今の憲法は加害の歴史を踏まえて制定されたため、9条があれば国を守れるのかという議論はナンセンス」と説明。抑止力ではなく、信頼や尊重による平和維持の必要性を強調した。講演後は意見交換の機会も設け、参加者は平和主義などに関する考えを共有した。
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西伊豆町議会 地域DMOを検討、観光体験の開発促進
西伊豆町議会6月定例会は8日、最終本会議を開き、一般質問などを行った。町は町内の観光事業者らと連携し、観光地域づくり法人(DMO)の立ち上げを検討していることを明らかにした。仲田慶枝氏への答弁。 町は5月、首都圏の企業などと新規産業の創出を図る事業「森と海の6次産業化プロジェクト」の一環で、観光体験メニューの開発に取り組む組織「西伊豆観光プラットフォーム」を設立した。DMOはこのプラットフォームを核に立ち上げる方針で、将来的に広域連携DMOの登録を受ける美しい伊豆創造センター(伊豆市)との連携も視野に入れる。立ち上げに向け、本年度は組織の拡充や体験メニューの開発に力を入れるという。 定例
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記者コラム「清流」 本場の魅力感じて
カルピスを加えてスイーツ風に-。西伊豆町恒例の「天草・ところてん祭り」の新企画で行われたレシピコンテスト。ところてんの斬新な味付けに挑戦しようと、観光客がこぞって参加し、見応えがあった。 町は古くから、ところてんの原料であるテングサの有数産地。ただ、今では各地でところてんを味わえる環境にテングサの不漁も相まって、本場の魅力が薄れつつあると感じる。コンテストの最優秀を商品化するアイデアは、興味を誘い、改めて名産地をPRしたい地元の思いからだった。 ところてんは三杯酢や黒蜜など主要な味付けが地域ごと異なると言われる。これから夏にかけてが旬。本場物の新鮮さや食感を味わい、好みの味を追求してみて
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地域おこし協力隊 定住率72%を報告 西伊豆町議会
西伊豆町議会は7日開会し、行政報告や一般質問を行った。町は現役人数が最多となった地域おこし協力隊について、これまでの定住率が約72%に及ぶと報告した。高橋敬治氏への答弁。 町は近年、少子高齢化が進む地域を支える存在として、協力隊の受け入れを強化している。答弁では、高橋氏が「短い期間だが、協力隊は人生の大切な時間を町のために尽くしてくれている」とし、町により手厚い支援を求めた。星野浄晋町長は町職員と協力隊による定例会の開催など、情報共有の機会を維持しながら、「地元の住民と協力隊が連携し、相思相愛になれる体制をつくっていきたい」などと述べた。 定例会は同日、一般質問に他4氏が登壇した。会期は
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飲食店利用客にくじ 抽選で500円券 西伊豆町商工会配布
地域経済の活性化に向け、西伊豆町商工会が7月31日まで、500円分の飲食券が当たるスクラッチくじの配布キャンペーンを行っている。 同商工会に加盟する対象の飲食店32店舗を利用すると、会計時、千円につき1枚のくじがもらえる。当選した場合は次回利用時にそのまま使用できる。お釣りはでない。有効期限は8月31日まで。 問い合わせは同商工会<電0558(52)0270>へ。
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大自在(6月7日)大河への道
古典落語の「ご隠居さん」といえば博識で知られる知恵袋として、近隣住民に一目置かれる存在だ。若い者にも慕われ、もめ事が起きればご意見番として場を収める。経験こそ知恵だった時代。長寿者はそれだけで敬愛の対象だった。 かつては50、60歳ともなれば家督を譲って悠々自適の隠居生活もあり得たが、現代はそうもいかない。60代も「現役世代」としての活躍が期待される。そんな事情の背景を物語るデータが先日も発表された。 県が毎年公表している4月1日現在の65歳以上の人口。今年も過去最多を更新し、県の総人口に占める割合(高齢化率)は初めて30%を超えた。県民の3人に1人近くが高齢者、6人に1人近くが75歳以
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出水期前に県東部で訓練 西伊豆 住民が危険箇所確認
本格的な出水期に備え、静岡県東部の各市町で5日、土砂災害などを想定した防災訓練が行われた。それぞれの地域住民が避難行動などを確認し、防災意識を高めた。 西伊豆 住民が危険箇所確認 西伊豆町の大久須地区では、大雨による高齢者等避難や避難指示の発令に応じ、住民が避難場所に想定された大久須公民館に避難した。 町は災害対策本部を立ち上げ、地元の自主防災会や消防団と連携して情報伝達の方法を改めて確認した。 公民館では県下田土木事務所による講習会も行った。職員が過去の事例に基づいた土砂災害の特徴などを説明し、住民らはハザードマップを活用して避難経路や危険箇所について意見を交えた。 裾野 避難
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園児がカサゴの稚魚放流 西伊豆町
西伊豆町の伊豆海、仁科の両認定こども園の年長児がこのほど、同町の大田子海岸でカサゴなど稚魚の放流を体験した。町に工場を持つ東洋水産(東京都)が水産資源の保護や地域貢献事業として毎年企画し、24回目。 放流したのはカサゴのほか、メバルやヒラメ計約600匹。園児たちは稚魚を水槽からバケツに移し、慎重な手つきで波打ち際から放流した。波に押し戻されてしまう稚魚は何度も海に返し、勢いよく泳ぎ出すと笑顔で見送った。 放流前には伊豆海認定こども園で「食育講座」も行われ、園児たちは同社社員からカサゴの生態などを学び、環境保全の意識を高めた。
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行政相談で貢献 17人表彰、感謝状 静岡で全体会議
総務省静岡行政監視行政相談センターはこのほど、行政相談委員全体会議を静岡市駿河区のグランシップで行った。業務に貢献した行政相談委員5人に表彰状、12人に感謝状を贈呈した=写真=。 行政相談委員は市民の要望や苦情を聞き取り行政とのパイプ役を担う民間のボランティア。全国に約5千人、県内には128人が配置されている。 表彰を受けた委員は次の通り。 中部管区行政評価局長表彰 飯田昌義(長泉町)滝口正(小山町)瀬本豊久(静岡市葵区)▽静岡行政監視行政相談センター所長感謝状 平川和代(河津町)山本秀樹(松崎町)藤井すわ子(西伊豆町)青山美貴(沼津市)佐野文紀(富士宮市)小林洋(藤枝市)杉原啓子(同
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障害者対象の無料就労相談会 8日から賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は8日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、所在地外の5町で障害者対象に相談会を開催。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成などにも応じている。 いずれも開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。日程は次の通り。 8日=午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽16日=午後1時半~ 南伊豆町役場▽21日=午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
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西伊豆・三堂川の土砂流出 国緊急砂防事業に採択
静岡県は31日、4月21、22両日の大雨で発生した西伊豆町の三堂川の土砂流出について、国の災害関連緊急砂防事業に採択されたと発表した。5月30日付。事業費は約1億5千万円で、国が3分の2を補助し、残りを県が負担する。 県砂防課によると、高さ5・5メートル、長さ38・5メートルの砂防えん堤1基を整備する。下流の人家や国道136号の安全確保につながるとして、2022年度中の完成を目指す。
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7日から6月定例会 西伊豆町議会
西伊豆町議会はこのほど、議会運営委員会を開き、6月定例会を7日に開会すると決めた。会期は8日までの2日間。本年度一般会計補正予算案や国民健康保険税条例の一部改正案など6議案を審議する。一般質問は7、8の両日に行い、計8氏が登壇する。
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ロケ誘致さらなる強化へ 西伊豆町 地域活性化策考える
西伊豆町はこのほど、本年度のロケツーリズム振興セミナーを町保健センターで開いた。星野浄晋町長や町議、観光関係者ら約25人が出席し、映画、番組撮影の受け入れ強化や地域活性化に生かす方策について考えた。 ロケツーリズム協議会(東京都)の藤崎慎一会長が講師を務め、「西伊豆町はこれまで多くのロケを誘致してきた。地域のPRに向け、今後はその実績をどのように活用するかが大切」などと強調した。他市町の事例を紹介しながら、権利処理に関する制作者との交渉テクニックや官民連携の強化についてアドバイスした。 町は2019年に官民組織「ロケさぽ西伊豆」を立ち上げ、映画などの撮影を積極的に受け入れている。定期的に
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静岡県内の高齢化率 初の30%超 西伊豆町51.8%、川根本町50.7%、松崎町49.5%
静岡県が30日公表した4月1日時点の県内の65歳以上人口は110万1978人と前年から3701人増え、過去最多を更新した。総人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率は前年比0・3ポイント上昇の30・2%と初めて30%を超えた。75歳以上の割合を示す後期高齢化率も0・4ポイント上昇の15・8%で過去最高。市町別で西伊豆町、川根本町の高齢化率は50%超だった。 高齢化率が最も高かった西伊豆町は51・8%、川根本町が50・7%と続いた。ほかに、松崎町49・5%、熱海市48・6%、南伊豆町47・9%など。 最も低かったのは長泉町の22・5%で、次いで袋井市25・0%、御殿場市25・9%の順だっ
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斬新な味付けに挑戦 レシピ審査も 西伊豆・ところてん祭り
西伊豆町観光協会は28、29の両日、恒例の「天草・ところてん祭り」を同町の堂ケ島公園で開いた。地元住民や観光客計約2千人が訪れ、ところてんのレシピコンテストや無料サービスを楽しんだ。 コンテストは初めての試みで、参加者は用意された調味料やトッピングを使い、オリジナルのところてんの味付けを考案した。中には乳酸飲料を持ち寄って斬新な味付けに挑戦する参加者も。最優秀賞にはキムチやポン酢などを加え、冷麺風に仕上げたところてんが選ばれた。今後商品化され、地元飲食店で販売される。 コロナ禍の影響で、ここ数年は形式や時期を変更して実施してきた。通常開催は3年ぶりで、塩沢一志会長は「ようやく盛大に開催で
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記者コラム「清流」 介護と観光 どう結ぶ
介護事業所と有償ボランティアがマッチングを図るサービス「スケッター」。西伊豆町が喫緊課題の介護人材の確保に向け、実証運用を始めた。関係人口の増加にも期待を寄せるが、その効果はまだまだ未知数だ。 スケッターは都内企業が運営するサービス。ボランティアはレクリエーションの企画や清掃を担い、無資格や未経験でも参加できる。町は町社協と連携し、事業所負担の謝礼金に加え、町の電子地域通貨を付与してボランティア獲得を進める。 とはいえ、交通費がかかる町外からの来訪者はそもそもが赤字。観光ついでにお手伝い-。そんな仕組みの構築が急がれるだろう。ボランティア業務を組み込んだツアーの開催など、観光とひも付けた
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資源活用、販路拡大 事業計画書を決議 西伊豆町商工会
西伊豆町商工会(国本正徳会長)は24日、本年度の通常総会を同町の中央公民館で開いた。会員ら約45人が出席し、事業計画書を決議した。 事業計画書の基本方針には、地域資源の有効活用や販路拡大、小規模事業者の雇用維持に向けた指導改善を盛り込んだ。デジタル化やインボイス制度の導入など事業環境の変化に対応するため、企業の資金繰り支援や相談体制の強化などを重点事業に掲げた。町や関係機関と連携を深め、ふるさと納税の返礼品を活用した特産品のPRや観光振興に取り組むことも確認した。 このほか、昨年度の事業報告書の承認や役員功労者の表彰などを行った。
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ところてん味比べ 西伊豆で28、29日 無料サービスも
西伊豆町観光協会は28、29の両日、恒例の「天草・ところてん祭り」を同町の堂ケ島公園で開く。新企画としてところてんのレシピコンテストを行う。突きたての地元産ところてんを無料で振る舞うサービスも3年ぶりに再開する。 コンテストは協会が用意する調味料やトッピングを使い、ところてんの味を競う。調味料は持ち込みも可能だが、生の食材は禁止。参加定員は各日10人で先着順。午前11時から同所で参加を受け付ける。参加者には参加賞の地場産品が贈られるほか、最優秀に選ばれると、発案者の名前で商品化され、地元飲食店などで販売される。 開場は午前10時。ところてんの無料サービスは1日千食限定。地場産品の販売コー
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ごみ分別、発電に挑戦 西伊豆・仁科小 温暖化防止へ体験学習
西伊豆町の仁科小の4年生約20人がこのほど、地球温暖化防止に向けた体験学習「アースキッズチャレンジ」(町や県地球温暖化防止活動推進センター主催)に臨んだ。同校体育館を活用し、ゲーム形式で知識を深めた。 児童はセンター職員から温暖化が発生する仕組みを学び、家庭で二酸化炭素(CO2)の排出量を抑える重要性を改めて確認した。その後、自転車を使った発電実験などゲーム形式の学習を体験した。 ごみの分別ゲームでは町の分別方法に準じ、数多くのごみを燃えるごみや粗大ごみなど9種類に分ける取り組みに挑戦。仲間と試行錯誤しながら正解を導き出した。 児童は事後学習として家庭でエコ生活を実践し、センター認定の
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つながる楽しさ、住民に 西伊豆など地域ICT促進の包括協定の責任者 安力川幸司さん【とうきょうウオッチ/インタビュー】
テレワークを支える日本ユニファイド通信事業者協会の副会長専務理事。4月に松崎、西伊豆両町、千葉県館山市と4者共同で、地域ICT(情報通信技術)の促進に関する包括連携協定を締結した。福島県出身。45歳。 -協定を締結した経緯と狙いは。 「昨夏、西伊豆町出身の友人の誘いで現地を訪ね、働きながら2週間滞在した。地元住民との会話で若者の都市部流出や高齢化などの課題を知った。ICTを使ったまちづくりで貢献できるのではないかと考え、同じ課題を持つ松崎町と館山市とともに、実験的に取り組もうと決めた。ICTを通じて住民同士の交流を図り、オンラインで自由につながれる楽しさを感じてほしい」 -松崎、西伊豆
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全国展フォトコンテスト 松浦昭宏さん(島田)総理大臣賞 「アート」作品追求
第68回全国展フォトコンテスト(日本写真文化協会主催)で島田市の写真家松浦昭宏さん(69)の「石 円空、彫る」が、最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した。全4部門2千点の中から選ばれ、松浦さんは「5度目の挑戦だった。アートとして評価されたことがうれしい」と喜びを語った。 受賞作は人物部門に出品し、地元の彫刻家土屋誠一さんが創作に打ち込む姿を、江戸時代の修験僧で仏師の円空になぞらえて、3枚の組み写真で表現した。「隆起する筋肉、立ち上がる石粉、虚空を見つめる静けさなど、白黒写真によって現代版・円空の世界観を示す」と評価され、満場一致の選出となった。 松浦さんは新薬や医療機器などの関連文書を作成、翻
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就労支援施設通所者の野菜栽培 松崎の園児が見学 西伊豆
松崎町の松崎幼稚園と聖和保育園の園児計約25人が18日、西伊豆町の障害者就労支援施設「ワークショップマナ」を訪れ、通所者の仕事ぶりを見学した。人との関わりを深め、思いやりの心を育む「ふれあい体験」事業で毎年行っている。 園児らは施設の屋内外を回り、通所者が陶芸や木工、パン作りなど幅広い仕事に打ち込む様子を間近で見学した。畑ではジャガイモやソラマメなどの栽培を興味深く観察した。松崎幼稚園の山本穂澄君(5)は「たくさんの仕事があり、大変そうだった。もっと交流を深めてみたい」と話した。 両園と施設は本年度中にあと2回交流し、園児らは豆まきなどの催しを通じて通所者と親睦を深める。
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かも風鈴などのデザイン募る 9月30日まで 西伊豆硝子舎
西伊豆町のガラス作家などでつくる「西伊豆硝子舎」は9月30日まで、「かも風鈴&キャンドルホルダーデザインコンテスト」の作品を募集している。応募は同町の黄金崎クリスタルパークにある申込用紙にデザインを記入し、応募箱に投函(とうかん)する。用紙は同館ホームページで発行でき、郵送も受け付ける。 かも風鈴とキャンドルホルダーの2部門でデザインを受け付け、1人何点も応募可能。両部門とも入賞に選ばれると、地元作家がそのデザインを基に実物を制作して入賞者に贈る。入賞作品の展示会も同館で開催する。 コンテストはガラス原料のケイ石産出が盛んだった町の歴史にちなんで開催し、今回18回目。同館では9月19日ま
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まき割りから湯沸かしまで 風呂自給体験を提供 西伊豆の宿泊施設
西伊豆町の宿泊施設「LODGEMONDO-聞土-(ロッジモンド)」はこのほど、ウッドボイラーを導入し、宿泊客限定の「まき風呂ワークショップ」を始めた。まき割りから給湯まで一からエネルギーの自給を体験でき、沸かしたお湯で入浴が楽しめる。 木材は地元の間伐材を使い、まき割りの工程では油圧まき割り機の操作も体験できる。まきをボイラーに投入し着火すると、約1時間で450リットルの水タンクが沸騰するという。 施設はこのほど体験会を開き、参加者にワークショップの流れやボイラーの機能を説明した。経営する松本潤一郎さん(40)は「ぜひ自然循環の中で自立した生活を実感してみてほしい」と話した。 施設はこ
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観光企画会社と災害支援で協定 西伊豆町社協
西伊豆町社会福祉協議会はこのほど、同町の観光企画会社「西伊豆プロジェクト」と災害支援に関する協定を結んだ。災害時のボランティア活動を円滑に進めることが目的。 協定の主な内容は、災害発生時にボランティアの充足具合を共有し、同社が社協のフェイスブックなどを活用して必要な人材や受け入れ態勢などに関する情報を発信する。必要に応じて同社は災害ボランティアセンターの運営にも携わる。同町の旧賀茂幼稚園で協定式を行い、柏木昇会長と矢岸洋二社長が協定書を交わした。両者は今後、協定内容を確認するための訓練も実施するという。
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11日から賀茂5町 障害者の就労相談
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は11日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、所在地外の5町で障害者対象に相談会を開催。就労関連のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談などにも応じている。 いずれも開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 11日=午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽17日=午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽19日=午後1時半~ 南伊豆町役場
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西伊豆町の地域通貨キャンペーン 5月、支払額の10%還元
地域経済の活性化に向け、西伊豆町は1日から、電子地域通貨「サンセットコイン」のポイント還元キャンペーンを始める。町内在住を問わず、対象店舗の利用客に支払額の10%分のポイント「ユーヒ」を付与する。31日まで。 サンセットコインは1ユーヒ1円換算で、電子カードかスマホアプリ「chiica」で運用する。主に町内の飲食店や宿泊施設など約140店舗で利用可能。町役場や一部店舗でユーヒをチャージでき、電子カードは町役場で発行している。 1日当たりの還元の上限は1人1万ユーヒまで。全体の還元が1千万円分に達した時点でキャンペーンは終了する。還元されたユーヒの有効期限は2023年3月31日まで。 問
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介護人材確保へ ボランティアと施設マッチング 西伊豆町など実証運用を開始
西伊豆町と町社会福祉協議会は25日、介護施設と有償ボランティアをつなぐ「スケッター」の実証運用を開始し、同日夜、キックオフイベントのオンライン説明会を開いた。町内の介護施設が全国各地の登録ボランティアに日頃の活動などを紹介した。 スケッターは東京都の「プラスロボ」が提供するサービスで、施設とボランティアがそれぞれ登録しマッチングを図る。町は介護人材の確保や関係人口の増加に向け、同社と連携し運用を始めた。 説明会では町担当者らが、ボランティアの来訪のきっかけになればと観光動画もPRした。スケッターの運用が進む県外の介護施設関係者から、ボランティアと交流を深めるノウハウも学んだ。 説明会の
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29日公開の映画「ツユクサ」 ロケ地・西伊豆で試写会
西伊豆町の宇久須港などで昨夏撮影された映画「ツユクサ」の全国公開を前に、同町の中央公民館でこのほど試写会が行われた。多くの町民が鑑賞し、見慣れた風景が作中に登場する映画を楽しんだ。 同作は「大人のおとぎ話」をテーマに、日常の小さな奇跡を描いたヒューマンストーリー。小林聡美さんや松重豊さんらが出演し、新たな挑戦を後押ししてくれる内容になっている。町での撮影は3週間ほど行われ、作品シーンの約7割を占める。宇久須港のほか、黄金崎や大浜海岸が舞台になった。 星野浄晋町長と平山秀幸監督のトークも行われた。平山監督は約10年前から物語の構想があったと明かし、「舞台は海辺のきれいな街と考えていた。ロケ
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空き店舗を地域交流の場に 西伊豆、子ども食堂も検討
地域住民の交流の場を新たにつくろうと、西伊豆町田子の住民有志による「田子まちづくり協議会」(椿直光会長)が24日、空き店舗だった地元飲食店の再活用に乗り出した。高齢者サロンや運動教室などさまざまな用途で使ってもらい、にぎわいの創出を図る。 協議会が閉店から約10年間使われていなかった「かしわや食堂」の所有者と協議し、準備を進めた。今後は施設を常に開放し、予約制で自由に利用できる体制を整える。調理場も使って子ども食堂の実施も検討する。椿会長は「特に子どもたちの遊び場が地域から減っている。幅広い世代の交流拠点になれば」と期待した。 開所記念のイベントでは、店舗や駐車場に特産品など飲食の出店や
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ICT活用、地域再生へ 西伊豆、松崎など協定【とうきょうウオッチ/取材ノートから】
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワークという新たな働き方がこの2年間で急速に広がった。地域によって普及に差はあるが、若年層を中心に地方移住の需要が高まった大きな要因だ。情報通信技術(ICT)の活用は、情報格差や人口減少など各地域の課題を解決する手段として、不可欠な時代になっている。 西伊豆町と松崎町は12日、ウェブ会議やテレワークを支援する日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)と千葉県館山市と4者共同で、地域ICTの促進に関する包括連携協定を結んだ。西伊豆、松崎両町は、管内全域が過疎地域の「全部過疎」。テレワークが可能な雇用の場を確保すれば、人口流出を防ぐと同時に、都市部からの
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西伊豆町の海藻養殖 本格着手へ 漁業者との連携強化が鍵【解説・主張しずおか】
西伊豆町は同町田子の田子漁港がある湾の内部が未利用であることに着目し、試験的な海藻養殖に取り組んでいる。町外の民間事業者に知恵を借りてハバノリなど複数種類の育成を試み、適した海藻を見定めるのが狙い。取り組みは緒に就いたばかりで、地域の水産業にどれほど効果が見込めるかは未知数だ。本格的な事業化を目指す上で、地元漁業者との連携が欠かせない。 「食害もなく、順調に成長している」。4月中旬、田子漁港で行われた生育調査。町に養殖技術やノウハウを提供する合同会社「シーベジタブル」(高知県)の蜂谷潤共同代表(34)は船から海中を観察し、手応えを口にした。 試験に用いる海藻の多くは昨年6月ごろに田子漁港
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介護事業所とボランティアのマッチング 西伊豆で実証運用
西伊豆町と町社会福祉協議会は25日、町内の介護事業所と有償ボランティアをつなぐマッチングサービス「スケッター」の実証運用を始める。介護人材の担い手不足を補い、関係人口の増加を図るのが目的。町の電子地域通貨と連動した謝礼制度を設け、サービスの充実を目指す。 スケッターは東京都の「プラスロボ」が2019年から運用するサービス。事業所とボランティアがそれぞれ登録し、事業所が人材を募集しマッチングを図る。現在、首都圏を中心に約330事業所が登録し、ボランティアは3千人を超える。 ボランティアの内容はレクリエーションの企画や清掃など。身体介護は禁止され、無資格や未経験でも応募できるのが特徴だ。謝礼
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4件を可決、承認 西伊豆町議会臨時会
西伊豆町議会は20日、臨時会を開き、新型コロナウイルス感染対策の施設借上料225万円を追加した一般会計補正予算案の専決処分や、旧西伊豆中の校舎等解体工事変更請負契約の締結に関する議案など4件を可決、承認した。
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養鶏と農業、循環目指す 西伊豆町地域おこし協力隊・酒井さん
循環型の養鶏業を確立させたい-。西伊豆町地域おこし協力隊の酒井宏冶さん(52)が同町宇久須で養鶏場の整備に取り組んでいる。長年使われていなかったビニールハウスを活用し、8月ごろからの飼育開始を目指している。 農業を行う傍ら約1年半前に整備に取り掛かり、ハウス内の廃材を取り除いたり、一から基礎を作ったりして地道な取り組みを進めてきた。約225平方メートルの敷地を鶏舎として活用する見通しで、これまでに半分近く整備が完了した。 養鶏は平飼いで、ひなから育てる予定。飼料は自身で栽培する農産物の廃棄部分を再利用し、養鶏をスタートした後は鶏ふんを農業用の肥料として活用する考えで、養鶏と農業の好循環を
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西伊豆の地域おこし協力隊 新たに4人採用 最多11人に
西伊豆町はこのほど、農業や水産業などさまざまな分野に取り組む4人を町地域おこし協力隊に任命した。町役場で開いた任用式で、星野浄晋町長が委嘱状を交付した。町の協力隊は過去最多の11人になった。 就任したのは新井雄貴さん(35)=大阪市出身=、陰岩達矢さん(31)=横浜市出身=、国島学さん(31)=東京都出身=、顔嘉迎(がん・かりん)さん(26)=マレーシア出身=。新井さんは農業や観光、陰岩さんは水産業の振興を担う。国島さんは理学療法士の資格を生かして健康事業を推進し、顔さんは外国語指導助手(ALT)など英語教育に携わる。 4人は委嘱状を受け「人や場所を知り、地域との関わりを深めたい」「皆さ
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松崎、西伊豆ICT促進 通信事業者協会と協定 地域課題解決図る
松崎町と西伊豆町は12日、日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)、千葉県館山市と4者共同で、地域ICT(情報通信技術)の促進に関する包括連携協定を結んだ。幅広い年代でのICTの活用や、テレワークによる雇用の確保を通じ、地域の課題解決を目指す。 JUSAはウェブ会議やテレワークを支える事業者団体。日本マイクロソフトなどの会員企業の社員が、小学生から高齢者までを対象にICT講座を実施する。ドローンの操縦体験や、海底ケーブルと陸上ネットワークの中継点の見学会も行う。 星野浄晋西伊豆町長は都内の記者発表会で「ICTを便利なものとして高齢者に提供し、子育て世代も有効に活用できるようにしたい」と
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無病息災願う 西伊豆の連合区 堂ケ島薬師堂で祭典
西伊豆町の仁科浜連合区はこのほど、県有形文化財の薬師如来、阿弥陀(あみだ)如来、釈迦(しゃか)如来の木像をまつる同町の堂ケ島薬師堂で春の祭典を開いた。 地元の役員らが出席し、薬師堂のほか、隣接する白山神社や庚申堂でも神事を執り行って無病息災や家内安全を祈願した。3年ぶりに特設ステージを使った演芸も行われ、地域住民が歌などを披露して祭典を盛り上げた。 木像は鎌倉時代に作られたとされ、白山神社には地元漁師が豊漁を願って参拝した歴史が残る。鈴木啓夫区長は「ことしも無事開催できて良かった。演芸も再開でき、明るい話題を届けられた」と話した。
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夕日の写真審査 受賞者に表彰状 西伊豆町
西伊豆町はこのほど「第17回夕陽のまちふるさとフォトコンテスト」の表彰式を町役場で行った。「夕陽部門」「ふるさと部門」でグランプリや特選に選ばれた3人が星野浄晋町長から表彰状を受けた。 表彰されたのは、夕陽部門グランプリの佐藤和彦さん(65)=松崎町=、ふるさと部門グランプリの蓑毛正美さん(62)=沼津市=ら。それぞれが構図や光の反射などを意識し、夕日や海の景色を撮影した。初めて応募した蓑毛さんは「海面の揺れる様子があまりにもきれいでシャッターを切った。今後も西伊豆の美しい景色をカメラに収めたい」と話した。 コンテストは、両部門と「ドローン部門」の3部門に町内外の75人から計322点の応
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障害者の就労支援 13日から相談会 賀茂郡5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は13日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、所在地外の5町で障害者対象に相談会を開いていて、障害者手帳の取得や医療費助成など、就労以外の相談にも応じている。 いずれも開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。日程は次の通り。 13日=午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽19日 午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~、河津町保健福祉センター▽21日 午後1時半~、南伊豆町役場
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ヘリコプターで空の旅 西伊豆で体験会、町民が満喫
西伊豆町の「西伊豆プロジェクト」(矢岸洋二社長)は7日、観光振興につなげようと、ヘリコプターで伊豆半島西海岸などを巡るクルージング体験会を開いた。ヘリのチャーターサービスを運営する環境省のパートナー企業「エアーエックス」(東京都)や町との連携事業。町民限定で行い、12組26人が空の旅を満喫した。 町の海岸線沿いや伊東市の大室山などを巡る四つのコースを設けた。参加者は好きなコースを選び、電子地域通貨を利用して体験した。友人と参加した田代史子さん(81)は「地元にいながら旅行気分を味わえる魅力的な企画。山桜がきれいで感激した」と満足げに話した。 西伊豆プロジェクトは9、10の両日で観光客向け
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桜と絶景を満喫 西伊豆・黄金崎公園でまつり
西伊豆町宇久須の黄金崎公園で3日、第39回「黄金崎さくらまつり」が開かれた。町内外から家族連れなどが訪れ、桜と景勝地が織りなす美しい景色を満喫した。 会場には地場産品の販売ブースが並び、来場者は買い物も楽しみながら散策を楽しんだ。ジオガイドによるツアーや大道芸など多彩な催しも行われ、中でも缶ぽっくり競争は子どもたちから人気を集めた。 近くの黄金崎クリスタルパークではフォトコンテストの作品展が始まり、桜茶の呈茶サービスが行われた。
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指出さん100歳祝う 松崎町長が訪問
松崎町の指出正子さんがこのほど100歳の誕生日を迎え、入所する西伊豆町の「グループホーム賀茂」を深沢準弥町長が訪れて長寿を祝った。 指出さんは下田市生まれで、結婚を機に松崎町に移り住んだ。かつては銀行に勤め、茶道や生け花教室を開いていた。現在は入所者とともに和気あいあいとした生活を送り、職員は「皮むきなど食事の支度を積極的に手伝ってくれる」と話す。 深沢町長から花束や写真立てなどを受け取ると、「親切にしてくれてありがとうございます」と何度もお礼し、笑顔を見せた。深沢町長は「話すのが流ちょうでとてもしっかりしている。風邪をひかないように」といたわった。
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6月末閉館の加山雄三ミュージアム 4月1日から入場無料
西伊豆町の「加山雄三ミュージアム」を経営する「堂ケ島レジャー」は1日から閉館する6月末まで、同館メインの3階のミュージアムを無料開放する。磯谷利治支配人(52)は「ファンをはじめ、多くの人に感謝を伝えたい」と話している。 ミュージアムは1998年開館。歌手で俳優の加山雄三さん(84)の魅力を満載し、来場者は年間約10万人と人気を集めてきた。ただ、近年は体調が優れなく十分なファンサービスができない加山さんの意向に沿い、会社は昨夏に閉館を発表していた。 閉館までは加山さんの主演映画「若大将」シリーズのポスターレプリカや鉄道模型など従来の展示に加え、来場者から提供された加山さんの絵画や版画を飾
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地域通貨支払額 西伊豆町1%還元 4月1日から
西伊豆町は1日から、消費喚起策として電子地域通貨「サンセットコイン」の1%還元キャンペーンを始める。町内在住を問わず、対象店舗で使用した際に支払額の1%のポイント「ユーヒ」を付与する。2023年3月末まで。 電子地域通貨は1ユーヒ1円換算。スマホアプリの決済サービスや電子カードで運用でき、主に町内の飲食店や宿泊施設など約140店舗で利用できる。町役場や一部店舗でユーヒをチャージでき、電子カードは町役場で発行している。還元されたユーヒの有効期限は24年3月末まで。 町はこのほか、姉妹町提携を結ぶ山梨県市川三郷町の住民に、観光で西伊豆町を訪れる際に千円分(大人)のユーヒがチャージされた電子カ
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伊豆西海岸 \空の旅/ 西伊豆町がヘリ遊覧事業始動、民間と企画
空からの大パノラマを味わって-。西伊豆町が4月から、海岸線に景勝地が並ぶ伊豆西海岸を舞台としたヘリコプターの遊覧飛行事業に乗り出す。まん延防止等重点措置の解除に伴い、観光再生の起爆剤にしようと、ヘリのチャーターサービス運営会社「エアーエックス」(東京都)などと企画した。首都圏からのチャーター利用を取り入れ、来訪客の増加も目指す。 町は昨年12月、同社と観光振興に関する協定を締結した。同社によると、ヘリの遊覧飛行は民間の事業として注目される一方、官民による取り組みは全国的に珍しいという。 事業は同町の観光企画会社「西伊豆プロジェクト」を交えた3者連携で行う。町が観光関係者への周知や環境整備
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夕日の下で名曲を堪能 西伊豆でイベント
西伊豆町観光協会などはこのほど、鮮やかな夕日の下で歌やお笑いライブを楽しむ「夕映えの響き」を同町仁科の安城岬ふれあい公園で開いた。歌手はタケカワユキヒデさんと朝倉さやさんを招き、町内外から約700人が集まった。 タケカワさんは「銀河鉄道999」や「ガンダーラ」などを披露し、来場者は体でリズムを取ったり、手拍子をしたりして歌声を堪能した。朝倉さんはデビュー曲をアレンジした「新・東京」などを熱唱し、持ち前の山形弁を使ったトークでも会場を沸かせた。お笑い芸人はバンビーノと清水バージョン、かがくと森田くんがゲストで訪れた。 会場では来場者に検温と消毒済みを示すバンドの着用を促した。協会の塩沢一志
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海の道が出現 「トンボロ現象」 西伊豆町・瀬浜海岸
西伊豆町商工会や観光協会などでつくる実行委員会が20日、同町の瀬浜海岸で「トンボロ開き」を行った。干潮時に海岸と沖合の島が陸続きになる、全国的に珍しいトンボロ現象をPRしようと、昼の発生時期に合わせて毎年行っている行事で6回目。町内外から約300人が来場し、渡り初めを楽しんだ。 午前11時ごろにトンボロ開き宣言が行われると、来場者は次々と砂州を渡り、沖合の島「三四郎島」を目指しながら記念撮影や水中観察などを満喫した。会場では地場産品が当たる抽選会が行われ、プロポーズにふさわしい観光スポット「恋人の聖地」を示すモニュメントも設置された。 実行委によると、昼にトンボロ現象が発生するのは10月
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地元特産品でスパイス開発 伊豆半島高校会議所、キンメなど使用
伊豆半島の活性化を目指す高校生グループ「伊豆半島高校会議所」がこのほど、地場産品を使った商品「金目くんスパイス」を開発し、19日、下田市の旧沢村邸でPR販売に取り組んだ。 会議所はこれまでにも海鮮丼などを考案し、商品開発は3回目。今回は下田名物のキンメダイのアラと、西伊豆名物の潮かつおの焼き身をそれぞれ粉にして混ぜた品で、西伊豆町のカネサ鰹節商店と三角屋水産の協力で販売にこぎ着けた。スパイスのほかにふりかけや塩なども候補に挙がる中、「さまざまな料理に使いやすく、若者にも味わってもらいたい」との思いから、試作を重ねてスパイスを選択した。 1本70グラム入りで750円(税込み)。旧沢村邸での
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議会事務局長に松本氏を起用 西伊豆町人事
西伊豆町は15日、4月1日付の人事異動を内示した。対象者は新規採用を含め60人で、大規模となった。 【課長級】議会事務局長(産業建設課長)松本正人▽窓口税務課長(防災課長)佐野浩正▽健康福祉課長(窓口税務課長)渡辺貴浩▽防災課長(防災課主幹)居山繁▽産業建設課長(総務課主幹)久保田寿之 【主幹級】総務課主幹(同課主幹兼総務係長)鈴木一博▽総務課主幹兼行財政係長(総務課行財政係長)石田智直▽まちづくり課主幹兼商工係長(同課商工係長)山本友也▽まちづくり課主幹(教育委員会事務局主幹兼学校教育係長)石田晃一▽窓口税務課主幹(同課主幹兼窓口年金係長)上松和巳▽環境課主幹兼生活衛生係長(企業課主幹
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観光促進へ町内37カ所にモニター 西伊豆町が設置
西伊豆町はこのほど、町役場や宿泊施設など町内37カ所に50インチのモニターを設置し、体験型観光コンテンツの魅力を映像で紹介する取り組みを始めた。首都圏企業と協定を結び、観光促進や新産業の創出を図る「森と海の6次産業化プロジェクト」の一環。 遊漁船で釣った魚を電子地域通貨で買い取る「ツッテ西伊豆」や堂ケ島の遊覧船の情報などを詳しく紹介している。休憩施設「こがねすと」や黄金崎クリスタルパークなどの館内の様子も配信し、映像には専用ホームページにアクセスできるQRコードを掲載した。 町は今後、モニター設置場所の拡大を検討し、各施設が独自の映像を配信できる態勢づくりも進める予定。 問い合わせは町
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文教施設整備費修正動議を否決 西伊豆町議会
西伊豆町議会3月定例会は11日、最終本会議を開き、2022年度一般会計当初予算案を賛成多数(賛成5、反対4)で可決した。文教施設等整備にかかる施設設計・監理業務委託費など、先川地区における小中一貫校と認定こども園の整備に関連した予算計1億6500万円を減額する議員発議の修正動議が提出されたが、修正案は反対多数(賛成3、反対6)で否決した。 修正動議の提出理由は堤和夫氏が「文教施設等整備委員会の提案した候補地に反する」などと説明。修正案に反対した議員は、同委員会が建設候補地を決定する性格を持たないことや、子どもや保護者の不安解消に向けて両施設を早急に整備する必要性を指摘した。 町は現在、先
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人力車 爽快感味わう 松崎で園児乗車体験
子どもたちに人力車の魅力を伝えようと、2月から松崎町で車夫として活動する古田健人さん(34)が9日、同町の松崎幼稚園で乗車体験を開いた。園児たちは順番に乗り心地を味わい、古田さんとの交流も楽しんだ。 古田さんが同園を訪れると、人力車にあまりなじみのない園児たちは「どうやって乗るの?」「鬼滅の刃に出てきそう」と興味津々な様子。車体の大きさなどに関する質問を積極的に投げ掛け、乗車体験では園庭をぐるりと回って爽快感を満喫した。年長の中川星奈ちゃん(6)は「初めて乗った。風がすごく気持ち良かった」と満面の笑みを見せた。 古田さんは25歳から車夫の経験があり、以前は浅草や嵐山で活動していた。藤沢市
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潮かつお使用 おむすび販売 静岡県と天神屋開発
包括連携協定を結んでいる静岡県と弁当総菜の天神屋(静岡市駿河区)は、西伊豆町の伝統保存食「潮かつお」を使った「潮鰹(かつお)むすび」を開発した。県庁を含む同社の県内全27店舗で3月初旬から販売を始めた。 潮かつおはカツオを丸ごと塩に漬け込んで乾燥させた塩蔵食品。同町のカネサ鰹節商店が潮かつおとクリームチーズを刻んで交ぜたお茶漬けを商品化していて、塩鰹むすびはこのお茶漬けとご飯を一緒に炊き込んだ。 県庁内の売店では若手職員に人気で、販売開始から連日完売している。県地域振興課の山田紘子主任は「塩みや臭みを抑え、誰もが食べやすいように工夫した。おむすびをきっかけに西伊豆に関心を持ち、訪れてもら
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東部・伊豆20市町「推し」事業 22年度予算案
コロナ禍が続く中での編成となった東部・伊豆地区20市町の2022年度当初予算案。各市町は新型コロナウイルス対策を図りながら、地域の課題解決や活性化などにつなげる事業を盛り込んだ。「推し」事業のポイントを担当者に聞いた。 ■富士市 仮想空間に自転車コース プロチームと連携して自転車でにぎわいを創出します。遠隔地から仮想空間を走行できる「バーチャルライドコース」は海抜0メートルから富士山5合目を目指す絶景コースなどの魅力を発信し、コロナ後の誘客につなげます。市街地レースを通じて市民の関心も高め、自転車の利活用を進めたいです。(自転車関連整備事業=3560万円) ■富士宮市 やさしい日本
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保健事業と介護予防一体化 市町職員が取り組み報告
静岡県はこのほど、住民の医療・健康データから地域ごとの健康課題を把握し市町が課題解決に向けた対策をするモデル事業「保健事業と介護予防の一体的実施」についての報告会をオンラインで行った。 県内の高齢者が健康な体づくりを効果的に行うことを目的とした事業。下田市、西伊豆町、沼津市、牧之原市の職員が県内市町の取り組みを報告した。大学教授による講演や有識者討論なども行い、参加者はモデル事業への理解を深めた。 県健康増進課地域支援班の渡辺敏宏班長は「高齢化が進む中、各市町の事例を取り入れて最適な高齢者支援を進めていきたい」と話した。県内の市町や社会福祉協議会から約200人が参加した。
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障害者の生活相談 9日から賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は9日から、賀茂郡5町で出張無料相談会を開く。 障害のある人の就職相談や障害者手帳の取得、医療費助成など、生活全般に関する相談に応じる。 日程は次の通り。いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 9日=午前10時 西伊豆町役場、午後1時半 松崎町役場▽15日=午前10時 東伊豆町役場、午後1時半 河津町保健福祉センター▽17日=午後1時半、南伊豆町役場
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事業者の水道料金 西伊豆町が負担 8日から受け付け
西伊豆町はこのほど、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済支援に向け、飲食店と宿泊施設を除く町内事業者を対象に水道料金軽減の補助金を交付すると決めた。8日から順次、特設会場を設けて申請を受け付ける。 補助額は1月検針にかかる2カ月分の料金で、対象事業者は約350軒を見込む。補助金は受け付けから10日前後で給付する。 特設会場は8~11日まで、安良里、田子、仁科、宇久須の各地区で1日ずつ開設する。電子申請も可能で、14~31日には町役場本庁舎で通常受け付けを行う。 問い合わせは町まちづくり課<電0558(52)1966>へ。
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ガラス製品を“診察” 西伊豆の地元作家、修理受け付け
西伊豆町のガラス作家などでつくる「西伊豆硝子舎」はこのほど、ガラス製品に関する修理や相談を受ける「ガラスの町のお医者さん」を同町の黄金崎クリスタルパークで開いた。ことしが国連の定める「国際ガラス年」であることにちなみ、かつてガラス原料のケイ石産出が盛んだった町ならでの企画として初めて実施した。 来場者は町特産の「かも風鈴」や、新生児の誕生記念で町から贈られる作品などを持ち寄り、町内の作家4人が白衣を着て対応した。破損原因などを確認する“問診”を行った後に修理に移り、思い出の品が元通りになると、来場者は満面の笑みを浮かべた。 両親の大切にしている置物を修理した同町の
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渡辺さん100歳 西伊豆町長がお祝い
西伊豆町宇久須の渡辺けいさんがこのほど100歳の誕生日を迎え、星野浄晋町長が自宅を訪れて長寿を祝った。 渡辺さんは訪問した町職員も交え、日頃の生活やこれまでの人生について会話を弾ませた。受け答えがスムーズで、趣味の念仏を唱えたり、時に畑仕事を手伝ったりする日常を健康維持の秘訣(ひけつ)に挙げた。星野町長から花束や祝い金の目録を受け取ると「これ以上のことはない」と笑顔を見せた。 渡辺さんは宇久須出身で、今は息子と娘と3人暮らし。今後の目標については「特にはないけれど、一日一日を大事にやっていければと思う」と話した。
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地域循環共生圏を重視 西伊豆町長が施政方針 3月定例会が開会
西伊豆町議会3月定例会が1日開会し、施政方針や一般質問を行った。星野浄晋町長は施政方針演説の冒頭で、持続可能なまちづくりや地域循環共生圏の構築を重視し「町民の声を大切に行政運営を行う」と述べた。 基幹産業の観光促進については、ロケ誘致やメディアへの露出、1次、2次産業と絡めた事業展開などの必要性を示し「西伊豆に行ってみたくなる取り組みを進める」と強調。ワーケーション推進に向け、黄金崎一帯の整備計画を策定する方針も明らかにした。役場本庁前に整備を目指す津波避難施設は、ヘリポートとしての活用可否を検討するとした。 一般質問には3氏が登壇し、文教施設や防災対策などについて質問した。定例会の会期
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コサージュ製作に挑戦 卒業式用に仁科小6年 西伊豆
西伊豆町の仁科小の6年生がこのほど、卒業式で身に着けるコサージュづくりに挑戦した。子どもたちがものづくりの楽しさを体験する県の「WAZAチャレンジ教室」の一環。 県洋裁技能士会の講師を招いた。児童はお気に入りの柄のウール地を選んで作業をスタートし、型紙通りにカットしたさまざまなサイズの布地の縫い付けに取り組んだ。指先の技術が求められる作業にやや苦戦するも、それぞれが納得のいく花型のコサージュを完成させた。 山本海輝君(12)は「裁縫はあまり得意ではないけれど、講師の先生に丁寧に教えてもらえて楽しめた。作品を早くお母さんとお父さんに見せたい」と話した。
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地元観光業への経済支援 企業向け誘客、波及期待【22年度予算案/東部・伊豆市町①】
創業200年超の熱海市の老舗「古屋旅館」の別館で2月下旬、約100平方メートルの食事処の改修作業が急ピッチで進められていた。「会議や仕事に集中したい人も、のんびり過ごしたい人も利用できる空間にする」。内田宗一郎社長(48)は3月下旬にオープンするワークスペースの展望をそう説明した。 防音会議室や大画面モニター、無線LANなどの設備に加え、無料ドリンクや読書コーナーなども備える。館内でノートパソコンを開く宿泊客の姿が増えた。旅先で気軽に仕事ができるよう場所を提供し、宿泊客の利便性を高めるのが狙いだ。 3年目に入ったコロナ禍は、観光が主産業の東部・伊豆地域に打撃を与え続けている。熱海市では過
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西伊豆町・フォトコン 3部門グランプリ決定
西伊豆町はこのほど、「第17回夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテスト」の審査を町保健センターで行った。最高賞のグランプリは夕陽部門が佐藤和彦さん(松崎町)の「染まるうね雲」、ふるさと部門が蓑毛正美さん(沼津市)の「初春のゆらめき」、ドローン部門が野口賢司さん(三島市)の「トンボロから三四郎島へ」が選ばれた。 3部門に町内外の75人から計322点の応募があった。審査員は写真家の野口正さん(下田市)や星野浄晋町長ら6人が務め、グランプリのほかに特選や入選、佳作を選んだ。入賞作品は町が毎年製作するカレンダーに掲載される。
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大地の変化を観察 西伊豆中生「ジオ学習」
西伊豆町の西伊豆中の1年生がこのほど、町内のジオサイトなどを回り、伊豆半島ジオガイド協会員から大地の成り立ちや変化などを学ぶ「ジオ学習」に臨んだ。 生徒は2グループに分かれ、黄金崎や沢田公園などを訪れた。映画のロケ地として有名な浮島海岸では岩脈群を観察し、マグマが冷えて固まる際に六角形の割れ目が生じる「柱状節理」について理解を深めた。海岸に落ちている安山岩を手に取り、石英や輝石など含まれる鉱物の種類も学んだ。 真野将大さん(13)は「海食洞の形など新たな発見があった。詳しい説明を聞きながら見学でき、町には貴重な場所が多いことを実感した」と話した。
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潮かつおの魅力、絵本に 生産者ら製作「親しみ感じて」 西伊豆
西伊豆町の伝統保存食「潮かつお」の魅力を子どもたちに伝えようと、生産者などがこのほど、日本スローフード協会と潮かつおの絵本を共同製作し、このほど、完成した150冊を町に贈った。 絵本製作は、世界基準で希少性の高さや伝統的な価値が認められた食品「味の箱船」をPRする取り組みで、同協会が本年度から始めた。第1弾は全国に74品目ある味の箱船の中から題材を水産加工品の4品目に絞り、秋田県のしょっつるなどに並んで潮かつおが選ばれた。 絵本の題名は「ありがつお」。正月に縁起物として飾る文化が受け継がれてきた背景などを分かりやすく伝えるストーリーで、あとがきには製造方法なども添えられている。 町役場
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西伊豆町議会 3月1日開会
西伊豆町議会は25日までに議会運営委員会を開き、3月定例会を1日に開会すると決めた。会期は11日までの11日間。2022年度一般会計当初予算案など18議案を審議する。一般質問は1、2の両日に行い、計8氏が登壇し町当局の考えを問う。
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産業振興など積極投資 西伊豆町、一般会計最大78億円
西伊豆町は24日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は骨格編成した前年度比40・5%増の78億2700万円。産業振興や防災など幅広い分野にメリハリをつけて積極投資し、現状想定している電子地域通貨の運用費を一括で計上したこともあり、過去最大となった。 特別会計を合わせた予算総額は111億600万円。星野浄晋町長は「必要な予算をしっかりと組み、未来に向けての投資をしていく」と説明した。 首都圏の企業と連携し、第1次産業を軸に新規産業の確立を図る「森と海の6次産業化プロジェクト」に1億4千万円を計上。都内などで地場産品をPRする産業振興プロモーション事業や観光地域づくり法人(DMO)の
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児童がロボット操作 西伊豆・賀茂小 プログラミング学ぶ
西伊豆町の賀茂小でこのほど、地元住民を講師に招いたプログラミング授業が行われた。6年生がレゴ社のプログラミング学習用ロボットを活用し、論理的思考や問題解決力を養った。 講師はシステムエンジニアの経験を持つワサビ農家の堤圭祐さん(36)が務めた。児童はタブレット端末の画面上で、ハンドルの動きや床の色を判別するセンサーなどさまざまな命令を示すアイコンを組み立ててロボットを操作した。2人一組で行い、知恵を出し合いながら真剣な表情で取り組んだ。 授業は全5回の内容で3月まで行われる。高木日向さん(12)は「自分の思うように動かすのが難しい半面、それがプログラミングの楽しいところ」と話した。
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長泉版タクシー助成、マイナカードで外出楽に 5月から実証実験
移動が困難な高齢者の日常生活の支援として、長泉町は2022年度、マイナンバーカードを活用したタクシー利用助成事業の実証実験を開始する。町民の利便性向上を図り、利用状況を蓄積してビッグデータ活用にもつなげる。県によると、マイナンバーカードのICチップの空き領域を活用した事業は静岡県内初となるという。 タクシー利用助成として、年間5千円分の紙チケットを支給して実施していた事業を電子化する。事務作業を軽減させ、マイナンバーカードの普及を促進する狙いもある。5月に実証実験を開始し、10月ごろから正式運用する。 対象は、マイナンバーカードを持つ75歳以上の町民で、約3300人を見込んでいる。今後、
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障害者の就職や生活巡る相談会 2月9日から賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は9日から、賀茂郡5町で出張無料相談会を開く。障害のある人の就職相談や障害者手帳の取得、医療費助成など、生活全般に関する相談に応じる。 日程は次の通り。いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 9日=午前10時 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半 松崎町役場▽15日=午前10時 東伊豆町役場、午後1時半 河津町保健福祉センター▽17日=午後1時半、南伊豆町役場
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高齢者の外出を町民手助け 電子通貨導入し実験 西伊豆町社協、ボランティア募集
西伊豆町社会福祉協議会が1月から、町などと組織する協議体の事業で、高齢者の外出支援サービスの構築に向けた実証実験に力を入れている。町民に運転などのボランティアを募って3月まで継続し、課題を探りながら来年度の本格運用を目指している。 サービスは宇久須と田子地区限定の買い物支援と、ルートに制限がない外出支援の2種類。昨年の実証実験と違い、利用者から利用料を徴収し、ボランティアに謝礼として電子地域通貨「サンセットコイン」を付与する仕組みを取り入れた。車両は原則、社協が提供している。 28日は宇久須地区に住む80代の女性2人が利用し、自宅から仁科地区の食料品店までの買い物支援を受けた。それぞれが
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静岡人インタビュー「この人」 ジェーフイ・モンさん 西伊豆町の国際交流員に就任した
外国青年招致事業「JETプログラム」の派遣で昨年10月から活動する。海外に対する町の魅力発信や外国文化の紹介などを担う。中国生まれで米国籍。派遣前はニューヨーク州の証券会社に勤務した。25歳。 -国際交流員を志した理由は。 「小さい頃から日本の小説が好きで、翻訳されていない本を読みたいという思いから独学で日本語の勉強を続けた。ニューヨークでの学生時代に国際関係を学び、留学を通じて文化交流に一層興味が湧いた」 -日々の仕事は。 「週3日で町内小中学校の外国語指導助手(ALT)として活動し、英語の楽しさを伝えている。加えて住民向けの英会話教室も計画中。ブログなどを通じた西伊豆の風景や習慣
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西伊豆町の文教施設調査 修正案否決し原案可決 町議会
西伊豆町議会は28日、臨時会を開き、本年度一般会計補正予算案など2件を原案通り可決、承認した。補正予算案を巡っては文教施設等整備にかかる調査設計業務費3360万円を削除する議員発議の修正動議が提出されたが、修正案は反対多数(賛成3、反対6)で否決された。 同業務費は、町が小中一貫校と認定こども園の統合園舎を先川地区の同一敷地内に建設することを見据えて計上した。小中一貫校は旧西伊豆中跡地への建設案があったが、同所の裏山が土砂災害特別警戒区域に指定される可能性があるため、町は現状、先川地区での同一敷地内建設を優先する考えを示している。 修正動議の提出理由は芹沢孝氏が「関係各位の尽力や執行され
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国際交流たたえ功労、助成表彰 企業経営研究所
企業経営研究所(長泉町、中山勝理事長)は27日、2021年度の国際交流功労賞と外国人・研修研究等助成の表彰式を同町のスルガ銀行IRCで行った。同研究所の国際交流支援事業の一環。 同賞には、外国人の日常的な医療環境改善などに取り組む浜松市中区の医師山口貴司さん(80)▽外国籍の子どもの放課後学習支援や日本語指導などに当たるNPO法人アラッセ(浜松市)▽ブラジル人子弟への学校教育や地域社会との共生を図る教育などを実施するエスコーラフジ(富士市)―の1個人2団体を選出した。 助成金は、県内の小中高校で指導する外国人講師や、県や市町で国際交流活動に従事する外国人職員らの研究活動などが交付対象。子
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西伊豆町 社会福祉協議会と商工会青年部 災害に備え連携協定
西伊豆町の社会福祉協議会と商工会青年部は26日、災害に備えた連携協定を結んだ。町商工会で調印式を行い、柏木昇会長と土本直矢部長が協定書にそれぞれサインした。 協定は、災害が発生し社協が町の要請を受けて災害ボランティア本部を立ち上げた際、青年部がその運営や活動を支援する内容。具体的な取り組みとして、ボランティア活動に必要な資機材や車両の提供、専門性を生かした人的・物的支援などを盛り込んだ。 柏木会長は「被災者のニーズに柔軟に対応するためにとても心強い」とし、土本部長は「会員がそれぞれの職種を生かし、適材適所で支援していきたい」と話した。
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潮かつお文化、児童が学ぶ 西伊豆・賀茂小 研究会が講話
西伊豆町の西伊豆しおかつお研究会はこのほど、冬の伝統保存食「潮かつお」に関する講話を同町の賀茂小で行った。給食の時間を利用し、全児童が潮かつおのふりかけを混ぜたグルメ「西伊豆しおかつおうどん」を味わいながら、歴史や文化について学んだ。 芹沢安久会長(53)らが訪れ、オンラインで各教室に配信した。芹沢会長は町が全国唯一の潮かつおの生産地であると説明し、希少性の高い食材としてスローフード協会(本部イタリア)の認定を受けたり、弁当総菜の天神屋と新商品の販売を計画したりするなどの普及活動を紹介した。 同会は2010年から同様の活動を続けていて、同校では初めて行った。4年の男子児童(9)は「西伊豆
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福祉への就職希望 学生ら対象相談会 オンラインで22日
静岡県社会福祉人材センターなどは22日午後1時から、福祉の仕事に興味のある人や就職希望の学生らを対象に「福祉の就職相談会in賀茂」をオンラインで開催する。下田市、東伊豆町、西伊豆町にも視聴会場を設ける。参加無料。 視聴会場は道の駅開国下田みなと、東伊豆町保健福祉センター、西伊豆町中央公民館の3カ所。午後1時から、福祉の仕事に関するセミナーが開かれた後、午後2時5分からは賀茂地域の社会福祉法人9法人が参加し、就職相談会を開く。下田会場では、ハローワーク出張相談コーナーも設ける。 希望者は21日までに県社会福祉協議会のホームページや、電話などで申し込みが必要。申し込み、問い合わせは県社会福祉
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伝統の潮かつお 歴史に触れる 西伊豆でイベント
伊豆半島ジオガイド協会は16日、西伊豆町田子に伝わる保存食「潮かつお」の紹介イベントを同町宇久須の休憩施設「こがねすと」で開いた。同町のカネサ鰹節商店の芹沢安久副代表(53)が歴史解説や解体を行い、町内外の参加者がその価値や伝統に触れた。 芹沢副代表は、潮かつおの起源はカツオを朝廷に納めた奈良時代にさかのぼり、かつては全国の漁村で生産されていた歴史を解説。現在は田子地区のみが生産を続けている背景に、正月に縁起物として飾る文化の継承があると説明した。解体では手際の良い包丁さばきを披露しながら生態も紹介し、参加者は興味深げにじっくりと観察した。 解体した潮かつおは焼き身にし、参加者は町特産の
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ガラスの特性生かした作品 西伊豆で企画展 6月22日まで
西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで6月22日まで、企画展「きらめく・つやめく・ときめきのガラス」が開かれている。国内外の作家が制作した約30点の収蔵品を展示している。 作品を通じ、光の反射や滑らかな質感などガラスの特性を楽しめる。細かいガラス片を何層にも重ねたり、熱でガラスを溶かして造形する技法「ホットワーク」を生かしたりして制作し、氷や草原などさまざまな形やイメージを連想させる作品がそろった。 一部の作品には作家や用いられた技法などの紹介文が添えられている。開館は午前9時~午後5時まで。
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西伊豆で災害に備え予防伐採 東京電力パワーグリッド 24日まで
東京電力パワーグリッドは11日、西伊豆町と連携し、災害時に停電などを引き起こす恐れのある風倒木を除去する予防伐採を同町仁科の町道沿いで始めた。2020年から県東部の各市町と進めている事業の一環で、賀茂地域では初めて。同社が通常行う保安伐採と、町が県の交付金を活用して行う計画伐採を同時に実施するため、コストを抑えた効率的な作業が可能という。同所ではこれまで倒木による断線や通行止めが度々あった。 伐採の範囲は約200メートルで作業は24日まで(平日のみ)の予定。作業時間の午前9時~正午と午後1~4時、各日通行止めを実施する。
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山あいにグランピング施設 わさびビレッジ建設中 西伊豆の農家藤井さん夫婦、6月オープン目指す
ワサビに触れる機会を増やしたい-。西伊豆町宇久須の「藤井わさび農園」の藤井幸光さん(53)と千代美さん(54)夫婦が、ワサビ田に続く山あいでグランピング施設「わさびビレッジ」(仮称)の建設を進めている。パワーショベルで山を切り崩すなどの作業を進め、6月のオープンを目指している。 藤井さん夫婦は2014年から独学で栽培を続け、収穫体験も積極的に行ってきた。近年、遠方からの来訪者が増え、自然に囲まれながらゆっくりと泊まりがけの体験を楽しんでもらおうと、建設に着手した。幸光さんは「何事も挑戦。西伊豆のワサビの魅力を多くの人に伝えたい」と意気込む。 施設は約1650平方メートルの敷地に4台のトレ
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50周年を記念 園児にケーキ 西伊豆ライオンズクラブ
西伊豆ライオンズクラブ(LC)はこのほど、創立50周年記念事業の一環で、松崎町の聖和保育園の全園児にケーキをプレゼントした。 船津賢次会長らが同園を訪れ、年長児が代表してケーキを受け取った。園児らはお礼のあいさつに加え、LCの活動内容について質問するなどし、交流を深めた。 同LCはこれまでに同町の松崎幼稚園や西伊豆町の認定こども園にもケーキを贈った。
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西伊豆町ヘリ活用 災害対応や観光に チャーター会社と協定
西伊豆町はこのほど、ヘリコプターのチャーターサービスを運営する「エアーエックス」(東京都)と災害対応や観光振興に関する協定を締結した。 同社は全国の自治体と協定を結んでいて、観光振興に関する協定締結は同町が初めて。災害時は町の要請に応じてヘリを手配する。協定内容には医師の搬送や応急物資の調達、被災状況の巡察などを挙げた。観光利用については即時予約や低価格化が可能になり、町は今後、観光客のニーズに合わせて遊覧飛行などの施策を検討していくという。 町役場で締結式を開き、星野浄晋町長と同社の手塚究社長が協定書にサインし、協定内容や連携態勢などを確認した。
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障害者就職相談会 12日から賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は12日から、賀茂郡5町で出張無料相談会を開く。 障害のある人の就職相談や障害者手帳の取得、医療費助成など、生活全般に関する相談に応じる。 日程は次の通り。いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 12日=午前10時 西伊豆町役場、午後1時半 松崎町役場▽18日=午前10時 東伊豆町役場、午後1時半 河津町保健福祉センター▽20日=午後1時半 南伊豆町役場
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出初め式で決意新たに 松崎町と西伊豆町の消防団
松崎、西伊豆両町の消防団は4日、それぞれ出初め式を開き、決意を新たにした。コロナ禍のため、町内パレードや一斉放水を中止し、勤続者表彰などに限って実施した。松崎町は町環境改善センターで行い、山田宗太郎団長の年頭の辞を山田亘副団長が代読し「町民は地域に根ざした消防団活動を期待している。使命をかみしめて活動強化に取り組む」などと述べた。 県消防協会長表彰を受けた団員は次の通り。 【松崎町】25年勤続 馬場正孝、石田和也、山本孝之▽20年勤続 山田信介、稲葉隆二、山本重孝▽15年勤続 石田良、森崇彦、高木宗央、山本芳紀▽10年勤続 斎藤史芳、関隆治、飯田聖、山本泰士、舩津大揮、中村幸輔 【西伊
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駿河湾フェリー乗船者限定 御朱印が人気 久能山東照宮や浅間大社で頒布
清水―土肥港間を結ぶ駿河湾フェリーで、静岡県中東部4市3町の神社仏閣から乗船者限定で頒布される御朱印が人気を集めている。2021年には新たに静岡、富士宮両市から久能山東照宮と富士山本宮浅間大社、静岡浅間神社が加わり、新型コロナウイルス禍で落ち込むフェリー利用の回復と地域の活性化を図っている。 船内で発行する乗船証明を持った参拝者にのみ、特別なデザインの限定御朱印を授与する。静岡市駿河区の久能山東照宮では通常の御朱印にはない徳川家家紋「葵の御紋」をあしらい、「駿河湾フェリー乗船記念」の文字を入れた。姫岡恭彦権宮司(62)は「コロナ禍の中で地域一帯を活性化するには、互いに手を取り合うことが大事
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西伊豆の3小学校 長野県の児童と顔合わせ オンラインで姉妹町交流
西伊豆町の3小学校はこのほど、長野県富士見町の小学校と、児童のオンライン交流会を開いた。合併前から続く姉妹町交流事業の一環。 両町の児童は毎年、夏と冬に互いの町を訪問し、交流を図っている。ことしは新型コロナウイルスの影響で夏の交流ができなかった。2022年1月に西伊豆町の児童が富士見町を訪れる予定で、交流会は顔合わせとして企画した。 それぞれの学校でタブレット端末を活用して実施した。田子小の児童は自己紹介を終えた後、富士見町の児童の地域説明に熱心に耳を傾けるなどして親交を深めた。
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1年の始まりに餅投げ 西伊豆町観光協会、恒例の大会
西伊豆町観光協会は2日、恒例の「もち投げ大会」を同町の堂ケ島公園で開いた。応募で集まった年男と年女、協会関係者らが7千個の餅をまき、集まった大勢の地元住民や観光客とともに新年を祝った。 開催に先立ち、星野浄晋町長が「風もなく穏やかな天候で良い1年の始まり。晴れやかな年になることを願う」とあいさつした。餅投げが始まると、来場者は袋を広げたり、両手を伸ばしたりして餅を拾い集めた。中には「超大吉餅」などの当たりもあり、受け取った人には町伝統の保存食「潮かつお」の正月飾りなどがプレゼントされた。
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サンマ豊漁に期待 新春恒例「乗り初め」 西伊豆・安良里
静岡県内唯一の大型サンマ漁船「第135豊幸丸」を所有する西伊豆町の豊幸漁業は2日、1年の豊漁や海上安全を祈願する恒例の「乗り初め」を同町の安良里漁港で行った。昨年はコロナ禍で中止したため、2年ぶりの開催となった。 船員が日の丸や大漁旗を掲げた船から、約2千匹の冷凍サンマや潮かつおの切り身、菓子を威勢良くまいた。港にはポリ袋やかごを手にした多くの地元住民が駆けつけ、次々と投げ入れられるサンマを夢中で集めながら新年のにぎわいを楽しんだ。 ここ数年のサンマ漁は不漁が続いている。藤井晴正船頭(65)は「コロナ禍により、魚価にも悪影響が出ている。ことしが正念場。豊漁を期待したい」と話した。
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旅館ホテルおかみ お守りをプレゼント 西伊豆、年末年始宿泊客に
西伊豆町の旅館やホテルのおかみでつくる「堂ケ島温泉女将の会」(山本ゆき子会長)は31日~3日の宿泊客に、来年の干支(えと)の寅(とら)にちなんだ手作りのお守りをプレゼントする。松崎町の伊那下神社でこのほど、清祓(はらい)を行った。 配布するのは「五輪館」「天遊」「シーサイド堂ケ島」の3施設で、「正月料金を払うお客様に少しでも気持ちを返せれば」との思いで毎年行っている。お守りはちりめんや綿、洗濯挟みなどを使ってトラをさまざまな表情に仕上げ、ストラップや吸盤式にする工夫を施した。 山本会長は「お客様に喜んでもらうのが楽しみで続けている。ことしも感謝を伝えたい」と話した。
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学生がふるさと納税業務 西伊豆町インターン、冬に初企画
西伊豆町は1月7日まで、NPO法人国際ボランティア学生協会の大学生5人をインターンで受け入れている。関係人口の増加に向けて夏に年1回行っているが、今夏の募集状況が好評だったため、冬に初めて企画した。 学生は主にふるさと納税の受け付け業務を担当し、「地方自治を詳しく知りたい」「町職員や地域との交流を楽しみたい」などと意欲を示している。1月1、2の両日を除く日程で活動し、町の総合計画などについて学ぶ機会も取り入れる。 町役場で行われた任用式で、星野浄晋町長は「正月休みが少ない日程だが、頑張ってほしい」と激励した。国士舘大3年の斎藤真槻さん(21)は「個人情報に関することや、膨大な書類を正確に
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特別養護老人ホームが防災研修 事前準備を確認 西伊豆
西伊豆町の特別養護老人ホーム「太陽の里」はこのほど、ふじのくに防災フェローの資格を持つ町議の仲田慶枝氏を講師に招いた防災研修会を同所で開いた。職員ら約25人が参加し、地震や津波に対する事前準備の大切さなどを学んだ。 職員は町防災マップを活用し、施設周辺の津波浸水や液状化のリスクについて理解を深めた。ワークショップを行い、災害時に想定される被害や優先するべき対応をグループごとに挙げた後、避難経路の確保やさまざまな場面での訓練に日頃から取り組む必要性を確認した。仲田氏は行政や他の介護施設などと連携を強めておく重要性に触れた。 施設は入所者の避難方法などを確認するため、災害時の訓練を月1回行っ
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警察業務に協力 下田署、13個人5団体表彰
下田署は21日、警察業務に協力した功労者への署長感謝状贈呈式を同署で開き、交通安全や特殊詐欺被害防止などに尽力した管内の13人と5団体を表彰した。森正晴署長がそれぞれに感謝状を手渡し「地域の期待に応えるため、治安維持にまい進していく。今後も変わらず、支援をお願いします」と述べた。 感謝状を受けた個人、団体は次の通り。 【個人】志田好恵(下田市)宮本光子(同)佐野晃一(同)相馬知也(同)外岡福美(同)仲田和正(西伊豆町)木村安仁(同)梅田兼男(同)堤栄助(同)土屋守緒(松崎町)土田明美(同)関良志雄(同)小林秀一(同) 【団体】下田自動車学校(下田市)下田有線テレビ放送(同)小林テレビ設
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博物館 画面越しに見学 恐竜骨格標本に興味 西伊豆・仁科小
西伊豆町の仁科小の6年生が20日、遠隔操作ロボットを使い、国立科学博物館を見学する「リモート博物館」を体験した。同館がポストコロナを見据え、自然史博物館への来館機会が少ない地方の学校などを対象に12月から開始した事業の一環で、全国で2例目。同館広報・運営戦略課の吉野千津課長が同校出身の縁で実現した。 児童は研究員の説明を受けながら館内の展示を見て回った。さまざまな恐竜の骨格標本に特に興味を示した様子で見入り、その形や傷を基にそれぞれの生態について理解を深めた。化石が発掘されて復元されるまでの流れも学び、積極的に質問を投げ掛けた。 佐藤澄来さん(11)は「研究員の方から直接説明を聞けて勉強
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縁起物「潮かつお」お飾り 西伊豆・田子で生産着々
西伊豆町田子のカネサ鰹節商店は16日、同地区伝統の保存食「潮かつお」のお飾りづくりを始めた。全国から約50件の注文が入っていて、20日からの出荷に向け、連日作業が行われる。 潮かつおは「正月魚(しょうがつよ)」とも呼ばれ、新年に玄関などに飾る縁起物として受注生産している。この日は塩漬けにして水洗いし、西風にさらしておいたカツオに稲わらを飾り付けた。初の試みとして、地元農家と協力し、肥料にかつお節粉を用いて生産した稲を使用した。 芹沢安久副代表(53)によると、ことしのカツオは例年に比べて大ぶりという。「十分な西風が吹いたことで表面にしわがなく、形がいいものがそろった」と話した。
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園児が生け花挑戦 西伊豆
賀茂地域の若手農家でつくる「伊豆農業青年クラブ」はこのほど、西伊豆町の仁科、伊豆海の両認定こども園でカーネーションを使った生け花ワークショップを開いた。子どもに草花に親しんでもらおうと、毎年行っている花育活動の一環。 伊豆海認定こども園では園児約15人が体験した。赤や黄、ピンクなど14色の中から好きな切り花を10本選ぶと、はさみで茎を切って長さを調整し、自作したペットボトルの花瓶に生けて自慢の作品を完成させた。 花瓶にデコレーションシールを貼る作業も楽しみ、完成品は自宅に持ち帰った。
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タチウオ格安販売 西伊豆の漁師・海沼さん 地域に感謝
西伊豆町の安良里漁港の魚市場を管理する漁師の海沼勝さん(47)がこのほど、一本釣りタチウオの格安販売イベントを同港で行った。約2年前に販売を始めたタチウオのみりん干しの売り上げが5千個を突破したことを記念し、地域への感謝を込めて企画した。 タチウオは同港沖で一本釣りした360匹を用意し、市場価格の5~7割で販売した。「ドラゴン」と呼ばれる1キロ超の大型サイズも並び、販売前から地元住民が列をつくるにぎわいを見せた。13匹購入した60代の女性は「最近は漁師が減り、水揚げも少ない。港が盛り上がるのは久しぶり」と笑顔で話した。 海沼さんは約9年前に静岡市から移住した。「本当の名産品をつくりたい」
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社会を明るくする運動作文 藤井君(仁科小)に優秀賞 西伊豆町
西伊豆町の仁科小6年藤井瑛大君(11)がこのほど、「第71回社会を明るくする運動」の作文コンテスト小学生の部で、優秀賞「県推進委員会委員長(県知事)賞」を受賞し、町役場で伝達式が行われた。 小学生の部には県内から3946点の応募があり、藤井君は最優秀賞に次ぐ上位3人に選ばれた。「社会を明るくする花」と題した作文は、世話の行き届いた花のように「人も誰かが優しく声を掛けてあげたり、そっと見守ってあげたりすれば素直に心を開くことができる」などと思いを記し、いじめや非行のない社会を訴えた。 伝達式では星野浄晋町長が「視点がとても素晴らしい」とたたえ、藤井君に表彰状を手渡した。藤井君は「思ったこと
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6議案を可決 西伊豆町議会閉会
西伊豆町議会12月定例会は8日、最終本会議を開き、本年度一般会計補正予算案など6議案を原案通り可決し、閉会した。 補正予算案には、ふるさと納税の特産品費1億5千万円、カーボンニュートラルの実現に向けた再生エネルギー導入戦略策定の委託費960万円などを計上した。このほか、一般質問には4氏が登壇し、防災対策や小中学校の給食費無償化などについて質問した。
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田子地区斎場建設 議会の意思表明を 西伊豆町長求める
西伊豆町の星野浄晋町長は7日、田子地区の旧テニスコートを候補地とする斎場について、同地区の町クリーンセンター閉鎖後に稼働したい考えを改めて示した。その上で「議会の意思表明があれば前倒しで進めやすい面もある」とも話した。同日開会した町議会12月定例会の一般質問で増山勇氏に答えた。 町は、一部の住民の「田子地区に二つの施設があるのは望ましくない」といった声を受け、下田市で計画が進む広域ごみ処理施設の稼働を待って町クリーンセンターを閉鎖し、斎場を運営する方針を一貫して示している。 ただ、ごみ処理施設の建設地が確定していない状況などから、増山氏は「(下田の)計画を待っていると、斎場建設も遅れる。
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静岡人インタビュー「この人」 福本初夏さん 西伊豆町地域おこし協力隊に就任
9月中旬に東京都から移住し、10月に着任した。地域の水産業の振興を担う。前職はアパレル関係の企業に勤め、OEM事業に携わった。東京都出身。任期は3年間。26歳。 -応募した経緯は。 「さまざまなことを経験してみたいという思いがあり、昔から釣りが趣味だったため応募した。伊豆市に祖父母の実家があり、釣りを楽しむために西伊豆町を何度か訪れたことがあり、なじみがあった」 -業務内容は。 「主に産地直売所『はんばた市場』に勤務し、接客や商品の陳列、ポップ作成など多岐にわたる。現在は就任して1カ月間で学んだ魚の下処理をメインに担当する。さらに腕を磨いていきたい」 -町の印象は。 「実際に生活
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西伊豆の漁港 軽石漂着確認 静岡県内7港目
静岡県は6日、西伊豆町の仁科漁港で海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で発生したとみられる軽石の漂着を新たに確認したと発表した。県内では7港目。各港で漁船などの航行に支障は出ていないという。 港湾企画課によると、同日午前10時までに少量の軽石が仁科漁港内に浮いているのが見つかったという。 県は大量の軽石が県内の港に漂着した場合、漁船を陸上に引き上げたり、オイルフェンスを設置したりして対応する方針で、警戒を続けている。
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横断歩道の渡り方実践 西伊豆の園児
西伊豆町の伊豆海認定こども園で6日、県交通安全協会下田地区支部による交通教室が行われ、3~5歳児が交通ルールについて理解を深めた。 園児は横断歩道の渡り方や道路の安全確認に関する講話を聞いた後、交通安全指導員の実地指導を受けた。園庭や周辺道路を活用し、前後左右や信号を確認して渡るなど、学んだことを実践した。萩本陽向君(6)は「上手にできた。小学生になったら、教わったことを生かしたい」と話した。 交通教室のほか、防犯や防災に関する講話も行われた。
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障害者生活支援、8日から相談会 賀茂5町で
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は8日から、賀茂郡5町で出張無料相談会を開く。 障害のある人の就職相談や障害者手帳の取得、医療費助成など、生活全般に関する相談に応じる。 日程は次の通り。いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 8日=午前10時 西伊豆町保健センター、午後1時半 松崎町役場▽16日=午後1時半、南伊豆町役場▽21日=午前10時 東伊豆町役場、午後1時半 河津町保健福祉センター
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記者コラム「清流」 ロケを誘致するには
西伊豆町がロケ誘致に力を入れている。「地域が協力的になれば可能性は広がる」。先日行われた町職員や関係者対象のセミナーで、ロケツーリズム協議会の藤崎慎一会長の言葉に納得した。 誘致には美しいロケーションや映画など作品の雰囲気とマッチした土地柄が必要。一方、ロケを迎える態勢も、制作側が撮影地を決める有力な材料になるという。地域住民がロケ弁当の開発やエキストラ協力など意欲を示せば、俳優のサインなど権利処理の交渉がしやすくなり、結果的には地元のPRにつながる。 町はこれまでも、さまざまなロケを誘致してきた。ただ、さらに活性化させるには行政の力だけでは限界がある。住民ももう少し関心を持ってみてはどうだ