テーマ : 大井川とリニア

リニア工事の課題説明 静岡県職員が出前講座

 静岡市の市民団体「南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡」と大井川の流域住民でつくる市民団体「大井川の水を守る62万人運動」は7日、リニア中央新幹線工事に関する出前講座を同市葵区の市民文化会館で開いた。県くらし・環境部の職員が講師を務め、工事に伴う課題や県の対応などを解説した。

県職員がリニア工事の課題などを説明した出前講座=静岡市葵区の市民文化会館
県職員がリニア工事の課題などを説明した出前講座=静岡市葵区の市民文化会館

 県の担当者は、県がリニア整備事業の必要性には賛同する立場であることを強調した上で、「南アルプスの地質は複雑で、今までに例のない難しい工事とされている」と指摘。リニア工事に伴う本県の地下水の県外流出や生態系への影響、工事で発生する残土処理の問題などの課題があることを説明した。一方、JR東海と課題への認識が異なるとして「議論、対話が進みにくい」と述べた。
 出前講座は14日に牧之原市の総合福祉センターさざんか、21日に焼津市の焼津文化会館、28日に島田市のプラザおおるりでも開く。

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