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リニアトンネル工事公開 川崎市でJR東海 9月本格掘進へ

 JR東海は15日、川崎市にあるリニア中央新幹線の東百合丘工区で、地下トンネルの工事現場を報道陣に公開した。現在は大型掘削機「シールドマシン」による調査掘進を終えた段階で、本格的な掘進を今年9月ごろ始めるために準備を進めている。

報道陣に公開されたリニア中央新幹線の地下トンネルの工事現場=15日午後、川崎市
報道陣に公開されたリニア中央新幹線の地下トンネルの工事現場=15日午後、川崎市

 昨年9月に調査掘進を終えたシールドマシンは直径約14メートル、長さ約15メートルの円筒形。この日は地下約90メートルのトンネルで停止していた。JR東海は今後、工事で出た土を搬出する装置を設置した後、本格掘進を始める。1日当たり約10メートルを横に掘り進める。
 調査掘進は昨年3月から約半年間、周辺への騒音や振動、地表面の変化を確認するため実施した。全長約4・2キロある工区のうち約133メートルを掘り進め、周囲に影響を与えないことが確認できたという。
 リニアは静岡県の反対で一部区間の工事に着手する見通しが立たず、2027年の開業が困難になっている。

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