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川勝知事 リニア実験線試乗 部分開業「できないと分かった」

 川勝平太知事は2日、山梨県にあるリニア中央新幹線の実験線に試乗し、「素晴らしい日本の技術。なんとか生かさないといけない」と感想を述べた。一方、持論のリニア相模原―甲府駅間の先行開業については「(電気施設の関係で)できないと分かった」と報道陣に話し、これまでの見解を一部改めた。

リニア実験線に試乗する川勝平太知事(左)と案内する金子慎JR東海社長=2日午前、山梨県(JR東海提供)
リニア実験線に試乗する川勝平太知事(左)と案内する金子慎JR東海社長=2日午前、山梨県(JR東海提供)
リニア実験線に試乗し、時速500キロに達したことを確認する川勝平太知事(右)と案内する金子慎JR東海社長=2日午前、山梨県(JR東海提供)
リニア実験線に試乗し、時速500キロに達したことを確認する川勝平太知事(右)と案内する金子慎JR東海社長=2日午前、山梨県(JR東海提供)
リニア実験線に試乗する川勝平太知事(左)と案内する金子慎JR東海社長=2日午前、山梨県(JR東海提供)
リニア実験線に試乗し、時速500キロに達したことを確認する川勝平太知事(右)と案内する金子慎JR東海社長=2日午前、山梨県(JR東海提供)

 川勝知事は県幹部十数人とともに同県都留市のリニア実験センターを訪れ、試験車両に乗車した。実験線区間42・8キロを往復し、「時速500キロでも新幹線と同じくらいしか揺れない。すごい技術だ」などと語った。JR東海の金子慎社長が隣の席に座り、導入されている技術や仕組みを解説した。
 川勝知事が主張している相模原―甲府駅間の先行開業については、変電施設が未整備のため、両駅の開業ができないと同社から説明があったとし、「大きな発見だった」とした。一方で、「リニアに乗りたい人はたくさんいる」とも述べ、「できるところから開業すればいい」との主張は変えなかった。
 9月中旬に金子社長と県庁で懇談した際、実験線試乗の提案を受けた。知事がリニア実験線に試乗するのは、知事就任前の2000年(当時は18・4キロ区間)以来、2回目という。試乗は非公開で行われ、藤枝市で取材に応じた。

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