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リニア部分開業でも「利用客いる」 JR社長、東京―大阪圏など想定

 JR東海の金子慎社長は16日の都内での記者会見で、東海道新幹線「のぞみ」の利用客需要について、リニア中央新幹線が品川―名古屋間で部分開業した段階で、東京圏―名古屋だけでなく、大阪圏など名古屋以西への移動客の一部もリニアに移行するとの見通しを示した。「なるべく早く着きたい客はいる」などと述べた。
 エレベーターなどの乗り換え施設や接続ダイヤを課題に挙げ「乗り換えがスムーズにいけば、リニアを利用する客は十分いるし、そういうふうにしたい」と語った。
 金子氏は常務時代の2010年5月の国土交通省交通政策審議会小委員会で「(リニアの)名古屋開業の時点で(東海道新幹線の)名古屋までの中間駅ではひかり・こだまが増えるので便利になる」と発言した。しかし、この日の会見では「イメージとして申し上げた」とし、当時よりダイヤが過密になった点や不確定要素の多さなどを理由に増便の確約は避けた。

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