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次世代の搬送提案 都内で「国際ロボット展」 ヤマハ発、スズキなど出展

 世界最大規模のロボット見本市「国際ロボット展」(日本ロボット工業会など主催)が29日、都内の東京ビッグサイトで開幕し、ヤマハ発動機やスズキなど県内企業を含む約650社・団体が出展した。人手不足などの課題を抱える多様な現場の省力化、生産性向上に資する最新技術を展示した。12月2日まで。

次世代搬送の実演を行ったヤマハ発動機=29日午後、都内の東京ビッグサイト
次世代搬送の実演を行ったヤマハ発動機=29日午後、都内の東京ビッグサイト
電動車いすのベースユニットの試作機を披露したスズキ=29日午後、都内の東京ビッグサイト
電動車いすのベースユニットの試作機を披露したスズキ=29日午後、都内の東京ビッグサイト
次世代搬送の実演を行ったヤマハ発動機=29日午後、都内の東京ビッグサイト
電動車いすのベースユニットの試作機を披露したスズキ=29日午後、都内の東京ビッグサイト

 ヤマハ発動機は「運ぶの未来図」と題し、自動搬送EV(電気自動車)の荷台の対象物を、ロボットを搭載した無人搬送車(AGV)が受け取り、リニアコンベアモジュールや水平多関節ロボットで構成する検査工程に運び込むまでの次世代搬送システムを実演した。広報担当者は「搬送時間をいかに減らし省人化できるか、ヤマハ発の技術でトータルに提案したい」と話した。
 初出展のスズキは、約50年前から開発する電動車いすの足回り技術を応用した四輪機構「電動モビリティベースユニット」の試作機を展示した。「人が安心して移動できる性能を追求してきた」(次世代モビリティサービス本部)という安定性や走破性で段差や坂を乗り越える様子を披露。自動車品質の塗装でさびにも強いといい、他の企業の技術と組み合わせて農業、配送、除雪など多様な活用事例を実機などで紹介した。
 ヤナギハラメカックス(吉田町)はベンチャー企業と組み、コンベヤー上の個体差がある農産物の画像から重さの情報を取得し、柔軟につかんで運ぶロボットを組み込んだシステムを紹介した。

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