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リニア「自治体、JRと連携」 首相、早期整備へ決意

 岸田文雄首相は26日の参院代表質問で、リニア中央新幹線の早期整備に向けて「自治体やJR東海と連携して丁寧に取り組んでいく」との決意を改めて示した。牧野京夫氏(静岡選挙区)への答弁。
 首相は、大井川の流量減少や南アルプスの環境保全について、国の有識者会議が対策を取りまとめ、課題解決が図れると説明した。国土交通省によるリニア開業後の東海道新幹線の停車本数調査にも言及。静岡県内駅への停車本数が増加し、経済効果が見込まれるとメリットを強調した。
 JRが難色を示している2023年度内の名古屋―大阪間の環境影響評価(アセスメント)に関しては、「年内着手を目指す」と述べた。JRは4月時点で、同区間のアセスは「静岡工区の見通しがはっきりした段階で考えていく」と説明している。
(東京支社・山下奈津美)

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