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水、環境保全「積極関与を」 リニア工事流域10市町長 あす国交省要望

 リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、流域10市町(島田、焼津、掛川、藤枝、袋井、御前崎、菊川、牧之原、吉田、川根本)の首長が20日、国土交通省の上原淳鉄道局長に大井川の水資源や環境の保全に向け、国の積極関与を求める要望書を連名で提出する。18日、島田市が発表した。
 有識者会議「静岡県中央新幹線環境保全連絡会議」のオブザーバーやJR東海への指導に加え、県とJRの対話への参加や調整に積極的に関わるなど課題解決に向け、より強い指導力の発揮を国交省に要望するという。岸田文雄首相が年頭記者会見で、「水資源と環境保全について、地元自治体との調整や国土交通省の有識者会議での議論をさらに進めていく」と発言したことなども踏まえたとみられる。
 流域市町からは染谷絹代島田市長、北村正平藤枝市長、杉本喜久雄牧之原市長が参加する。国交省側は上原鉄道局長と奥田薫技術審議官、森信哉施設課長が出席し、意見交換の場も設ける。

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