テーマ : 大井川とリニア

水問題など質問196件 JR東海、主な問答をホームページで公開

 JR東海は26日、リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川水問題に関して、7月から募集していた意見・質問が計196件あったと発表した。水問題に関する主な質問と同社の回答を取りまとめ同日、ホームページで公開した。
 10月13日までの3カ月間で84人から寄せられたという。内容別の内訳は、水問題に関することが92件、リニア計画全般が62件、生態系への影響が10件、その他32件だった。
 水問題についての主な意見・質問として「農業用水がなくならないのか心配」や「田代ダムの取水を抑制し、大井川に還元する方策は実現可能か」など22問があったとした。同社は田代ダム活用案の実現性について、県側との協議経過に触れた上で「関係者の理解を得た上で(ダムを管理する)東京電力リニューアブルパワーと具体的な協議を進める」などと回答した。
 同社は7月に大井川の水資源に対する自社の取り組みを記した冊子を作成、配布していて、この冊子を含め意見や質問を募った。今回寄せられた主な質問と回答は新たに冊子にまとめ、大井川流域など県内11駅でも配布している。引き続き意見や質問を募集している。

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