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任期折り返しで所感 「危機管理 取り組む」 川勝知事会見

 川勝平太知事は27日の定例記者会見で、7月に迎える4期目の任期折り返しの所感を問われ、「折り返しの感はない。まっただ中にいる」と答え、熱海市伊豆山の土石流災害や静岡県内各地で発生した豪雨災害、リニア中央新幹線問題などの懸案の解決に取り組む姿勢を示した。
 2021年6月の4選直後に発生した熱海市の土石流災害や、22年9月、23年6月の台風による被災を振り返り、「危機管理がいかに大事かと常に言い聞かせている中で惨事に至ったのは痛恨の極み。想定外のことが起こるということを念頭に置き、県庁を挙げて取り組む」と述べた。
 リニア問題については、「静岡が直面している水と(トンネル掘削による)発生土の問題はまだ解決されていない」とし、「多くの方に理解してもらいたい。何とか解決したいとの強い強い意志がある」と強調した。
 静岡県が23年の国内開催都市となっている「東アジア文化都市」事業を通じた発信や、医療の充実、新型コロナウイルス禍を契機に顕在化した首都圏集中のリスクと地方分散型社会の実現を進める考えも示した。

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