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リニア工事 事業影響評価協で環境保全の議論を 静岡の市民団体要望

 静岡市の市民団体「南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡」は4日、同日開催されたリニア中央新幹線工事に関する静岡市の事業影響評価協議会に先立って、南アルプスの自然環境保全について同協議会で議論を掘り下げるよう求める要望書を市に提出した。

要望書を提出する市民団体関係者=静岡市役所静岡庁舎
要望書を提出する市民団体関係者=静岡市役所静岡庁舎

 要望書では、同協議会の審議スケジュールの見通しや、国土交通省の専門家会議がまとめた環境保全に関する報告書案の課題、論点の具体的な内容を明らかにし、文書で回答するよう市に求めた。JR東海からの説明を市議会に共有する場を設けることも要望した。
 同団体は別の市民団体「大井川の水を守る62万人運動」とともに県にも要望書を提出。国の報告書案に対する県の対応を支持するとした上で、JR東海の環境影響評価(アセスメント)の検証を徹底することなどを要求した。

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