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川勝知事の取り組み評価 環境保全継承を期待 市民8団体

 市民団体「リニア新幹線を考える県民ネットワーク」など8団体は12日、川勝平太知事の辞意表明に対する声明を発表した。川勝知事のリニア中央新幹線問題への取り組みを評価した上で、次期知事にも水資源と生物の保全を重視する姿勢の継承を期待した。
 8団体は、川勝知事が「トンネル湧水の全量戻し」を主張してJR東海との対話のテーマとした点、水資源と生物多様性の二つの専門部会を立ち上げてJRに環境保全の課題を指摘した点を評価。「『リニアより水と環境が優先』という川勝路線の継続を求めたい」と訴えた。
 川勝知事は辞職理由にリニア問題が「大きな区切りを迎えた」ことを挙げたが、県庁で記者会見した県民ネットワークの林克共同代表は「真意を確認しないと評価は難しい。課題はまだ残されている」と述べた。知事選については「各候補の考えを聞きたい」と注視する意向を示した。

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