テーマ : 大井川とリニア

東電RPとの協議、専門部会に報告 リニア田代ダム案 JR東海社長が示唆

 JR東海の丹羽俊介社長は20日に名古屋市で開いた定例記者会見で、リニア中央新幹線トンネル工事湧水の静岡県外流出対策を巡る東京電力リニューアブルパワー(東電RP)との協議に関連し、「県の専門部会から協議状況について質問があれば答えることになる」と述べ、協議の途中でも必要に応じて県の専門部会に状況を報告する考えを示した。
 JRは大井川上流域にある田代ダムの取水を抑制するトンネル湧水県外流出対策について、ダムを管理する東電RPと実現に向けた協議を6月下旬に始めたと発表している。丹羽社長は「流域の関係者の水利用に影響がないようにすることが大事」と述べ、東電RPのほかに大井川にダムを設置する中部電力などに対しても、今後、取水抑制の具体的な方法を説明する考えを示した。東電RPとの協議をまとめる時期については「相手があることで、示すのは難しい」とした。

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