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川勝知事、2023年の漢字は「脱」 リニア開業時期「27年から脱した」 コロナ禍、熱海土石流警戒区域も

 川勝知事は年内最後となる26日の定例記者会見で、今年1年を表す漢字一文字を問われ、色紙に「脱」と書いた。理由の一つに熱海市伊豆山の土石流被災地の警戒区域が9月に解除されたことを挙げ、「生活再建に向けて一歩踏み出した」などと述べた。2023年に本県が開催都市となった東アジア文化都市事業や、新型コロナウイルスの感染症法上の分類引き下げ、リニア中央新幹線を巡る開業時期の表現変更なども理由に挙げた。

今年と来年の漢字を披露する川勝平太知事=26日午後、県庁
今年と来年の漢字を披露する川勝平太知事=26日午後、県庁

 知事は「脱コロナが地に着いてきた」としたほか、東アジア文化都市に関し「47都道府県の代表となり、日本の文化の顔として恥ずかしくない1年だった。ローカルからナショナルに脱したと言える」と述べ、本県が全国区になったと胸を張った。
 リニア問題については、JR東海が品川―名古屋間の開業時期を2027年から「27年以降」と事業計画を改めたことを受けて、「JR東海が27年という“くびき”から脱した」などと話した。
 知事は併せて、来年の一文字に「翔」を掲げた。大リーグで活躍を続ける大谷翔平選手を例に、「本県は富士山と同じ世界クラスになった。来年の干支(えと)の竜のように富士山の頂上にかけ上る」と、独特の表現で本県の飛躍を目指す姿勢を述べた。

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