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静岡市議会各会派 給食無償化やPFAS巡り意見書案 議運に提出

 静岡市議会は27日、議会運営委員会を開き、全国一律の学校給食費無償化実現を国に求める意見書など各会派から3件の意見書案の提出があったことを報告した。各会派で賛否などを協議し、11月定例会本会議に提出するか決める。
 市議会最大会派の自民党市議団は給食に関する意見書案のほか、台湾のCPTPP(包括的・先進的環太平洋経済連携協定)への加入支援を国に求める意見書案を提出した。共産党市議団が提出した意見書案では、清水区三保地区の井戸水などで発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が国の暫定指針値を超えて検出された問題を受け、健康影響や環境に対する評価手法を明確にして自治体に情報提供することなどを国に求めるとした。
 市職員給与改定に伴う人件費増額分を盛り込んだ2023年度一般会計補正予算案は、12月1日の11月定例会本会議に追加提出する日程を確認した。総括質問は、代表質問を29日に5会派が、個人質問を30日と12月1日に計15人がそれぞれ行うとした。
 総括質問の順番と件名は次の通り。
 【29日】平井正樹(自民)市長の政治姿勢、本市の財政状況、子育て環境▽白鳥実(創生静岡)市長の政治姿勢、防災対策、文化とスポーツによる振興、環境行政▽小山悟(志政会)産業振興、清水のまちづくり、スポーツ振興、安定した市政運営、教員確保、交通政策、デジタル化推進▽長島強(公明)物価高騰対策、子育て・教育、高齢者支援、都市基盤、消防体制▽寺尾昭(共産)市長の政治姿勢、PFASの安全対策
 【30日】宮沢圭輔(創生静岡)市政運営、建設発生土▽児嶋喜彦(志政会)多目的アリーナ、スポーツ交流、海洋・地球総合ミュージアム、市美術館、文化財の活用▽宮城島史人(自民)市合併20年における今後の観光施策、子ども対策、三保地区の環境▽井上智仁(公明)財政、公民連携、市政変革研究会▽栗田裕之(創生静岡)姉妹都市交流、プラスチック資源の分別回収、中小事業者の資金繰り支援▽杉本護(共産)生活保護行政、国民健康保険料▽鈴木直人(自民)ウェルビーイングの環境づくり、住宅政策
 【12月1日】島直也(自民)子どもを産み育てやすいまちづくり、学校施設の維持管理、安倍川駅周辺整備▽市川正(共産)市の清掃業務▽安竹信男(創生静岡)リニア新幹線「南アルプス駅」建設▽尾崎行雄(自民)学校統合等による閉校施設活用、豊かな森づくり、農地保全▽長沼滋雄(創生静岡)市制施行20周年を迎えた市、文化とスポーツによる振興▽松谷清(緑の党)社会の大きな力と情報公開・市民参加、南アルプスとリニア中央新幹線、学校給食の地産地消▽内田隆典(共産)会計年度任用職員制度、PFAS対応▽池谷大輔(自民)市長の市政方針、公金の運用、ふるさと納税、AI利活用、ホストクラブ問題

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