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子育て、暮らし、防災に力/静岡市 活性化や生活巡り主張/浜松市 静岡、浜松両政令市長選告示

 浜松、静岡両政令市長選は26日告示され、ともに新人同士による選挙戦に突入した。冷たい雨が降る中、各候補者は市街地などでマイクを握り、現市政の評価と併せ、人口減少対策や地域振興に向けた自身の主張を有権者に訴えた。

支援者と握手する山田誠候補=26日午前、静岡市葵区
支援者と握手する山田誠候補=26日午前、静岡市葵区
支持者とグータッチする鈴木千佳候補=26日午前、静岡市葵区
支持者とグータッチする鈴木千佳候補=26日午前、静岡市葵区
有権者に支援を訴える難波喬司候補=26日午前、静岡市葵区
有権者に支援を訴える難波喬司候補=26日午前、静岡市葵区
有権者と握手をする中野祐介候補=26日午後、JR浜松駅前
有権者と握手をする中野祐介候補=26日午後、JR浜松駅前
有権者に支持を訴える嶋田博候補=26日午前、浜松市中区
有権者に支持を訴える嶋田博候補=26日午前、浜松市中区
支援者と握手する山田誠候補=26日午前、静岡市葵区
支持者とグータッチする鈴木千佳候補=26日午前、静岡市葵区
有権者に支援を訴える難波喬司候補=26日午前、静岡市葵区
有権者と握手をする中野祐介候補=26日午後、JR浜松駅前
有権者に支持を訴える嶋田博候補=26日午前、浜松市中区


 子育て、暮らし、防災に力 静岡市
 新人の山田誠候補(61)は葵区の青葉シンボルロードで出陣式に臨んだ。人口減少対策を「一番の公約」に掲げ、規制緩和による企業誘致や若者の起業支援、小中学校の給食費無償化など子育て支援に取り組むと強調した。ふるさと納税の推進や福祉施策にも注力するとし、「企業や政党ではなく市民が静岡の将来をつくる。私が静岡を変える」と決意を示した。
 新人の鈴木千佳候補(52)は葵区の新静岡セノバ前で出陣式に臨み、「今回の争点ははっきりしている。3期12年続いた現市政の転換か継続かだ」と主張した。海洋文化施設などを取り上げて「大型ハコモノ事業を優先し、国の方針に追随して市民の声にも向き合わなかった」と現市政を批判した上で、「暮らし、子育て応援の市政を実現する」と声を張り上げた。
 新人の難波喬司候補(66)は葵区の常磐公園で第一声を放った。昨年11月の出馬表明後、自治会や企業を現場訪問する中で「社会の大きな力」を実感したとして「地域の方々の思いや行動を下支えし、一緒に走る」と力を込めた。昨年9月の台風15号における市の災害対応を「失敗だった」と断じ、「実務をしっかり回して結果を出す」と市政運営の在り方を唱えた。


 活性化や生活巡り主張 浜松市
 新人の中野祐介候補(53)はJR浜松駅前で出陣式を行い、鈴木康友浜松市長や市内政財界関係者、支援者ら約700人を前に、第一声を上げた。地方創生や地方自治に関わってきた経験から、「全国を回り、故郷浜松の力を改めて感じた」と強調。「市民の力を結集してまち、人、仕事の創生を進め、日本をけん引するような元気な浜松にしたい」と誓った。
 新人の嶋田博候補(74)は中区の事務所前でマイクを握り、4期16年にわたった現市政を経済界、大企業優遇と批判。政権に対しても軍備増強へ増税を行う「悪政」と断じた上で「市民の暮らしを守る防波堤になる」と語った。市が検討中の家庭ごみ処理有料化反対、大企業への補助金廃止を唱え、「(現市政の)評価を問うべき時だ」と訴えた。

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