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静岡空港新駅構想を発表 山梨県の長崎知事 高速交通研究会

 山梨県の長崎知事は31日の期成同盟会の総会で、同盟会内に設置した高速交通の将来像に関する研究会の案として、静岡空港に東海道新幹線の新駅を整備する構想を発表した。「国際空港と高速鉄道が結節する駅は例がなく、画期的だ。広域にメリットが波及する」と意義を強調した。
 研究会はリニア開業後の沿線地域の将来像を発信し、早期建設の機運を高める目的で1月に発足。今回の案では、新幹線と空港が結び付く効果として、ビジネスや観光分野での交流拡大を挙げた。利便性向上を目的に、東海道新幹線の新横浜―小田原駅間への新駅設置も提示した。
 山梨県は研究会の事務局を務めている。静岡空港新駅は、静岡県が以前からJR東海に整備を要望している構想で、長崎知事は期成同盟会で実現性を議論すべきとの考えを示していた。長崎知事は「(案に対する)各都府県の意見を取りまとめ、国やJR東海に働きかけていく」と述べた。

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