夜菊や竹あかり 幻想的に 三島・楽寿園と三嶋大社でライトアップ 12日まで
三島市の楽寿園と三嶋大社で12日まで、ライトアップイベントが開かれている。菊の花や盆景、竹あかりで幻想的な雰囲気を演出。近隣飲食店では特別メニューも提供し、夜の町歩きを楽しめる。
楽寿園では30日まで開催する「楽寿園菊まつり」の一環で、夜菊鑑賞を実施。12日までの期間中は午後5時~8時半に無料開園している。今年の大型盆景は、大河ドラマで注目を集める徳川家康ゆかりの「久能山東照宮」がモチーフ。約8千鉢の菊であしらった約3分の1サイズの拝殿と鼓楼の周りには和傘も配置した。愛好家が丹精込めて育てた菊の展示も行われ、来場者は昼間とは違った光景を堪能している。
菊まつりでは土日を中心にさまざまな催しを展開中。三島フードフェスティバルが開かれる23日は入場が無料になる。今年はつぼみが固く、今月中旬から下旬にかけて見頃のピークを迎えるという。
三嶋大社では午後5~9時、厳島神社とご神木のクスノキの周辺に設置した竹灯籠が点灯し、細工を施した竹からこぼれる淡い光が周囲を照らしている。8、9日の午後5時からは舞殿で雅楽師の東儀秀樹さんの演奏も予定されている。
市と市観光協会は、市街地への回遊促進を図るため「鎌倉殿ゆかりの街 三島はしご酒」を開催中。市内19店舗でフード、ドリンク各1品の「鎌倉殿セット」(千円)を注文するとスタンプがもらえ、源頼朝が行った「二所詣で」にちなんで2個集めると記念品がプレゼントされる。
(三島支局・岡田拓也)