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テーマ : 三島市

東レ、ホーム戦集客に本腰 新規ファン開拓へ戦略練る バレーボールⅤ1男子

21日に行われた東レのホーム戦。ペンライトを使うなど演出に工夫を凝らした=三島市民体育館(東部総局・田中秀樹)
 バレーボールVリーグ1部(V1)男子の東レが今季、ホーム戦の集客に本腰を入れ始めた。来季から始まるSVリーグの参入資格に「2030年からホームゲーム数の80%以上を5000人以上入場可能なアリーナで開催すること」などが条件として示された。22日に開催された三島市民体育館でのホーム戦入場者は1200人余り。集客アップには思い切った仕掛けが必要だ。
 三島市が拠点の東レが今季県内で開催するホーム戦は計16試合。昨季まではVリーグの窓口を通じてチケットを販売していたが、今季からチーム独自の販売サイトで全チケットの8割を販売する。小林敦GMは「直接販売できるようになり、柔軟に動けるようになった」とファンクラブ向けの先行販売など独自の方法を模索する。
21日に行われたホーム戦で今季初勝利を挙げた東レの選手
 パリ五輪予選を突破した日本代表の活躍を追い風に、14日に開幕したV1男子は順調な滑り出しを見せている。東レも11月4、5日の三島市民体育館でのWD名古屋戦は既に完売。三島や沼津市総合体育館の収容人数ではチケットが不足する人気ぶりだ。
 一方で、最大約4千人収容とされる静岡市の草薙このはなアリーナでは毎年、集客に苦戦している。県東部に比べると中部での知名度はいまひとつ。新しいファンの開拓が鍵になる。小林GMは「お客さんの満足度を上げ、ライトなファンも取り込む工夫が必要」と来年1、2月の草薙開催に向けて戦略を練っている。
 (結城啓子)

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