三島甘藷 出来は上々 JAふじ伊豆で目ぞろえ会
JAふじ伊豆の三島函南甘藷(かんしょ)部会は16日、三島市の同JAよりそいプラザ佐野で出荷が始まった特産サツマイモ「三島甘藷」の目ぞろえ会を開き、出荷基準を確認した。市内の学校給食の提供費用を支援するサポーター企業名が入った新たな出荷箱もお披露目された。
![出荷基準を確認する生産者ら。サポーター企業入りの出荷箱もお披露目された=三島市のJAふじ伊豆よりそいプラザ佐野](/news/images/n134/1337813/IP231016TAN900061000_0001_CDSP.jpg)
同部会は毎年、市内の小学校に三島甘藷を無償提供している。資材価格の高騰による農業者の負担を減らすため、昨年からサポーター企業を募集。今年は昨年の7社から16社に支援の輪が広がり、中学校にも地元の特産物を届けることが決まった。
三島甘藷の出荷は6日、ほくほくした食感の「紅あずま」を皮切りに始まった。今年は猛暑の影響で小ぶり傾向にあるが、味は例年通り上々の仕上がりという。年末ごろから、しっとりとした強い甘みが際立つ「紅はるか」、滑らかな舌触りの「シルクスイート」と続き、3月ごろまでに約100トンの出荷を予定している。
(三島支局・岡田拓也)