三島旅の魅力、Z世代に届け! 観光協会と日大生タッグ SNSや動画活用法探る
三島市観光協会が日大国際関係学部の協力を受け、若者目線の三島プロモーションに乗り出した。このほど三島商工会議所で学生との会合を開き、スマートフォンの存在が当たり前のZ世代向けに響く観光情報の発信について意見を交わした。
![学生が制作したPR動画を見ながら意見を交わす松井さん(左から2人目)と山崎さん(同3人目)=三島市の三島商工会議所](/news/images/n135/1342497/IP231019TAN900113000_O.jpg)
国際観光開発論の授業の一環で、学生から7月に提案された観光振興策の具体化を目指す。この日は、友達同士やデート向けなど状況別のモデルコースを考えた松井玲奈さんと、交流サイト(SNS)を生かした発信の必要性を訴えた山崎愛花さんを招き、若者の観光に対する考えを聞いた。
県外から通学する2人は「授業で初めて三島を観光し、良さを知った」と同世代向けの情報の少なさを課題に挙げた。「TikTok(ティックトック)」「インスタグラム」を中心に観光情報を収集しているといい、写真映えする場所や食、若者が楽しんでいる動画の重要性を強調した。友人との食べ歩きでは、手頃な価格でインスタ映えする店を求めた。
同協会は年内をめどに、若者向けのモデルコース開発やSNSによる情報発信の強化を図る。
(三島支局・岡田拓也)