第3の居場所づくりに力 研究会設立 観光に新たな特色 三島市観光協会
三島市観光協会が、自宅や職場ではない第3の居場所「サードプレイス」づくりに力を入れ始めた。コミュニティーや居場所づくりを実践する人をメンバーに迎えた研究会をこのほど設立。人が集まり、交流できる場を市内に増やし、関係人口の増加につなげようとしている。
![メンバーが取り組む事業や取り組みについて報告し合った会合=三島市](/news/images/n134/1333796/IP231005TAN900084000_O.jpg)
研究会メンバーは、まちづくりや子育て支援の拠点、会員制スパイス居酒屋やゲストハウスの運営などに市内で取り組む13人。市内で開いた初会合では、メンバーが現在取り組む事業を報告し合った。
今後は隔月で開く勉強会の講師として、同協会の会員に取り組みを発信する。それぞれのノウハウや知恵を共有し、新たなサードプレイスの創出を目指す。
三嶋大社など名所を訪れる従来型の観光に加え、何度も通いたくなる場所や会いたくなる人を増やし、三島観光の特色として新たに打ち出そうとする狙い。西原宏夫会長は「県外からも注目を集める面白い取り組みを知らない市民は多い。まずは面白い人にスポットを浴びせ、自分もやりたいという意欲のある人が出てきてほしい」と期待した。
(三島支局・岡田拓也)