昨年は国際映画祭入選 若者と作る 三島映画第2弾 街の魅力再発見 参加募る
地元企業や自治体の課題解決を支援する三島市の「OASTBLUE(オーストブルー)」は11月から、若者と一緒に短編映画を制作するワークショップを実施する。映画作りを通し、三島の魅力を再発見して好きになってもらう狙いで、昨年に続く第2弾。10月15日まで参加者を募集し、神田輝和社長は「何も考えずに送る日常の景色が明るくなるようなきっかけにしたい。気軽に参加してほしい」と呼びかける。
![オンラインで藤森監督と打ち合わせする神田社長(右から2人目)ら運営メンバー=三島市](/news/images/n133/1326181/IP230928TAN900010000_O.jpg)
昨年は三島市の伝統芸能を題材に描いた「しゃぎり」を制作し、アジア最大級の国際短編映画祭で入選した。制作の過程で学生の変化を目の当たりにした神田社長は「想像以上に学生の熱量がすごかった。長く三島の文化にしていきたい」と今年の実施を決めた。
参加者は同市出身の映画監督藤森圭太郎さんをはじめとした映画作りのプロの手助けを受け、企画、脚本制作、撮影、編集までを手がける。今回は三島や作品と向き合う時間を多くするため、制作期間を前回の3倍近い9カ月に設定した。藤森さんは「企画や脚本づくりの議論を重ねることで密度の濃い物になる。学生の思いを盛り込んであげたい」と語る。
13~23歳が対象で、参加費は無料。定員は約15人。応募多数の場合は抽選する。問い合わせは同社のメール<info@oastblue.co.jp>へ。
(三島支局・岡田拓也)