仲間と協力、体動かそう ラグビー元日本代表の小野沢さん 三島・徳倉小で授業
三島市の徳倉小でこのほど、ラグビー元日本代表小野沢宏時さんを講師に迎えた体育の授業が行われた。3年生約70人が2日間にわたって仲間と一緒に考え、協力しながら体を動かす楽しさを味わった。
![小野沢さん(右から2人目)の指導でゲームを楽しむ児童=三島市の徳倉小](/news/images/n134/1338485/IP231016TAN900018000_O.jpg)
小野沢さんは、ラグビーボールを使った鬼ごっこのようなゲーム「チェイスボール」を紹介した。ボールを持った児童がグラウンドにある輪を踏んだ回数が得点になり、相手2人に触られると攻守交代するルール。出場していない選手が得点を数えるため、児童は積極的に声をかけ合いながらプレーした。チームの連携や協力を重視する小野沢さんは「どうしたらうまくできるか話し合って」などと会話を促した。
小野沢さんは東京都世田谷区などで、協働や共感をテーマにラグビーと道徳を組み合わせた授業を実施している。県内でも普及を図ろうと活動中で、三島市教委を通じて授業の実施を申し出た。