三島市観光協 箱根理事長招き講演会 近隣理解深め、連携し活性化へ
三島市観光協会はこのほど、箱根町観光協会の勝俣伸理事長(富士屋ホテル社長)を招いた講演会を同市の三島商工会議所で開いた。近隣観光地の現状や課題を理解し、連携した観光振興に役立てる。
![箱根観光の現状について講演する勝俣理事長(右)=三島市の三島商工会議所](/news/images/n133/1327638/IP230926TAN900100000_O.jpg)
勝俣理事長は、観光の活性化に向けて「点ではなく面でとらえることが重要」と語り「箱根をひとつのテーマパークとしてつくっていく必要がある」との認識を示した。箱根は地元で生産物がない一方「優秀な料理人など提供する技を持っている」との特徴も紹介。インバウンド(訪日客)を取り込むため、外国語が堪能だけでなく救急救護や箱根に関する知識を持ったガイドの育成に取り組んでいることもPRした。
会員をはじめ学生ら約160人が参加し、日本有数の観光地について理解を深めた。今後も隔月で周辺の観光関係者を招く予定という。