児童がイネの生態学ぶ 三島・遺伝研で夏休み講座
三島市の国立遺伝学研究所でこのほど、夏休み子ども遺伝学講座が開かれた。市内の児童約40人が、イネの生態について学んだ。

遺伝学の普及や教育に取り組む公益財団法人遺伝学普及会と三島市の連携事業。「植物はどうやって成長するの? イネの形ができるところを観察しよう」と題し、植物遺伝学を専門とする同研究所の佐藤豊教授が講師を務めた。
参加者はイネの葉を丁寧にはがして観察し、葉が根の付近までつながっていることを発見。タブレットのカメラ機能を使って葉の構造も確かめた。葉の端がギザギザになっていることや、葉の表面にある白い斑点が気孔であることなども知り、食い入るように顕微鏡をのぞき込んだ。