テーマ : 医療・健康

静岡市長「検査の信頼性確認必要」 清水区のPFAS調査 複数機関で検査へ

 静岡市の難波喬司市長は22日の定例記者会見で、同市清水区三保の化学工場周辺の水路などから発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が高濃度で検出されたことを受けて市が同区内の23カ所の井戸で実施したPFAS濃度調査について、「理解できないデータがあった。検査方法の信頼性を確認する必要がある」として、別の検査機関でも検査を行うと説明した。結果の公表は12月中旬ごろになる見通し。
 難波市長は11月8日の記者会見で、同区三保地区だけでなく、折戸、駒越地区まで範囲を広げて濃度調査を実施し、11月中に結果を公表するとしていた。同工場から離れた地区の井戸で高濃度のPFASが検出されるなど仮説と異なる結果が出ていることから、市環境保健研究所に加え、別の検査機関2カ所でも同じ検体を調べることにしたという。難波市長は「検査の信頼性を確認した上で結果を評価し、対応方針を考えたい」と述べた。
 同工場周辺の5カ所で毎日実施している調査の結果についても、一時的に公表を取りやめる。

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